かつて農協で新車販売していた「営農サンバー」の4WD仕様
2024年2月24日(土)に茨城県城里町の「ホロルの湯」を会場に、第2回「軽トラ&スーパーカブ ミーティング」が開催されました。スーパーカブの愛好家団体が主催したユニークなイベントの会場から、今回は3代目スバル「サンバー」の農協販売仕様「営農サンバー」で参加していたオーナーに話を聞きました。
3万5000円で買ったスバル3代目「サンバー」は人生2台目! なぜ「剛力サンバー」を8年間も探し続けることになった?
一度は手放したものの再び3代目サンバーに返り咲き
「以前も同じ型式の3代目スバル サンバーに乗っていたのですが、14~15年前に親戚が欲しいと言ってきたので譲ってしまいました。この顔のサンバーが好きだったんですよ。それで、もう一度乗りたくなったので探してみたものの、なかなか見つかりませんでした。結局8年間も探し続けて、たまたま大手中古車情報サイトに1981年式の3代目サンバーが出ているのを発見し、それを買いました」
そう話してくれた須藤さんは取材時43歳で、今回イベントに参加していた「営農サンバー」(農協で新車販売されていた)の中古車を2018年に3万5000円で購入したのだという。この4月の車検で、所有してからちょうど6年になるそうだ。
「この営農サンバーは、もともと長野で納屋に入っていた個体です。6年半ぐらい前に福生まで愛車候補を捜索しに行ったときに、このサンバーそのものを見たと思うんですよね。どうしようかな、と考えているうちに売れてしまい、入手することができませんでしたが、その数カ月後に別のショップで販売されていたので購入できました」
10インチタイヤはそろそろ維持が大変?
現在、他に2007年に購入した1987年式GX71型トヨタ「マークII」と、2023年に増車した2009年式スズキ「スイフト」も所有しているとのことで、趣味のクルマである営農サンバーは旧車イベントに参加する際などに乗っているそうだ。
「10インチタイヤで4WDという点に惹かれ、3代目サンバーを買いましたが、ここ最近タイヤの選択肢が少なくなってきました。チューブ入りのバイアスタイヤはまだ新品がありますが、やはり12インチのほうが入手しやすいですからね。そういった状況なので、今後、12インチタイヤにインチアップする予定です」
1973年にデビューした3代目サンバーは、広告宣伝に当時の人気力士を登場させ、カタログでも正式に「剛力サンバー」と呼称していた。時代は過ぎ去り21世紀になったが、今後も12インチタイヤを履いた須藤さんの営農サンバーが各地のイベント会場で剛力ぶりを発揮してくれることは間違いないだろう。
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