愛らしいデザイン。走りは「感性チューニング」重視
オープンエア・モータリングといって、頭に真っ先に浮かぶのは、愛らしいユーノス・ロードスターの姿だ。エクステリアデザインは絶品。どこから見ても温かみがあって、見る者のハートをとらえて離さない。3970×1675×1235mmの引き締まったオープンフォルムは、風を切って走る喜びを全身で表現している。
インテリアは残念ながら、外観ほどの洗練度が感じられない。オープンで走ると、外からインテリアが丸見えになってしまう。だからこそ外観以上にオシャレなセンスでまとめてもらいたかった。
「最新モデル試乗」走りたくましく、最新スペックに進化したマツダ3。そのパワフルさの価値
走りのチューニングは、あくまでドライバーの受けるフィーリングを重視している。パフォーマンスは、極端に速いレベルではない。ただし「感性チューニング」といった部分の仕上がりは「抜群に優れている」と評価できる。ドライビングの楽しさは、決して絶対的な速さだけから得られるものではないという事実を、見事に証明してくれる。
ゴキゲンな排気サウンド、フットワークはとにかく軽快!
搭載するエンジンは1.6リッターのツインカム16V。スペックは120ps/6500rpm、14.0kgm/5500rpmのレギュラーガソリン仕様である。エンジンのポテンシャルは、正直いってそう高くはない。低中速回転ゾーンではまずまずだが、高回転までの伸び感は、スポーティユニットとして少し物足りない。が、不思議なことに簡単操作の幌をオープンにして、まばゆい光を浴び、ゴキゲンな排気サウンドをBGMに走りだすとエンジンの弱点はほとんど気にならなくなる。
フットワークはとにかく軽快だ。ガレージを出て、最初の交差点を曲がっただけでも、これはすぐに実感できる。ステアリングを切り込む、と同時に間髪入れずにノーズがスッと横移動を始める。ロードスターほどノーズの軽さが実感できるクルマは、ちょっとほかにはない。まさ「人車一体」というフレーズがピッタリとくる。意のままに操る喜びを感じる。
このクルマだけは、もう一度ドライビングを勉強してでもATではなく、ぜひMTで楽しさを満喫してほしい。それだけの価値はある。
(カー・アンド・ドライバー 1993年5月10日号掲載)
ワンポイント名車購入ガイド
1stロードスター(NA型)は1989年9月に販売開始。98年まで生産された。当初は標準とSPパッケージを設定。後にVスペシャルやSスペシャルなどが追加された。NA型の価格は昨年から上昇傾向。300万円を超えるプライスタグをつける車両を見かけるようになった。いくつかの欠品パーツがあるものの、マツダは部品の復刻や生産に積極的。費用はかかるが、車両全体のリフレッシュプランの提案も行っている。専門店も多い。
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