現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > あなたは分かる? 覆面クラウンを見分ける手段!「210系クラウン」はナニで判別出来る? リアにある3つのポイントとは

ここから本文です

あなたは分かる? 覆面クラウンを見分ける手段!「210系クラウン」はナニで判別出来る? リアにある3つのポイントとは

掲載 34
あなたは分かる? 覆面クラウンを見分ける手段!「210系クラウン」はナニで判別出来る? リアにある3つのポイントとは

■「クラウンアスリート」の覆面パトカーはここで見分けろ!? マニアックな識別ポイントを解説

 覆面パトカーで現在でも多く見られる車種は、トヨタ「クラウン」です。

【画像】【画像】神出鬼没な「クラウンアスリート」覆面パトカーを見分けるポイントとは?

 以前は”ゼロクラウン”と呼ばれた180系(12代目)や200系(13代目)のクラウンロイヤルが多くを占めていましたが、年式や走行距離により現在では取り締まり現場からの引退が徐々に進んでおり、現在では210系(14代目)が主力車種となっています。

 2012年に登場した210系14代目クラウンは、個性的な大型グリルやピンクなどの派手なボディカラーをまとった特別仕様車の登場などで話題を呼びました。

 この210系クラウンの後期型(2015年登場)をベースに、覆面パトカーが生産され各地の高速隊に配備されています。

 210系クラウンの覆面パトカー導入時に話題になったのは、ベースとなるグレードが「ロイヤル」から「アスリート」へと変更されたことです。

 これは210系クラウンロイヤルのエンジンラインナップが、2.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンと2.5リッター直列4気筒ハイブリッドとなり、200系まで存在していた3リッターV型6気筒エンジン搭載の車両設定がなくなったためです。

 高速隊では、高速道路や有料道路での取り締まりや事故処理などを担当しており、普段から速度域が高い状況での任務がおこなわれるため、パワフルなエンジンが求められていました。一般道が任務となる高速機動隊、いわゆる「白黒パンダ」色のパトカーには210系クラウンロイヤルがベース車両として用いられています。

 そのため、高速隊の白黒パトカーや覆面パトカーには、スポーティな「アスリート」の3.5リッターV型6気筒エンジン搭載車が選ばれました。

 この3.5リッターエンジンは最高出力315psを発生、組み合わされるのは8速ATで、緊急時にいち早く現場に到着するため、また速度違反のクルマをいち早く追尾するためのパワフルさを兼ねそろえた、歴代最強のクラウン覆面パトカーが誕生することとなりました。

 以前のクラウン覆面パトカーは、エンブレムが片方しか装着されていないなどわかりやすい識別点がありましたが、現在ではそのような差別化はおこなわれていません。

 では、この14代目クラウンアスリートをベースにした覆面パトカーを見分けるポイントはどこでしょうか。

 まずは、ハイブリッドエンブレムが装着されているか、マフラーが見えるかどうか、です。

 14代目クラウンは、ハイブリッドが一気に販売の中心となったクラウンでもありました。

 ベースとなるエンジンが、V型6気筒エンジンから直列4気筒エンジンへと変更され、価格を大幅に下げたことで、従来型よりもハイブリッドモデルの売り上げが大幅に伸びたことで、ガソリンエンジン搭載車の販売比率が減少しました。

 210系クラウンではハイブリッド仕様のパトカーは導入されていないので、まずここが見分ける大きなポイントとなります。

 ハイブリッドモデルはフロントフェンダー左右とリアテールランプ右下に専用のエンブレムが装着されているので、これが装着されているか否かで見分けることが可能です。

 より分かりやすいのが、ハイブリッドモデルはマフラーが見えないようにリアバンパー下端が直線的にデザインされているのですが、ガソリンエンジンモデルでは、リアバンパーがマフラー付近で切り抜かれており、存在がより強調されるデザインになっています。

 もちろん、覆面パトカーではない通常のガソリンエンジン搭載のクラウンアスリートも一般車両として走っているのでこれだけでは断定できませんが、「マフラーの形がよく見える、ハイブリッドではないクラウンアスリートの後期型」は全体の販売比率でもかなり少ないものとなることから、まず絞り込みをおこなうことが可能です。

 次は、リアのハイマウントストップランプ付近です。ここに関しては、見分けるポイントが細かく3点あります。

 これはクラウンに限らず覆面パトカー全体の特徴ではありますが、リアのスモークフィルムの色が濃いという点、もうひとつはリアのハイマウントランプ付近のみスモークが貼られていない点です。

 通常リアスモークフィルムは、ガラス全体に施工される場合が多いのですが、覆面パトカーの場合は後方へのブレーキの認識性を悪化させないように、ハイマウントストップランプ付近のみスモークが貼られていません。

 3点目がハイマウントストップランプのLEDが「4灯」となっていることです。

 通常の210系クラウンアスリートは、多くのグレードでハイマウントストップランプは「6灯」タイプなのですが、覆面パトカー仕様のクラウンアスリートは、廉価グレードの「4灯」タイプとLEDの球数が少なくなっており、ハイマウントストップランプの間隔が少し空いているように見えます。

 覆面パトカー仕様のクラウンアスリートは、グレードが「アスリートS」がベースとなっており、エンブレムも「S」の表記のものが装着されていますが、このグレードは6灯タイプのハイマウントストップランプが装備されていることから、ブレーキを踏んでいる際は見分ける最大のポイントとなります。

 ほかにも、ホイールの塗装も通常グレードとは異なっていますが、走行中の認識が難しいのと冬季などはスタッドレスタイヤの装着に合わせて別デザインのホイールになっている点もあるので、注意が必要です。

※ ※ ※

 クラウンは覆面パトカーの代表的な車種ですが、それ以外の車種も投入されています。

 以前は関西地区で日産「ステージア」やスバル「レガシィツーリングワゴン」の覆面パトカーの導入実績があり、現在ではトヨタ「マークX」やスバル「WRX S4」の覆面パトカー目撃談もSNS上で見られます。

 また210系クラウンアスリートに続き、現行型220系のクラウンの覆面パトカー配備もはじまっています。

こんな記事も読まれています

BMWのダイナミックロードスター『F 900 R』がマイチェン! ライポジ変更でよりスポーティに
BMWのダイナミックロードスター『F 900 R』がマイチェン! ライポジ変更でよりスポーティに
レスポンス
斬新「NDロードスターターボ!?」あった!? 超パワフルな「ターボエンジン」&“6速MT”搭載! わずか4年で消えた“独自デザイン”も素敵なアバルト「124スパイダー」とは?
斬新「NDロードスターターボ!?」あった!? 超パワフルな「ターボエンジン」&“6速MT”搭載! わずか4年で消えた“独自デザイン”も素敵なアバルト「124スパイダー」とは?
くるまのニュース
【角田裕毅F1第22戦分析】初日からペース改善に成功「9位が精一杯。持っている力を出し切れた」一方ライバルとの差も痛感
【角田裕毅F1第22戦分析】初日からペース改善に成功「9位が精一杯。持っている力を出し切れた」一方ライバルとの差も痛感
AUTOSPORT web
【ミシュランマンも太田勤務?】日本ミシュランが移転一周年・新社屋お披露目
【ミシュランマンも太田勤務?】日本ミシュランが移転一周年・新社屋お披露目
AUTOCAR JAPAN
キザシ覆面パトカー1台105万円って安すぎんか………?? 入札価格のフシギを追う[復刻・2013年の話題]
キザシ覆面パトカー1台105万円って安すぎんか………?? 入札価格のフシギを追う[復刻・2013年の話題]
ベストカーWeb
偶然「M3スポエボ」をゲット! 直6の325iから乗り換えて変わったこととは? イベントなどでBMWオーナーが優しく接してくれる理由は希少性ゆえ!?
偶然「M3スポエボ」をゲット! 直6の325iから乗り換えて変わったこととは? イベントなどでBMWオーナーが優しく接してくれる理由は希少性ゆえ!?
Auto Messe Web
すでに逮捕者も出ている! 他人事じゃない自転車の「酒気帯び」「ながら」運転の罰則強化
すでに逮捕者も出ている! 他人事じゃない自転車の「酒気帯び」「ながら」運転の罰則強化
WEB CARTOP
2024年10月の欧州新車販売、3カ月ぶりプラス HV依然好調 EVもプラス確保
2024年10月の欧州新車販売、3カ月ぶりプラス HV依然好調 EVもプラス確保
日刊自動車新聞
[15秒でわかる]光岡『M55 Zero Edition』…創業55周年の限定モデル登場
[15秒でわかる]光岡『M55 Zero Edition』…創業55周年の限定モデル登場
レスポンス
エアロ重視で航続距離750km DSが新型ファストバック「DS 8」のプロトタイプ初公開
エアロ重視で航続距離750km DSが新型ファストバック「DS 8」のプロトタイプ初公開
AUTOCAR JAPAN
ゼネラルモーターズ、11番目のF1チームに。キャデラックブランドで2026年からの参戦で基本合意
ゼネラルモーターズ、11番目のF1チームに。キャデラックブランドで2026年からの参戦で基本合意
motorsport.com 日本版
トヨタ新型「ランクルオープン」初公開に大反響! FJ風な“旧車デザイン”&斬新「スケスケドア」採用! “TOYOTA”ロゴの「ROX」米国で披露!
トヨタ新型「ランクルオープン」初公開に大反響! FJ風な“旧車デザイン”&斬新「スケスケドア」採用! “TOYOTA”ロゴの「ROX」米国で披露!
くるまのニュース
どんな役割を持っているか知ってる? 最近のバイクに必須の「三元触媒」を徹底解説
どんな役割を持っているか知ってる? 最近のバイクに必須の「三元触媒」を徹底解説
バイクのニュース
ロータスがEV化計画を修正、ハイブリッド車導入へ 消費者需要や関税に対応
ロータスがEV化計画を修正、ハイブリッド車導入へ 消費者需要や関税に対応
AUTOCAR JAPAN
義父から受け継いだ日産「バイオレット」はオリジナルをキープ!「当時の状態で後世に残すこと」に共感して20年…現状維持が課題です
義父から受け継いだ日産「バイオレット」はオリジナルをキープ!「当時の状態で後世に残すこと」に共感して20年…現状維持が課題です
Auto Messe Web
ブリヂストン、国内3工場に投資し能力増強 高インチタイヤ生産強化 2028年までに日産3000本増
ブリヂストン、国内3工場に投資し能力増強 高インチタイヤ生産強化 2028年までに日産3000本増
日刊自動車新聞
ホンダ 新型「アドベンチャーモデル」発表に反響多数! 「デイキャン余裕です」「ロボット顔が好き」の声!鮮烈レッドボディに高性能「eSP+エンジン」搭載の「ADV160」どんなモデル?
ホンダ 新型「アドベンチャーモデル」発表に反響多数! 「デイキャン余裕です」「ロボット顔が好き」の声!鮮烈レッドボディに高性能「eSP+エンジン」搭載の「ADV160」どんなモデル?
くるまのニュース
独ボッシュでも最大5500人削減、欧州車メーカーの業績悪化が影響[新聞ウォッチ]
独ボッシュでも最大5500人削減、欧州車メーカーの業績悪化が影響[新聞ウォッチ]
レスポンス

みんなのコメント

34件
  • 追い越し車線を爆走してパトカーに取り締まられてるやつを見るとウキウキしちゃう
  • 細部まで見るぐらいなら減速するでしょ。
    そのままの速度保てばいいんだよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索
クラウンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0890.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村