■「クラウンアスリート」の覆面パトカーはここで見分けろ!? マニアックな識別ポイントを解説
覆面パトカーで現在でも多く見られる車種は、トヨタ「クラウン」です。
【画像】【画像】神出鬼没な「クラウンアスリート」覆面パトカーを見分けるポイントとは?
以前は”ゼロクラウン”と呼ばれた180系(12代目)や200系(13代目)のクラウンロイヤルが多くを占めていましたが、年式や走行距離により現在では取り締まり現場からの引退が徐々に進んでおり、現在では210系(14代目)が主力車種となっています。
2012年に登場した210系14代目クラウンは、個性的な大型グリルやピンクなどの派手なボディカラーをまとった特別仕様車の登場などで話題を呼びました。
この210系クラウンの後期型(2015年登場)をベースに、覆面パトカーが生産され各地の高速隊に配備されています。
210系クラウンの覆面パトカー導入時に話題になったのは、ベースとなるグレードが「ロイヤル」から「アスリート」へと変更されたことです。
これは210系クラウンロイヤルのエンジンラインナップが、2.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンと2.5リッター直列4気筒ハイブリッドとなり、200系まで存在していた3リッターV型6気筒エンジン搭載の車両設定がなくなったためです。
高速隊では、高速道路や有料道路での取り締まりや事故処理などを担当しており、普段から速度域が高い状況での任務がおこなわれるため、パワフルなエンジンが求められていました。一般道が任務となる高速機動隊、いわゆる「白黒パンダ」色のパトカーには210系クラウンロイヤルがベース車両として用いられています。
そのため、高速隊の白黒パトカーや覆面パトカーには、スポーティな「アスリート」の3.5リッターV型6気筒エンジン搭載車が選ばれました。
この3.5リッターエンジンは最高出力315psを発生、組み合わされるのは8速ATで、緊急時にいち早く現場に到着するため、また速度違反のクルマをいち早く追尾するためのパワフルさを兼ねそろえた、歴代最強のクラウン覆面パトカーが誕生することとなりました。
以前のクラウン覆面パトカーは、エンブレムが片方しか装着されていないなどわかりやすい識別点がありましたが、現在ではそのような差別化はおこなわれていません。
では、この14代目クラウンアスリートをベースにした覆面パトカーを見分けるポイントはどこでしょうか。
まずは、ハイブリッドエンブレムが装着されているか、マフラーが見えるかどうか、です。
14代目クラウンは、ハイブリッドが一気に販売の中心となったクラウンでもありました。
ベースとなるエンジンが、V型6気筒エンジンから直列4気筒エンジンへと変更され、価格を大幅に下げたことで、従来型よりもハイブリッドモデルの売り上げが大幅に伸びたことで、ガソリンエンジン搭載車の販売比率が減少しました。
210系クラウンではハイブリッド仕様のパトカーは導入されていないので、まずここが見分ける大きなポイントとなります。
ハイブリッドモデルはフロントフェンダー左右とリアテールランプ右下に専用のエンブレムが装着されているので、これが装着されているか否かで見分けることが可能です。
より分かりやすいのが、ハイブリッドモデルはマフラーが見えないようにリアバンパー下端が直線的にデザインされているのですが、ガソリンエンジンモデルでは、リアバンパーがマフラー付近で切り抜かれており、存在がより強調されるデザインになっています。
もちろん、覆面パトカーではない通常のガソリンエンジン搭載のクラウンアスリートも一般車両として走っているのでこれだけでは断定できませんが、「マフラーの形がよく見える、ハイブリッドではないクラウンアスリートの後期型」は全体の販売比率でもかなり少ないものとなることから、まず絞り込みをおこなうことが可能です。
次は、リアのハイマウントストップランプ付近です。ここに関しては、見分けるポイントが細かく3点あります。
これはクラウンに限らず覆面パトカー全体の特徴ではありますが、リアのスモークフィルムの色が濃いという点、もうひとつはリアのハイマウントランプ付近のみスモークが貼られていない点です。
通常リアスモークフィルムは、ガラス全体に施工される場合が多いのですが、覆面パトカーの場合は後方へのブレーキの認識性を悪化させないように、ハイマウントストップランプ付近のみスモークが貼られていません。
3点目がハイマウントストップランプのLEDが「4灯」となっていることです。
通常の210系クラウンアスリートは、多くのグレードでハイマウントストップランプは「6灯」タイプなのですが、覆面パトカー仕様のクラウンアスリートは、廉価グレードの「4灯」タイプとLEDの球数が少なくなっており、ハイマウントストップランプの間隔が少し空いているように見えます。
覆面パトカー仕様のクラウンアスリートは、グレードが「アスリートS」がベースとなっており、エンブレムも「S」の表記のものが装着されていますが、このグレードは6灯タイプのハイマウントストップランプが装備されていることから、ブレーキを踏んでいる際は見分ける最大のポイントとなります。
ほかにも、ホイールの塗装も通常グレードとは異なっていますが、走行中の認識が難しいのと冬季などはスタッドレスタイヤの装着に合わせて別デザインのホイールになっている点もあるので、注意が必要です。
※ ※ ※
クラウンは覆面パトカーの代表的な車種ですが、それ以外の車種も投入されています。
以前は関西地区で日産「ステージア」やスバル「レガシィツーリングワゴン」の覆面パトカーの導入実績があり、現在ではトヨタ「マークX」やスバル「WRX S4」の覆面パトカー目撃談もSNS上で見られます。
また210系クラウンアスリートに続き、現行型220系のクラウンの覆面パトカー配備もはじまっています。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
新基準原付で125ccも原付扱いに!? 125ccのバイクには一体何がある?
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
そのままの速度保てばいいんだよ。