ホンダは2018年1月10日、軽乗用車「N-BOX」が、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)によって行なわれている自動車アセスメント、JNCAP(Japan New Car Assessment Program)の平成29年度「衝突安全性能評価」において、最高評価となる「ファイブスター」を獲得したことを発表した。
N-BOXは、平成29年度「予防安全性能評価」においても、最高評価となる「予防安全性能評価 ASV++」を獲得しており、衝突安全性能評価、予防安全性能評価ともに最高評価を獲得したのは、軽自動車ではN-BOXが初めてとなる。
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N-BOXは、主要フレームの高効率配置や超高張力鋼板の適用拡大などにより、大幅な軽量化を図りながら、乗員、相手車両、歩行者を視野に入れたさまざまな技術を採用。高い全方位衝突安全性能を実現している。
また、先進の安全運転支援システムについても、N-BOXは「Hondaセンシング」をホンダの軽乗用車としては初採用。しかも全タイプに標準装備(一部グレードでは非装着車も選択可)としている。
Hondaセンシングの主な技術は以下のとおり。
・前面衝突対応技術
クルマ対クルマの衝突において、効率的に衝突エネルギーを吸収するコンパティビリティー対応ボディーをさらに進化。
・側面衝突対応技術
サイドフレームとフロアクロスメンバーの断面形状や強度と、クロスメンバー配置を最適化。
・後面衝突頚部保護対応技術
後方からの衝突時、乗員の体をシートバッククッションでサポートし、リアフレームで衝撃エネルギーを吸収すると同時に、頭部をヘッドレストでサポートして頚部への衝撃を緩和。
・エアバッグシステム
軽乗用車として初めて、運転席と助手席の両方に内圧保持タイプのi-SRSエアバッグシステムを標準装備したほか、側面衝突対応エアバッグを含む6つのエアバッグシステムを設定。
・歩行者傷害軽減ボディー
歩行者にダメージを与えやすいボディー前部に、衝撃をやわらげる構造を採用。
ホンダは「Safety for Everyone」の安全思想のもと、道を使うすべての人が安心して暮らせる「事故に遭わない社会」の実現を目指し、リアルワールドでの実態に基づく安全技術の研究開発を行っている。そうした取り組みが、今回の受賞につながったと言っていいだろう。
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