混戦を極めるダートラDクラスで谷田川BRZがトップを死守!
絶好調の4WDターボ仕様ZC6“トラストADVANクスコBRZ”
「4駆ターボ仕様のBRZがダートラ改造無制限クラスでランキングトップを死守!」“ダートラ界の帝王”が連覇を目指してラストスパート!
以前、WEB OPTIONで製作段階をスクープした、全日本ダートラ用のBRZ改4WDターボ仕様。トラストが長年サポートを続けている全日本ダートトライアル選手権のシリーズチャンピオン(しかも現在シリーズ6連覇、通算8度のシリーズチャンプ)である谷田川選手が、Dクラス制覇のために作り上げたニューマシンだ。
このマシンが走るダートラのDクラスというのは、ほぼ改造無制限のレギュレーションの中で行われるタイムトライアルということもあり、どれも究極系チューンドと呼ぶに相応しいモンスターばかり。2019年シーズンは約20台が参戦し、激しいチャンピオン争いが繰り広げられている。
しかも、今シーズンは開幕から5戦で優勝車両が毎回入れ替わるほどの大激戦、その乱戦を鎮めるべく投入されたスーパーウェポンが、このEJ25ターボ+4WDというパッケージを持つBRZだったというわけだ。
マシンスペックを改めて解説すると、心臓部はFA20ではなくEJ25ターボを換装。エンジン内部は徹底強化され、ヘッドにはインテーク&エキゾーストに可変バルタイが与えられているVAB用をセットしている。
組み合わせるタービンは、トラストの新型「TD06SH-20RX」。LINK G4+フルコン制御でハイレスポンスな500psに仕上げている。なお、重量バランスの改善とクーリングの効率化を兼ねて、ラジエターはリヤに移設。各部の作り込みはD1GP車両に近いレベルだ。
4WD化にあたっては、フロントセクションはフレームごとWRXから移植されているが、加工ポイントは言われても分からないほど自然なもの。
室内は完全なレーススペシャル。燃料タンクは純正を廃し、小型のATL安全タンクをリヤセンターにマウント。ミッションはサムソナスのシーケンシャルドグだが、純正ケースを使用して組み付けるタイプをチョイスして、フロントへの駆動を純正システムで行えるようにしている。
デビューは6月の第5戦(門前ラウンド)。デビューウィンを飾るべく奮闘するも、結果は2位。あと一歩で表彰台の頂点には立てなかった。続く第6戦(野沢ラウンド)、第7戦(那須ラウンド)はどちらも完全勝利で一気にランキングトップに躍り出た。8月末の第8戦(切谷内ラウンド)では3位に甘んじたが、シリーズポイントはまだトップを走っている状態だ。
ただし、1位から3位までの有効ポイント差はわずかに12。残り2戦あることを考えると、このデッドヒートは最終戦までもつれることになるだろう。ダートラ界の帝王が連覇を成し遂げるのか? はたまた新たな王者が誕生するのか? 混戦を極める優勝争いの行方やいかに。
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