新型アウディA8 エンジン、パナメーラ・ターボのV8か 値上がり予想

もくじ

ー V8 4.0 TFSI、20psほど増強か
ー 内外装、あくまで控えめに
ー 技術面、A8と共通　値上げも

V8 4.0 TFSI、20psほど増強か

アウディのフラッグシップ・サルーンであるA8のスポーツモデル「S8」のテスト風景を入手した。

場所はノルドシュライフェ。4.0 TFSIエンジンを搭載すると見られ、現行型より20psほどの増強となるだろう。同じグループのパナメーラ・ターボと同じユニットを独自に味つけするはずだ。

言い方を変えると、メルセデス-AMG S63の612psには及ばない。ただし同車をふくむライバルよりも俊足であることは十分に考えられる。0-100km/hタイムは4秒を切るのではないだろうか。

その一助となるのが、現行型よりも軽量な構造であること。ベースとなるA8のストラクチャーは、実に58％がアルミニウムであるのだ。現行A8は以前よりも95kg軽くなった。したがって次期S8の乾燥重量は1900kgほどになるのではないか。決して軽くはないが、サイズを考えると優秀だ。

内外装、あくまで控えめに

外観は、他のアウディの「S」ファミリーと同じく、ことさらにパフォーマンスをひけらかさないだろう。

テスト車がS8であると判断できたのは、21インチホイールの向こう側に大きなブレーキが組みこまれていたから。テールライトも、わずかだがブラックになっている。

技術面、A8と共通　値上げも

敏しょう性と安定性を両立させる四輪操舵をはじめ、48Vの電気アーキテクチャーがコントロールする可変サスペンション、レベル3の運転支援などの技術面は標準のA8と変わらないだろう。

先進性を全面に押しだしたインテリアは、アルカンターラ巻きの太いステアリングなどで「S」であることを控えめに主張するはずだ。

先代の英国価格は8万3925ポンド（1276万円）であった。次期型は値上げが予想される。

販売時期は2019年と見られる。