SUBARU BRZが一部改良を実施。上質さとさらなるスポーティさを実現した「STI Sport」を新たに設定

　SUBARUは2023年9月22日、一部改良を実施したBRZを発表した。

車種展開および車両価格は以下の通り。

R：6MT330万円／6SAT335万5000円

S：6MT348万7000円／6SAT354万2000円

STI Sport：6MT376万2000円／6SAT381万7000円

　今回の改良は、安全装備の拡充や走行性能の向上などを図るとともに、上質さとさらなるスポーティさを実現した「STI Sport」グレードを新規に設定したことが特徴である。

　まず安全装備の面では、MT車にアイサイトを標準装備したことが訴求点。新たに開発したMT車向けアイサイトは、既存のBRZのオートマチックトランスミッション車向けのアイサイトをベースに、プリクラッシュブレーキや追従機能付きクルーズコントロール、車線逸脱・ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、後方ソナー警報機能のクリアランスソナーを装備。アイサイトの高い衝突回避、衝突被害軽減、運転負荷軽減の各性能へMT車の特性に合わせた制御を施してリアルワールドの幅広いシーンでの安定した動作を実現し、運転する愉しさと安心を高い次元で両立させた。また、VDC（ビークルダイナミクスコントロール）の制御を最適化して、コーナリング時の走行安定性および安全性能を向上。さらに、Rグレードに装着する17インチタイヤ（215/45R17サイズ）を新パターンに変更して、走行性能をより高めた。

　パワーユニットは基本的に従来と共通で、FA24型2387cc水平対向4気筒DOHC筒内直接＋ポート燃料噴射D-4Sエンジン（最高出力235ps/7000rpm、最大トルク25.5kg・m/3700rpm）を搭載している。

　新設定のSTI Sportグレードの内容に話を移そう。

　最大の注目は足回りのセッティング変更で、懸架機構にはSTIチューニングの日立Astemo製SFRDフロントダンパーとSTIチューニングのリアダンパーを装備。シューズには215/40R18サイズのハイパフォーマンスタイヤとダークメタリック塗装の専用18インチアルミホイールを組み込み、より応答性を高めたハンドリングや滑らかで質感の高い乗り心地を実現する。制動性能の強化も図り、ハードな状況でも安定した制動力を発揮するbrembo製ベンチレーテッドディスクブレーキ（フロント：17インチ4ポッド対向キャリパー／リア：17インチ2ポッド対向キャリパー）をオプションで設定。キャリパーはゴールドで彩った。

　エクステリアについては、“BRZ”チェリーレッドレターマーク付きのフルLEDヘッドランプや、クリスタルブラックシリカで塗装した電動格納式リモコンドアミラーとシャークフィンタイプルーフアンテナを専用装備。前後にはSTIエンブレムを配する。ボディカラーはクリスタルホワイトパール、アイスシルバーメタリック、マグネタイトグレーメタリック、クリスタルブラックシリカ、イグニッションレッド、サファイアブルーパール、WRブルーパールという計7色をラインアップした。

　内包するインテリアは、ボルドーをアクセントにあしらった艶やかでスポーティなキャビン空間を演出したことがトピック。装備としては、ボルドーリング加飾のBOXERメーター（STIロゴ入り）やダークキャストメタリックのシフト回り加飾およびヒーターコントロールダイヤル＆スイッチ、レッドタイプのSTIロゴ入りプッシュエンジンスイッチ、ブランノーブ表皮巻＋レッドステッチのメーターバイザー＆ドアトリム ショルダーパッドなどを専用装備。シートはブラック＆ボルドーを基調とし、表皮にウルトラスエード（ブラックアクセント）×本革を張るとともに、レッドステッチやSTIロゴを配した。

Comments

[glp********]

STIスポーツのシートや内装の質感は下げていいから、ブレンボを標準で付けたグレードがほしい。

[pjh********]

このスペックで３００万円台は安い。