現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【何がどう変わったのか?】スバル・レヴォーグ 新旧スペック比較 内外装比較 アイサイトX変更点まとめ

ここから本文です

【何がどう変わったのか?】スバル・レヴォーグ 新旧スペック比較 内外装比較 アイサイトX変更点まとめ

掲載 更新 11
【何がどう変わったのか?】スバル・レヴォーグ 新旧スペック比較 内外装比較 アイサイトX変更点まとめ

新レヴォーグ 正式発表は10月15日

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】あなたは見分けられる? 新型/従来型レヴォーグ【比べる】 全183枚

昨年の東京モーターショーでプロトタイプが、さらに今年初めの東京オートサロンではSTI仕様のプロトタイプが出品され(いずれも内装は非公開)、その発表が心待ちにされていたスバルの新型レヴォーグ。

今回、10月15日に正式発表とアナウンスされ、多くの情報が公開された。では、新型レヴォーグは、従来型と比べてどう変わったのか? 概略を紹介していこう。

新型レヴォーグ 外寸や外観どう変化

いわゆるスバリストはもちろん、ちょっとクルマが好きな人なら、そのスタイルを見れば「新型レヴォーグだ!」とわかるだろう。

新型レヴォーグのスタイルは、従来型を正常進化させたものといっても過言ではない。

ただし、サイズは従来型より少し大きくなっている。外寸は、全長4755×全幅1795×全高1500mm。ホイールベースは2670mmだ。

従来型は全長4690×全幅1780×全高1490~1500mm(グレードによる)、ホイールベースは2650mm。

従来型より65mm長く、15mm幅広く、ホイールベースは20mm長くなったが、車高はほぼ同じだし、極端に大きくはなっていない。

そもそも、北米市場を重視して肥大化したレガシィに代わって日本市場のために生まれたようなレヴォーグなのだから、これくらいのサイズアップにとどめるが妥当だろう。

全幅は1800mm以内に抑えているのも、好感が持てる。

プロポーションは似ているが、立体感のあるフロントマスクや前後フェンダーの張り出しなど、従来型レヴォーグのスポーツワゴンらしいスタイルをイマドキ風に進化させている。

おそらく、従来型のオーナーからも好まれるデザインであることは間違いないだろう。

今の所エンジン1種 パワーは向上

従来型では1.6Lと2.0Lの2種の直噴ターボエンジンを搭載していたレヴォーグだが、新型では現在のところ1.8Lの直噴ターボエンジンのみの設定となっている。

このエンジンは本体から新開発されたもので、従来型より40mmも長さが縮められている。

CB18型と呼ばれる新エンジンは、1795ccの排気量で最高出力は177ps/5200ー5600rpm、最大トルクは30.6kg-m/1600ー3600rpmを発生する。

従来型の1.6LターボエンジンであるFB16型は、1599ccの排気量で最高出力は170ps、最大トルクは25.5kg-mだったから、7psと5.1kg-mのパワーアップを達成している。

とくに低速域からのトルクアップにより、ドライバビリティは格段に向上しているようだ。

組み合わされるトランスミッションは従来型と同じCVTのリニアトロニックだが、約8割の部品を新設計。レシオカバレッジ(変速比幅)の拡大や新型オイルポンプの採用などで、静粛性と燃費を改善した。

JC08モード燃費で、従来型は16.0km/Lだったが新型は16.6km/L(17インチ車)に向上している。

ところで、従来型レヴォーグには前述のように2.0LターボのFA20型も搭載されており、こちらは最高出力300psと最大トルク40.8kg-mを発生した。

この2.0Lターボに代わるユニットとしては、新開発の2.4Lターボが来春には追加されるのではと噂されている。

新レヴォーグ内装 ディスプレイ注目

エクステリアは従来型の正常進化的なデザインだった新型レヴォーグだが、インテリアはドラスティックに進化した。

スバルでは近未来のデジタルコクピットと呼んでいるが、まずメーターパネルは12.3インチのフル液晶ディスプレイとなった。これはスバル車としては初の装備。

ノーマルのメーター表示からカーナビの地図画面、後述するアイサイトの作動状況など、さまざまな表示が可能だ。

センターダッシュ上には、11.6インチのインフォメーションディスプレイが備わる。これは北米仕様のレガシィに搭載されているものと似ているが、国内のスバル車では初採用だ。カーナビの地図表示や車両情報・走行モードの表示や操作がタブレット感覚でおこなえる。

アイサイトX 従来からの変化まとめ

「スバルと言えばアイサイト」と言われるほど知れ渡った運転支援機能のアイサイトは、新世代のアイサイトと自動車専用道路でのアイサイトXに進化した。

新世代アイサイトでは、新型の広角ステレオカメラとレーダーを併用し、プリクラッシュステアリングアシスト、エマージェンシーレーンキープアシスト、前側方プリクラッシュブレーキ・前側方警戒アシストといった衝突回避新機能を追加した。

アイサイトXでは、GPSなどからの情報と3D高精度地図データを利用して、高速での運転アシストや速度制御などをおこなう。

新型レヴォーグは、従来型と比べて見た目以上に大きく進化したようだ。

既に予約受注は始まっているから、気になる人はまずスバルのウェブサイトを覗いてみるか、近くのディーラーを訪れてみてはいかがだろうか。

新型レヴォーグ(プロトタイプ)スペック

全長:4755mm
全幅:1795mm
全高:1500mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1550-1580kg
エンジン形式:水平対向4気筒1795ccターボ
最高出力:177ps/5200-5600rpm
最大トルク:30.6kg-m/1600-3600rpm
トランスミッション:CVT
タイヤ:215/50R17・225/45R18

こんな記事も読まれています

ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
AUTOCAR JAPAN
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
AUTOCAR JAPAN
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
AUTOSPORT web
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
AUTOSPORT web
カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
くるまのニュース
「ジャガー」のブランドロゴが大胆に変更! 英国の名門ブランドはどこに向かう? まもなく登場する“新たなコンセプトカー”とは
「ジャガー」のブランドロゴが大胆に変更! 英国の名門ブランドはどこに向かう? まもなく登場する“新たなコンセプトカー”とは
VAGUE
村民の力で蘇った昭和のボンネットバス! 熊本県・山江村の宝物マロン号がロマンの塊だった
村民の力で蘇った昭和のボンネットバス! 熊本県・山江村の宝物マロン号がロマンの塊だった
WEB CARTOP
本物の贅沢──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII試乗記
本物の贅沢──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII試乗記
GQ JAPAN
道東道直結の“新道”がついに完成! 高速道路開通と同時に国道「8.8kmバイパス」の残り区間が拡幅
道東道直結の“新道”がついに完成! 高速道路開通と同時に国道「8.8kmバイパス」の残り区間が拡幅
乗りものニュース
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
レスポンス

みんなのコメント

11件
  • 新型S4はいつ出るんだ?
  • 初期型のレヴォーグに乗っています、私感ですが買った時は不細格好良いと思い何度も試乗して買いました。二代目は進化した車になったのでしょうけど外観が心をくすぐる所が無くなりました。でも他の方々が良しとして売れるかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

310.2576.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

59.8638.0万円

中古車を検索
レヴォーグの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

310.2576.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

59.8638.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村