売れているクルマ(人気車)には売れるだけの魅力がある。新型車や注目車には人を引き付ける何かがある。新年度の「購入応援」特集として、それら日本車を「お得に買う」ためのバイヤーズガイドをカテゴリー別にお届けしよう! まずは軽自動車編!
※本稿は2022年1月のものです。
※各データ内の主要諸元は本文中の「おすすめグレード」のものです。
※「各値引き目標額」はひと声値引きで遠藤徹氏が独自調査したものです。グレード、地域などにより変動しますので目安としてください。車名隣は昨年販売台数の月平均です。
文/木村俊之、渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部、撮影/佐藤正勝
初出:『ベストカー』2022年2月26日号
安全装備が全車に標準!! スズキだからできた94万3800円~のアルトはお買い得なのか!?
■ホンダ N-BOX(1万5745台/月)
ホンダ N-BOX。販売台数独走トップのモデル。2代目の現行はプラットフォームを一新し、乗り心地と走りの質感はライバルを圧倒!
●おすすめの買い方…軽自動車だが、ナビやカメラ、ETC等の装備を充実させると車両価格も高額になるN-BOX。ローンを長く組みたくなるが、N-BOXには現金または、頭金多めの短期ローンをおすすめする。月々のローン支払い額があまりにも大きいと、クルマに大切なメンテナンスが行き届かないこともあるだろう。が、高額で買った大切な愛車だからこそ、充分なメンテナンスを行い故障の心配なく長く乗りたいものだ。リセールが高く、乗り換え時には充分な資産になるN-BOXだからこそ、乗っている時間を満喫したい。理想的でお得な買い方で素晴らしい『N-BOXライフ』を手に入れよう。(木村俊之)
●おすすめグレード…標準モデルのLは、Gよりも13万900円高いが、左側スライドドアの電動機能などが加わり、サイド&カーテンエアバッグもオプションで選べるから割安だ。Lターボもいい。Lよりも約20万円高いが、サイド&カーテンエアバッグなどの装備も加わり、ターボの正味価格は7万円に収まる。
■ホンダ N-BOX(2017年9月発売開始)
・価格帯:144万8700~225万2800円
・全長×全幅×全高:3395×1475×1790mm
・重量:900kg
・最小回転半径:4.5m
・エンジン:658cc、直3(58ps/6.6kgm)
・WLTCモード燃費:21.2km/L
・おすすめグレードの価格:157万9600円
■人気No.1グレード:L
■値引き目標額:16万円
■納期:約2カ月待ち(2022年1月時点)
■スズキ スペーシア(1万740台/月)
スズキ スペーシア。2018年12月に写真のスペーシアギアが追加され、販売台数増に貢献。ギャラリー内の標準モデルも魅力的ではある(写真はスペーシアギア)
●オススメの買い方…残価設定ローンの3年後の残価率は45%だから、あまり高くない。その代わりスペーシアは、機能や装備のわりに価格が安く、標準モデルのハイブリッドXは実用装備を充実させて153万3400円だ。したがって、現金購入に適した軽自動車となる。そして残価設定ローンの残価率は伸び悩むが、全高が1700mmを上回るスライドドアを装着した軽自動車だから、中古車価格と売却時の金額はさほど下がらない。また、3~5年後にはなるべく高値で売却して、次のクルマに乗り換えたい……というユーザーは、価格が少し高まるがSUV風のスペーシアギアも検討したい。(渡辺陽一郎)
●おすすめグレード…スライドドアは手動式だと体力を要する。低価格のハイブリッドGは、両側ともに手動式だから選びにくい。その点でハイブリッドXは、両側が電動式になり、エアコンの冷気を後席へ循環させるスリムサーキュレーターなども装着する。価格はハイブリッドGよりも15万8600円高いが、それ以上の機能が加わる。
■スズキ スペーシア(2017年12月発売開始)
・価格帯:139万4800~200万6400円
・全長×全幅×全高:3395×1475×1785mm
・最小回転半径:4.4m
・エンジン:658cc、直3(52ps/6.1kgm)
・WLTCモード燃費:21.2km/L
・重量:870kg
・おすすめグレードの価格:153万3400円
■人気No.1グレード:ハイブリッドX
■値引き目標額:16万円
■納期:約3カ月待ち(2022年1月時点)
■ダイハツ タント(9743台/月)
ダイハツ タント。写真のカスタムが人気傾向のスタイル。他モデルにない最大の特徴はBピラーレス。最大開口幅は1490mmだ!
●おすすめの買い方…実用的で買い得だが、人気と売れゆきが伸び悩む軽スーパーハイトワゴン。残価設定ローンの残価率も3年後で45%だから、現金で購入して、長く使うとムダを抑えられる。ボディカラーも、数年後の査定を気にせず好きな色を選びたい。(渡辺陽一郎)
●おすすめグレード…価格が割安なのは標準モデルだ。実用装備を充実させて150万円以下のXを選ぶ。
■ダイハツ タント(2019年7月発売開始)
・価格帯:124万3000~202万4000円
・全長×全幅×全高:3395×1475×1755mm
・重量:900kg
・最小回転半径:4.4m
・エンジン:658cc、直3(52ps/6.1kgm)
・WLTCモード燃費:21.0km/L
・おすすめグレードの価格:149万500円
■人気No.1グレード:X
■値引き目標額:17万円
■納期:約2カ月待ち(2022年1月時点)
■日産 ルークス(7062台/月)
日産 ルークス。Vモーショングリルが格好いい。クラストップの室内スペースの広さで、プロパイロットも搭載。売れているワケです!
●おすすめの買い方…設計が比較的新しく人気も高いので、残価設定ローンの3年後の残価率は53%だ。軽自動車では高めだから、価格のわりに月々の返済額を抑えられる。また、現金で購入した場合でも、装備の充実したグレードであれば好条件で手放せる。(渡辺陽一郎)
●おすすめグレード…運転支援機能などが充実するハイウェイスターXプロパイロットエディションがいい。
■日産 ルークス(2020年2月発売開始)
・価格帯:141万5700~206万6900円
・全長×全幅×全高:3395×1475×1800mm
・重量:1030kg
・最小回転半径:4.5m
・エンジン:659cc、直3(52ps/6.1kgm)
・WLTCモード燃費:20.8km/L
・おすすめグレードの価格:184万3600円
■人気No.1グレード:X(FF)
■値引き目標額:16万円
■納期:約3カ月待ち(2022年1月時点)
■スズキ ハスラー(6847台/月)
スズキ ハスラー。鮮烈デビューを飾った初代の正常進化版の2代目だが、高剛性の骨格など出来が素晴らしい。NAの走りもいい
●おすすめの買い方…現行ハスラーは、2019年の登場とあって基本設計が新しい。人気カテゴリーのSUVに属することもあり、好条件で売却できる。残価設定ローンの残価率は3年後で45%と伸び悩むが、ハスラーは実用的なモデルで、資産価値も高い。残価設定が推し。(渡辺陽一郎)
●おすすめグレード…LEDヘッドランプやアルミホイールを標準装着したハイブリッドXを推奨する。
■スズキ ハスラー(2019年12月発売開始)
・価格帯:136万5100~174万6800円
・全長×全幅×全高:3395×1475×1680mm
・重量:820kg
・最小回転半径:4.6m
・エンジン:657cc、直3(49ps/5.9kgm)
・WLTCモード燃費:25.0km/L
・おすすめグレードの価格:151万8000円
■人気No.1グレード:ハイブリッドG
■値引き目標額:15万円
■納期:約3カ月待ち(2022年1月時点)
■スズキ ワゴンR(5748台/月)
スズキ ワゴンR。2017年登場のワゴンR(写真)の販売はまずまずだが、スライドドアのワゴンRスマイルの追加で一気に上昇!
●おすすめの買い方…ワゴンRは2022年にフルモデルチェンジする可能性が高く、次期型を待ちたい。なので今買うならワゴンRスマイルだ。残価設定ローンの残価率は低く、メリットが乏しい。今は銀行などのマイカーローンが金利を下げて、選びやすくなった。(渡辺陽一郎)
●おすすめグレード…LEDランプなどを備え、内外装の装飾も豊富なスマイルのハイブリッドXがベスト!
■スズキ ワゴンRスマイル(2021年8月発売開始)
・価格帯:129万6900~171万6000円
・全長×全幅×全高:3395×1475×1695mm
・重量:870kg
・最小回転半径:4.4m
・エンジン:657cc、直3(49ps/5.9kgm)
・WLTCモード燃費:25.1km/L
・おすすめグレードの価格:159万2800円
■人気No.1グレード:ハイブリッドX
■値引き目標額:12万円
■納期:約4カ月待ち(2022年1月時点)
■ダイハツ タフト(5190台/月)
ダイハツ タフト。直線基調のスタイルが印象深く、内装デザインも凝っている。ガラスルーフが全車標準というのが最大の特徴
●おすすめの買い方…2020年の発売だから基本設計が新しく、SUVスタイルの外観と使い勝手のいい荷室で人気を集めている。そのために中古車市場での評価も高く、軽自動車のなかでも好条件で売却できる部類に入る。残価設定ローンの残価率は、3年後で45%と伸び悩むが、それ以上の高値になるはず。また、タフトは装備を充実させているわりに価格が割安だから、現金で購入することも考えたい。(渡辺陽一郎)
●おすすめグレード…Xより約13万円高いが、Gは上級装備のアダプティブドライビングビームなどを装着し、お買い得。おすすめだ!
■ダイハツ タフト(2020年6月発売開始)
・価格帯:135万3000~173万2500円
・全長×全幅×全高:3395×1475×1630mm
・重量:830kg
・最小回転半径:4.8m
・エンジン:658cc、直3(52ps/6.1kgm)
・WLTCモード燃費:25.7km/L
・おすすめグレードの価格:148万5000円
■人気No.1グレード:G
■値引き目標額:17万円
■納期:約2カ月待ち(2022年1月時点)
【番外編】こちらも注目したい! スズキ ジムニー
スズキ ジムニー。世界中にもファンが多い、高剛性のラダーフレーム採用のSUV。今もヒット中だ!
●おすすめの買い方…残価設定ローンを利用すると、3年後の残価率は45%に留まってしまう。しかし、ジムニーは中古車市場で人気が高く、数年後に売却する時にも、好条件が期待できる。そうなると、グレードは人気の高いXCを選び、ボディカラーもブラックパールにしたい。そのグレード&カラーなら、資産価値を保つ効果が充分に発揮され、現金で購入すると、3~5年後には高値で売却できる(渡辺陽一郎)
●おすすめグレード…スチールホイール装着のシンプルな「XG」には、ジムニーならではのカッコよさが漂う。それでも売却時の条件を考慮すると上級の「XC」を推したい。
■スズキ ジムニー(2018年7月発売開始)
・価格帯:148万5000~190万3000円
・全長×全幅×全高:3395×1475×1725mm
・重量:1030kg
・最小回転半径:4.5m
・エンジン:658cc、直3ターボ(64ps/9.8kgm)
・WLTCモード燃費:16.2km/L
・おすすめグレードの価格:177万6500円
■人気No.1グレード:XC
■値引き目標額:14万円
■納期:約12カ月待ち(2022年1月時点)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
わかったようなこと書いてるが事情は千差万別