CR-V後継? 新型プロローグ発見
ホンダが開発している電動SUV「プロローグ」のプロトタイプが目撃された。ゼネラルモーターズとの提携による初のEVで、2024年の発売に向けてテスト走行を行っているようだ。
【画像】次世代のミドルサイズ主力SUVに?【ホンダ・プロローグのプロトタイプとシボレーの兄弟車、ホンダCR-Vを写真で比較】 全51枚
プロローグは、中型のホンダCR-Vに代わる完全EVで、最近発表されたシボレー・ブレイザーEVや大型のキャデラック・リリック、GMCハマーEVなどと「アルティウム」プラットフォームを共有する見込み。
パワートレイン構成はブレイザーEVと同様になると考えられており、航続距離は398~515km、充電時の最大出力は190kWと、欧州ブランドの現行EVを大きく引き離すことになりそうだ。
また、北米では、最高出力557psのブレイザーSSと並ぶ高性能モデルもアキュラブランドから発売される可能性がある。
内外装はホンダ独自のデザイン
ブレイザーEVとプロローグの決定的な違いは、そのスタイリングにある。ホンダが公開した予告画像では、シボレーよりもはるかに保守的なデザインで、滑らかでシンプルなボディラインが確認できる。
インテリアも全く異なるものとなるだろう。例えば、ブレイザーEVは17.7インチのワイドなタッチスクリーンを搭載しているが、プロローグはホンダeのような、ダッシュボードの幅いっぱいに広がるインターフェイスを採用する可能性がある。インテリアについては、ホンダはまだ何も語っていない。
ゼネラルモーターズは、シボレー・ブレイザーEVを約4万5000ドル(約590万円)の「手頃な価格の大量生産モデル」と位置づけていることから、ホンダ・プロローグは上級車市場をターゲットにしたものになると思われる。つまり、価格は5万ドル(約650万円)前後から、アキュラモデルでは7万ドル(約900万円)に達する可能性がある。
なお、ゼネラルモーターズは一連のEV群を携えて欧州市場への再導入を計画しているが、ホンダ・プロローグが発売されることはなさそうだ。その代わり、2023年にHR-V(ヴェゼル)と同サイズの新型e:Ny1が導入されることになるが、これはホンダ独自のEVプラットフォームを使用する予定だ。
ホンダ英国部門の担当者は、プロローグについてコメントを避けている。
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