現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサス IS500「Fスポーツ パフォーマンス」【3分で読める国産車解説/2023年現行モデル】

ここから本文です

レクサス IS500「Fスポーツ パフォーマンス」【3分で読める国産車解説/2023年現行モデル】

掲載 5
レクサス IS500「Fスポーツ パフォーマンス」【3分で読める国産車解説/2023年現行モデル】

レクサス IS500「Fスポーツ パフォーマンス」(LEXUS IS500 “F SPORT PEFORMANCE”)
現行モデル発表日:2022年7月21日
車両価格:900万円

公道でも楽しめる貴重な大排気量スポーツセダン
IS500の正式車名には「Fスポーツ パフォーマンス」というサブネームがついている。主にコスメティックとサスペンションが変更となる「Fスポーツ」に対して、よりダイナミクスを強化しながらも、サーキット走行を念頭に置いたかつての「IS F」ほどの先鋭さとは一線を画するというその位置付けは、BMWでいうところのMパフォーマンスといったところだろうか。

V8搭載のモンスターサルーン、レクサスIS500‟F SPORT Performance“が国内発表。さらに特別な‟ First Edition"は500台限定・抽選方式だ!

日本では根強い人気を誇るIS Fの代替としての役割も見込まれるが、狙いどおりでクルマの成り立ちはあちらほど尖ってはいない。足まわりのレートは柔らかく、フロントディスクも2ピースながら若干小径、キャリパーも対向4ポッドとなっている。LSDはIS Fと同じトルセンだが、TVDのようにアクティブな電子制御デバイスは用いられない。

そのぶんというわけではないだろうが、IS500の乗り味は抱くパワーを鑑みるとちょっと驚くほどに洗練されていた。スプリングやスタビライザーといったレートの適切さに日立製AVSダンパーの可動特性がしっかり合わせこまれている印象で、ごく低速域から乗り心地はしっかり角が取れていて、突き上げなどの不快要素も綺麗に丸められている。他グレードのISに比べても路面入力での微振が少なく、ひときわ滑らかな転がり感は、パフォーマンスダンパーの恩恵だろう。

高速道路への侵入や追い越し時で力強い加速を求める場面でも、路面との上質なコンタクト感はそのままに、車体の挙動は非常に安定している。穏やかな加速であればギアを落とさずに応答するなど、大排気量ならではの余裕はしっかり享受できる。

その前重な重量配分がワインディングロードではアンダーステアの原因にならないと言えばそれは嘘になる。また、レクサスモデルの癖として、凹凸超えでの上屋の伸びの動きが大きい傾向はIS500も同じだ。ただし柔軟な足まわりのセッティングもあって路面追従性は高く、挙動の大きさのわりにはハンドリングに不安感はない。この味付けもサーキットより公道適性の高さを意識した一端だろう。

レクサス IS500「Fスポーツ パフォーマンス」ファーストエディション 主要諸元


●エンジン:V8 DOHC
●総排気量:4968cc
●エンジン最高出力:354kW(481ps)/7100rpm
●エンジン最大トルク:535Nm(54.6kgm)/4800rpm
●駆動方式:FR
●サスペンション形式:前ダブルウイッシュボーン、後マルチリンク
●タイヤサイズ:前235/40R19、後265/35R19
●車両価格(税込):900万円

[ アルバム : レクサス IS500「Fスポーツ パフォーマンス」 はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

「タイレル」で親しまれた6輪ティレル「P34」がおよそ1億8000万円で落札! スペア用のシャシーで製作されても超人気でした
「タイレル」で親しまれた6輪ティレル「P34」がおよそ1億8000万円で落札! スペア用のシャシーで製作されても超人気でした
Auto Messe Web
メルセデスにはFEやハイパーカーで経験を積んだスタッフが多く在籍。ラッセルは2026年導入のPU新規則に自信
メルセデスにはFEやハイパーカーで経験を積んだスタッフが多く在籍。ラッセルは2026年導入のPU新規則に自信
AUTOSPORT web
超豪華キャンパー「キャンプ ア ラ ハリウッド」のオーナーはウィル スミス、ジェニファー ロペス、ブラッド ピット等
超豪華キャンパー「キャンプ ア ラ ハリウッド」のオーナーはウィル スミス、ジェニファー ロペス、ブラッド ピット等
AutoBild Japan
モナコでの接触を映像で見返したマグヌッセン、改めて見解語る「ペレスは僕のことを見ていた。だからスペースを空けてくれると信用していた」
モナコでの接触を映像で見返したマグヌッセン、改めて見解語る「ペレスは僕のことを見ていた。だからスペースを空けてくれると信用していた」
motorsport.com 日本版
【問われる「法令遵守」と「認証制度改革」】 メーカー5社が国に「型式指定」で認証不正を報告
【問われる「法令遵守」と「認証制度改革」】 メーカー5社が国に「型式指定」で認証不正を報告
AUTOCAR JAPAN
「日本一売れてる」クルマ、2年ぶりに”交代”! 「背の高いモデル」変わらず人気か 「納期問題」解決と続く「不正」で順位変動 24年5月販売台数発表
「日本一売れてる」クルマ、2年ぶりに”交代”! 「背の高いモデル」変わらず人気か 「納期問題」解決と続く「不正」で順位変動 24年5月販売台数発表
くるまのニュース
桐島ローランドプロデュースの「Felicity Cafe/フェリシティ・カフェ」が神奈川県葉山町にオープン!
桐島ローランドプロデュースの「Felicity Cafe/フェリシティ・カフェ」が神奈川県葉山町にオープン!
バイクブロス
日産“新型”「小さな高級SUV」登場! 3年ぶり顔面刷新で「斬新顔」に! 豪華内装も採用の“デュアリス後継”新型「キャシュカイ」英で生産開始
日産“新型”「小さな高級SUV」登場! 3年ぶり顔面刷新で「斬新顔」に! 豪華内装も採用の“デュアリス後継”新型「キャシュカイ」英で生産開始
くるまのニュース
トヨタ「RAV4」が30周年を達成! 世界中で1400万台以上を販売
トヨタ「RAV4」が30周年を達成! 世界中で1400万台以上を販売
バイクのニュース
BMW『5シリーズ』新型に直列6気筒ディーゼル、303馬力の「540d」
BMW『5シリーズ』新型に直列6気筒ディーゼル、303馬力の「540d」
レスポンス
ボルボのフラッグシップSUV「EX90」、米国サウスカロライナ工場で生産開始!今年後半には納車を開始
ボルボのフラッグシップSUV「EX90」、米国サウスカロライナ工場で生産開始!今年後半には納車を開始
LE VOLANT CARSMEET WEB
ホンダ純正ディスプレイオーディオ(VX-240ZFE)の適用範囲を拡大【中古で購入したクルマでも、最新システムを後付で装着することが可能に】
ホンダ純正ディスプレイオーディオ(VX-240ZFE)の適用範囲を拡大【中古で購入したクルマでも、最新システムを後付で装着することが可能に】
月刊自家用車WEB
ジープ ブランド初の電気自動車「アベンジャー」のティザーサイトを公開。日本発表は、2024年の第3四半期を予定
ジープ ブランド初の電気自動車「アベンジャー」のティザーサイトを公開。日本発表は、2024年の第3四半期を予定
Webモーターマガジン
トヨタの新型「シエンタ“車中泊仕様”」初公開!? オシャレすぎる「ウッド内装」が超カッコイイ! 「VANLIFE ROOMKIT」実車展示
トヨタの新型「シエンタ“車中泊仕様”」初公開!? オシャレすぎる「ウッド内装」が超カッコイイ! 「VANLIFE ROOMKIT」実車展示
くるまのニュース
ジープもBEVの時代!ブランド初の電気自動車「アベンジャー」日本発表を控えてティザーサイトが始動!
ジープもBEVの時代!ブランド初の電気自動車「アベンジャー」日本発表を控えてティザーサイトが始動!
LE VOLANT CARSMEET WEB
三陽工業が社員のバイクライフを応援する福利厚生「バイク免許取得補助」をスタート!(動画あり)
三陽工業が社員のバイクライフを応援する福利厚生「バイク免許取得補助」をスタート!(動画あり)
バイクブロス
650馬力で858万円ならドイツ製EVよりお得? [ヒョンデ アイオニック5 N]の楽しさはもはやガソリン車を超えた!?
650馬力で858万円ならドイツ製EVよりお得? [ヒョンデ アイオニック5 N]の楽しさはもはやガソリン車を超えた!?
ベストカーWeb
意外と見えない「フェンス越しの人」。|長山先生の「危険予知」よもやま話 第27回
意外と見えない「フェンス越しの人」。|長山先生の「危険予知」よもやま話 第27回
くるくら

みんなのコメント

5件
  • 36アルター
    貧弱なブレーキにもかかわらずBMWのM相当とは持ち上げすぎです。
  • 992***
    元々時速100kmを気持ち良く走れるようにする設計とアウトバーンを200kmで安全に走り続ける設計思想では根本的に車の基本性能が違う
    同じ金額出すなら欧州のセダンを買うなー
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481.0900.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

28.0950.0万円

中古車を検索
ISの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481.0900.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

28.0950.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村