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スズキ、スイフトを7年ぶりに一新。よりスタイリッシュに燃費も向上

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スズキ、スイフトを7年ぶりに一新。よりスタイリッシュに燃費も向上

スズキは2023年12月6日、コンパクトカーのスイフトを7年ぶりにフルモデルチェンジ。先日開催されたジャパンモビリティショー2023ではコンセプトモデルが公開されていたが、市販モデルが正式発表された。CVT車は2023年12月13日に、5速MT車は2024年1月17日に発売する。価格は172万7000~233万2000円。

 
「快速」の意味を持つスイフトは、2000年に軽乗用車「Kei」のパーツを使用した初代モデルが誕生したが、スズキではより本格的なコンパクトカーとして開発したモデル(2004年発売)を初代としており、新型は4代目となる。4代目は歴代スイフトで培ってきたデザイン性や走行性能に加えて、安全装備や利便性の高い装備が充実。デザインと走りに「クルマと日常を楽しめる」という新たな価値を加えた点がポイントである。
 
ボディサイズは全長3860mm×全幅1695mm×全高1500mm(FF車)。全長は流麗なデザインを追求すべく15mm拡大したものの、扱いやすい5ナンバーサイズを堅持。最小回転半径も4.8mをキープし、取りまわしのしやすさに配慮している。
 
内外装は一目見たら印象に残るデザインがテーマ。外観はボディ全体のラウンドした動きを表現したスタイリングと外側に張り出したフェンダーの組み合わせによって走りをイメージさせる造形にした点が特徴。リヤは台形フォルムとして安定感のあるたたずまいを表現した。

新型スペーシアの新色ブラウン。新たなチャレンジから生まれたカラーだった!

インテリアはインパネとドアトリムをつなげてドライバーとクルマの一体感をアピールしている。新色のフロンティアブルーパールメタリックはスズキの本拠地、浜松の空や海を象徴したカラーで、スズキ100周年を機に開発が行われた特別な色。3層コートの塗膜構成を持ち、生産工程でも手間をかけて塗っている。
 
プラットフォームは先代のHEARTECT(ハーテクト)の改良版。エンジンは直列4気筒1242ccのK12C型(91馬力/12.0kgm)から新開発の直列3気筒1197ccのZ12E型(82馬力/11.0kgm)に変更。燃費を重視したユニットで、出力は若干低下したものの、低速から滑らかに上昇するトルク特性とし、街乗りでの軽快感にこだわって開発した。

組み合わせるCVTも新開発し、静粛性と燃費性能に貢献。燃費はマイルドハイブリッドのCVT車で24.5km/L(先代は21.0 km/L)を実現。さらに、スズキでは国内で初めて設定したマイルドハイブリッドの5速MT車では25.4 km/L(先代は21.8 km/L)の燃費をマークしている。
 
空力性能の向上もポイントで、バックドアサイドスポイラーの採用やフロントタイヤへの空気の流れを最適化したフロントストレイク(ストレーキ)、フロントバンパー、ホイール形状を最適化したことによって、先代スイフトより空気抵抗を約4.6%低減。コンパクトカークラストップレベルの空力性能を実現した。また、ボディの高張力鋼板の使用範囲拡大や構造用接着剤の採用によって、剛性を高めたことで操縦安定性や乗り心地を向上している。

先進安全装備は先代のデュアルセンサーブレーキサポートからミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたデュアルセンサーブレーキサポートIIに進化。画角や検知エリアを拡大し、検知対象に自転車や自動二輪車を追加。交差点での検知にも対応している。

前後バンパーには超音波センサーを装着し、低速時ブレーキサポート(前進・後退)を採用(5速MT車を除く)。最上級グレードのハイブリッドMZにはハイビームの照射範囲を制御するアダプティブハイビームシステムを装備。ハイブリッドMZにはスズキ小型車初採用となる電動パーキングブレーキを装備し、アダプティブクルーズコントロールも停止保持機能付きとなる。

そのほか、ナビゲーション横に取り付けたカメラがドライバーの顔情報を認識し、取得した顔情報から居眠りや眠気、脇見を検知して注意を促すドライバーモニタリングシステムをスズキで初採用(ハイブリッド系にオプション設定)した。
 
装備面では、9インチ大型ディスプレイオーディオをスズキ初採用。販売店装着アクセサリーとしてワイヤレス充電器をスズキ国内で初設定した。
 
4代目となる新型スイフトの年間の目標販売台数は3万台。スイフトスポーツはすでに一部改良で法規対応を済ませており、しばらく先代モデルベースのタイプが継続販売となる。スイフトスポーツは1年後をめどにフルモデルチェンジが行われるのだろうか? 期待して待ちたい!
 
 
■豊富なボディカラー一覧
 
ボディカラーは全13色をラインアップ。
 
・フロンティアブルーパールメタリック(新色)
・クールイエローメタリック(新色)
・バーニングレッドパールメタリック
・ピュアホワイトパール
・プレミアムシルバーメタリック
・フレイムオレンジパールメタリック
・キャラバンアイボリーパールメタリック
・スターシルバーメタリック
・スーパーブラックパール

●ブラック2トーン
・フロンティアブルーパールメタリック ブラック2トーンルーフ
・バーニングレッドパールメタリック ブラック2トーンルーフ

●ガンメタグレー2トーン
・クールイエローメタリック ガンメタリック2トーンルーフ
・ピュアホワイトパール ガンメタリック2トーンルーフ 
 
新型スイフトのスペックをチェック!
 
■新型スイフト「ハイブリッドMZ」グレードの主要諸元
全長×全幅×全高:3860mm×1695mm×1500mm
ホイールベース:2450mm
トレッド:前1480mm/後1485mm
最低地上高:120mm
車両重量:950kg
エンジン型式:Z12E
エンジン種類:直列 3気筒DOHC
ボア×ストローク:74.0mm×92.8mm
総排気量:1197cc
圧縮比:13.0
エンジン最高出力:60kW(82ps)/5700rpm
エンジン最大トルク:108Nm(11.0kgm)/4500rpm
燃料タンク容量:37L
モーター型式:WA06D
モーター種類:直流同期電動機
モーター最高出力:2.3kW(3.1ps)/1100rpm
モーター最大トルク:60Nm(6.1kgm)/100rpm
駆動用バッテリー:リチウムイオン電池
トランスミッション:7速CVT
駆動方式:FF(前輪駆動)
サスペンション形式:前ストラット/後トーションビーム
ブレーキ:前Vディスク/後ディスク
ホイール:16インチアルミホイール
タイヤサイズ:185/55R16
 
 
[バリエーションと価格]
〈FF・1.2L直3エンジン+モーター・7速CVT〉
ハイブリッドMZ…216万7000円
 
〈FF・1.2L直3エンジン+モーター・CVT〉
ハイブリッドMX…192万2800円
 
〈FF・1.2L直3エンジン+モーター・5速MT〉
ハイブリッドMX…192万2800円
 
〈FF・1.2L直3エンジン・CVT〉
XG…172万7000円
 
〈4WD・1.2L直3エンジン+モーター・7速CVT〉
ハイブリッドMZ…233万2000円
 
〈4WD・1.2L直3エンジン+モーター・CVT〉
ハイブリッドMX…208万7800円
 
〈4WD・1.2L直3エンジン・CVT〉
XG…189万2000円
 
 
〈文=ドライバーWeb編集部〉

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みんなのコメント

3件
  • きんとうまる
    新型スイフトが出たので、次期スイスポが気になる。
  • ぴぴつよ
    シンプル+スタイリッシュでとても良いデザインだと思います!ただ好みかもしれませんが、ルーフホワイトの設定があった方が可愛くて良かったと思いました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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