■極上のNSXがオークションに登場! 中身はどんなクルマなのか
ホンダ「NSX」は同社を代表するスーパーカーです。
初代、2代目と存在しますが、今回は初代がオークションに登場しました。
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NSXは1990年にデビュー。車名はホンダの新しいスポーツカー、「ニュー」「スポーツカー」と未知数を表す「X」を合成させたNew SportsCar Xの略で、キャッチコピーは「our dreams come true」、「緊張ではない、解放するスポーツだ」と設定されました。
ホンダにとっても新たなスポーツカーを開発するべく、大いに力を入れて制作に臨んだクルマで、当時F1世界選手権で猛威を振るっていた王者、アイルトン・セナ選手が開発に携わるなどしていました。
初代モデルである「NA1型」はミッドシップに3リッターエンジンを搭載し、1350kgという軽量なボディを実現。走行性能の高さを最も重視した設計になっており、その走りは生産から30年が経過した現在でも高く評価されています。
その性能の高さと、歴史的重要性が相まって、初代モデルなどはとくに中古車市場でも人気な一台です。国内の相場は、程度の良いものであれば1000万円を超えることも珍しくありません。
そんなNSXですが、今回発見された個体はイギリスから販売されるものです。1991年式のこの個体は、内外装ともに極上のコンディションと言えます。
エクステリアカラーは輝かしい「フォーミュラ・レッド」で仕上げられ、ルーフはブラックのツートンカラーになっています。傷ひとつない状態に磨き上げられており、まるで博物館に保管されているかのような外観です。
足回りはアフターマーケット仕様の前輪17インチ、後輪18インチのBBS製ホイールを装着。シルバーのホイールもピカピカに磨かれており、ボディ全体に光沢感がある状態になっています。
内装も外装同様に綺麗な状態が保たれており、右ハンドル仕様のインテリアは使用感の少ない状態になっています。
クルーズコントロールやクライメートコントロールのほかに、電動シートも装備されており、日常的に使用したいユーザーにとっても最適な状態です。加えて、ボーズ製のステレオスピーカーも搭載されています。
搭載されるエンジンは初期型の3リッターのもので、マニュアルトランスミッションと組み合わされるため、よりドライビングを楽しめる1台です。
エンジンルームも非常に綺麗な状態で維持されており、長年に渡って丁寧にメンテナンスされてきたことがうかがえます。
それらを保証するサービスヒストリーも付帯していて、中古車として購入するには申し分ない状態でオークションに出品されました。
走行距離も30年以上前のクルマにしては比較的底走行と言える3万7150kmで、内外装ともに極上のコンディションにあるこの個体は、オークションで一時は2000万円を超える入札額が確認されていました。
最終的には今回の出品で売却されることはありませんでしたが、今回のモデルのように状態の良いものは、かなり高額なプライスタグがつけられることが証明されました。
※ ※ ※
ホンダ「NSX」は世界的に人気なモデルであり、2016年に待望のデビューを果たした2代目モデルが2022年に生産終了となりました。
すでに次期型に大きな期待が寄せられており、SNSなどではファンが制作したさまざまなレンダリングやコンセプトCGが見受けられます。
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超えるどころか2倍以上。あくまで日本円ではね。
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