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レッドブル代表は向けマシン改善の兆しを語るも、ヨス・フェルスタッペンは「チームの前には大きな課題がある」と注視

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レッドブル代表は向けマシン改善の兆しを語るも、ヨス・フェルスタッペンは「チームの前には大きな課題がある」と注視

2024年にレッドブルがRB20の設計に苦戦したことを受け、マックス・フェルスタッペンの父であるヨス・フェルスタッペンは、2025年にチームが息子のためにタイトルを獲得できるマシンを製造できるのかどうかについて懸念を表明した。

マックスは2024年に4年連続のドライバーズタイトルを獲得したが、シーズン中盤にパフォーマンスが低下したため、ヨスはレッドブルの2025年シーズンの見通しについて“少しの疑問”を抱いている。マックスは2024年シーズンの序盤を支配し、最初の10レースのうち7レースで優勝を飾った。しかし、レッドブルのシーズン中盤のパフォーマンスは大幅に落ち込み、フェルスタッペンはシーズン後半にわずか2勝しかできなかった。

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■RB20のバランスと一貫性の問題

レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーによると、RB20の不振はエミリア・ロマーニャGPの頃に導入されたアップデートに起因しているという。このアップデートによってマシンの操縦が難しくなり、特に安定性が大幅に低下したとのことだ。

「開発面で何がうまくいかなかったのか、我々はよく理解していると思う」と、ホーナーが説明したと『RACER』は報じた。

「私の意見では、イモラではマシンのパフォーマンスがはるかにピーキーになるアップグレードを導入したので、適正範囲が非常に狭くなった。適正範囲に入ったとき、たとえばオーストリアでの4周連続のラップはすべてポールポジションを獲得するのに十分なものだった。適正範囲にしっかり入っていた」

「どちらかの側で1mmでも踏み込むと、ドライブするのがはるかに難しいマシンになるが、マックスはそれを隠してドライブすることができた。そして、そのことが特にチェコ(セルジオ・ペレスの愛称)を苦しめたと思う。あのウインドウはあまりにも狭かった」

ホーナーは、課題となっているのはマシンの適正範囲を広げて、さまざまなコースやコンディションに適応できるようにすることだと語った。

「そして、エンジニアたちが冬の間ずっと注力してきたのは、その範囲をいかに広げるかということだと思う」

「必ずしも究極のパフォーマンスを追加するわけではない。しかし範囲を広げるだけで、さまざまな課題や我々が向かうコースに向けて、はるかに広い動作範囲を得られる」

■懸念のなかに進歩の兆し

ホーナーは、カタールGPでフェルスタッペンがポールポジションを獲得しレースで勝利したときのパフォーマンスを、進歩の証拠として挙げた。

「カタールでの好転、ポールポジション獲得、そして勝利は、我々が正しい軌道に乗っていることを改めて証明したと思う」とホーナーは語った。

「ライバルたちは誰も立ち止まってはいないし、何事も当然のことだと考えることはできない。しかし、我々はマシンの問題点の一部を理解し始めていると思う」

ホーナーの楽観的な見通しにもかかわらず、レッドブルが冬の間に問題を解決できるかどうかについて、ヨス・フェルスタッペンは依然として懐疑的だ。

「それについてはいまだに疑問が残っている」と、ヨスは『F1 Insider』に語った。

「レッドブルはあらゆるコンディションでより予測しやすいマシンを作らなければならない」

「2024年の後半を見たら、楽観的にはなれない。レッドブルは、マシンを一貫して速くすることができていない。それなのに、なぜ今年はそうできるというのだろう?」

レッドブルの2024年シーズンは、コース外の混乱が特徴的だった。チームはホーナーを中心とした内部調査を開始したが、それはデザインの第一人者であるエイドリアン・ニューウェイや、スポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーを含む上級職の離脱につながった。

ヨスは、ニューウェイの離脱がレッドブルの苦戦の原因だと指摘した。

「ニューウェイに関して言えば、彼がチームを去った後、マシンが改善されなかったのは事実だ。特にアップデートは期待どおりに機能しなくなった」とヨスは述べた。

「私は、チームが崩壊の危機に瀕している理由については十分に話した。これはこのままにしておこう。ひとつ確かなことは、2025年にレッドブルの前には大きな課題が待ち受けているということだ」

■マックス・フェルスタッペン:プレッシャーを受けるチャンピオン

レッドブルに不安定さがあるものの、ヨスは困難な状況下でマシンから最大限の力を引き出す息子の能力を称賛した。

「2023年の彼は非常に素晴らしかった。だがもちろん、2024年は彼にとってより困難だった。なぜなら、マシンがフィールドで最高のものではなかったため、常に限界までドライブしなければならなかったからだ」

「ミスをすることもなかった。彼は信じられないほどうまくやった」

「彼は常に100%の力を出してきた。しかし、今年はそれがより顕著だった。他のドライバーと比べて、マックスが違いを生み出せることに人々は気づいた」

新シーズンが近づくにつれ、レッドブルはライバルの一貫性と適応力に匹敵するマシンを生み出すという重大な試練に直面している。現コンストラクターズチャンピオンのマクラーレンと、日々進歩しているフェラーリがいるなかで、競争は熾烈なものになるだろう。

ヨス・フェルスタッペンにとっては、これ以上ない賭けだ。ヨスは息子マックスがプレッシャーの下で実力を発揮できると確信しているが、彼が成功への重荷をひとりで背負うことはできないことも知っている。レッドブルは、F1での優位性を取り戻したいのであれば、困難に対処しなければならない。

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みんなのコメント

2件
  • ありがとう
    まぁ贅沢言ってる
    2位争いが白熱してたから、そう思うんだろうけど、1人で年間10勝なんて今までほとんどなかった
    レース数が多くなったから可能な数字になったけど、
    近代F1は1人に勝ちが集まるようになってるけど、それでもレッドブルはフェルスタッペン寄りの車を作ってる
    それが他のチームに行ったとき、レッドブルほどフェルスタッペン寄りの車を作るか疑問だよ!
    それでも速いと思うけどね
    レッドブルだからフェルスタッペンは気分良く走れてると思う
  • sig********
    記事を投稿する前にタイトルくらいは見直そうよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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