この記事をまとめると
■創業者の誕生100周年を祝う記念モデルとして発表されたランボルギーニ・チェンテナリオ
「こんなの作ってたの?」感満点! 「ランボルギーニ」のマイナー車6選
■発表時点でクーペ20台、ロードスター20台のすべてが完売していた
■ランボルギーニの今後の方向性を示す新デザイン言語に基づいてデザインされた
新時代のランボルギーニを表現した記念モデル
ランボルギーニから、「チェンテナリオ」と呼ばれる限定車が発表されたのは、2016年に開催されたジュネーブショーでのことだった。「チェンテナリオ」とはイタリア語で「100周年」を意味する言葉で、それは同社の創始者であるフェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年を記念すべきアニバーサリーモデルだった。
チェンテナリオにはクーペとロードスターの両ボディが用意されたが、その生産台数はいずれも20台と少なく、ジュネーブショーでの発表時点で、すでにそのすべてにカスタマーが決定しているという、現在ではとくに驚くべきことではないが、当時はセンセーショナルな話題も同時に世界を駆け巡った。
チェンテナリオのプレゼンテーションを行ったのは、このときすでに当時のクワトロ社(のちのアウディ・スポーツ社)のCEOに就任することが決定していた、ステファン・ヴォケルマン氏だった。
彼はブガッティを経て、先日再びランボルギーニ社を率いる立場へと戻ってきたが、チェンテナリオとともにランボルギーニでの仕事を終えたという点では、それまでチェントロ・スティーレ(デザイン・センター)のチーフスタイリストであったフェリッポ・ペリーニもまた同様であった。彼が描いたアヴェンタドールやウラカンがランボルギーニのビジネスでいかに大きな成功を収めたのかは、改めて説明する必要もないだろう。
当時ランボルギーニは、チェンテナリオのデザインを、今後の方向性を示す新しいデザイン言語に基づくものと説明していたが、それはもちろん造形の美しさだけではなく、すべてのデザインに確かな機能を持たせたことを意味していた。
創業者のフェルッチオも天国で感動していたに違いない性能
たとえばフロントボンネット上に設けられた大きなエアアウトレットは、フロントのバンパースポイラーから効率的に導入されたエアをここから排出する過程で、ダウンフォースの発生も担うエアロパーツとしても機能させているし、そのダウンフォースのほとんどはボディ下部のヴェンチュリートンネルによって生み出される。
また、ヘキサゴン(六角形)は、当時もいまもランボルギーニが好んで用いるモチーフだが、それもこのチェンテナリオではサイドウインドウや前後フェンダー、サイドステップによって構成されるラインでも再現。エンジンカバーにもデザインのキーファクターとなる、そのヘキサゴン・デザインが採用されている。
リヤのデフューザーは相当に大きなサイズで、さらにテールエンドには走行モードや車速などの条件によって150mmまでライズアップ、かつウイング面が15度まで回転するオートマチックウイングが装着される。
チェンテナリオの基本構造体は、もちろんカーボン製のモノコック。それはボディも同様で、結果、車重は発表時のデータによれば1520kgを主張していた。参考までにモノコックの捻じり剛性値は3万5000Nm/度とされる。
ミッドに搭載されるエンジンは、アヴェンタドールに搭載される6.5リッターのV型12気筒自然吸気をさらにチューニングしたもので、その最高出力は770馬力。これはアヴェンタドールの高性能仕様であるSVと比較して、さらに20馬力のエクストラを得た計算になる。ミッションはシングルクラッチ式の7速ISR。駆動方式は電子制御の多板クラッチをセンターデフに用いたAWDとなる。
プッシュロッド方式のサスペンションも、アヴェンタドールのそれとデザインは共通だが、チェンテナリオでは、ランボルギーニ初の機構としてリヤホイールステアリング、すなわち後輪操舵のシステムが採り入れられた。電子制御による磁性変化によって特性を瞬間的に変化させる磁気粘性ダンパーやLDS(ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング)の設定も、チェンテナリオのキャラクター、あるいは後輪操舵の採用によって見直された。
スタートから300km/hまでの加速を23.5秒で終了し、最終的には350km/h以上の最高速に到達するというチェンテナリオ。天国のフェルッチオも、そのフィニッシュには大いに感動しているに違いない。
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