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今でもまだ買える! 見た目で差がつく“デザイナーズカー”4選

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今でもまだ買える! 見た目で差がつく“デザイナーズカー”4選

中古車購入 [2023.10.27 UP]


今でもまだ買える! 見た目で差がつく“デザイナーズカー”4選
 秋といえば芸術の秋。芸術といえばカーデザイン……ということで、今回はデザインに注目。フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーは有名デザイナーが手がけることが多いが、身近なクルマにもそんな“デザイナーズカー”があるのをご存知だろうか。名デザイナーが手がけたとあって、これらのクルマは今も昔も色褪せない魅力がある。ここでは、今でも買えそうな4台のスタイリッシュな名車をピックアップしてみた。みなさんは何台ご存じだろうか。

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デザイナーズカー(1) トヨタ アリスト
 1991年10月に発売された上級セダンがトヨタ アリスト。曲線的で丸みを帯びたエクステリアを手がけたのは、ジョルジェット・ジウジアーロ。いすゞ117クーペ、マセラティ ギブリなどのエレガントなクーペのほか、身近な乗用車も数多く手がけた最も有名なカーデザイナーのひとりである。フィアットに入社後、ベルトーネで手腕を発揮した後、イタルデザインを設立。アリストは彼のイタルデザイン時代の作品だ。

 90年代前半は、エッジを落としたようなデザインが流行だった。トヨタ アリストもその流行りに乗ったもの。プラットフォームは、同時期のクラウンマジェスタと共通で、全長4865mm、全幅1795mm、全高1405mmの堂々たるサイズは今の視点で見ても存在感がある。ヘッドランプ、リアコンビランプの形状もシンプルだが、低い車高のおかげでスポーティな印象が強い。搭載エンジンは3.0L 直6(自然吸気/ツインターボ)、4.0L V8を搭載するが、なかでも3.0L 直6ツインターボの走りは、当時のクルマ好きを魅了した。

 グーネットで検索すると、20台ほどヒットする(2023年10月現在)。中古車はまだ入手可能で、中古車価格帯は100万円~370万円と幅広い。極端な多走行車は淘汰されているようで、比較的コンディションがよさそうな個体が目立った。


デザイナーズカー(2) スバル アルシオーネSVX
 ジョルジェット・ジウジアーロといえば、スバル アルシオーネSVXも忘れてはならない存在。1991年9月アルシオーネの2代目として登場したこのモデルは、「SVX」のサブネームが与えられた。5ナンバーサイズのコンパクトなスペシャルティカーから一転し、3ナンバーサイズの大柄なグランツーリスモに生まれ変わった。デザインの見どころは、サイドビューからの眺め。「ミッドフレームウインドウ」を採用し、ガラスの下側のみが上下に開閉する独特のデザインが特徴となっている。パワートレインは、3.3L 水平対向6気筒を搭載し、高速ツーリングが得意。

 中古車動向だが、物件数は少ないものの現在でも入手可能。グーネットには20台ほど登録されており、中古車価格帯は80万円~360万円(2023年10月現在)。概ね200万円以上の予算があればねらっていける。走行距離は5万km~10万kmが中心で、低走行な物件を探すのは難しそうだ。


デザイナーズカー(3) フォルクスワーゲン ゴルフ(初代)
 1974年に発表されたフォルクスワーゲン ゴルフ(初代)も、ジョルジェット・ジウジアーロの代表作。彼は、ほかにもフィアット パンダなどの実用車を手掛けており、この手のハッチバックに手腕を振るった。

 初代ゴルフのデザインとパッケージングは非常に秀逸で、小さなボディでも前後にゆとりを持って座れる高い実用性を確保。丸型ヘッドランプは親しみやすさを与え、Cピラー形状もその後のゴルフに連綿を受け継がれている。一切無駄がないのに飽きがこず、これぞ実用車の完成系といえるスタイリング。質実剛健な走りと相まってゴルフは世界の大ヒットモデルとなり、2023年現在では8代目モデルが販売されている。

 中古車市場には、ごくわずかだが物件が流通している。いずれもプレミア価格となっており、400万円以上の値が付くものもある。グーネットには走行距離6.8万kmでエンジンオーバーホール済みの個体が登録されている(2023年10月現在)。自動車史に残る希少なモデルゆえ、入手難易度は高い。本気で探すならクラシックカー専門店やゴルフ専門店に問い合わせるとよいだろう。


デザイナーズカー(4) プジョー 205
 元ピニンファリーナのチーフデザイナーであるレオナルド・フィオラヴァンティ。彼はディーノ206GT、フェラーリ308、フェラーリF40など数多くのフェラーリを手掛けてきた名デザイナーである。そんな彼の作品のひとつに、プジョー205がある。1983年に発表されたプジョーのコンパクトカー205は、プジョーのデザイン部門とフィオラヴァンティの合作だ。

 プジョー205もシンプルなハッチバック。コの字型のCピラー、角ばった前後ライトを採用しながら、傾斜のついたフロントグリル、間延びしないサイドビューなど、プジョーらしい躍動感を実現している。後にGTiなどのホットモデルが登場し、スポーツイメージを大幅にアップ。さらにグループBのラリーカーのベースになるほどだった。極め付けはカブリオレの存在。こちらもピニンファリーナが制作を担当し、今でも根強いファンがいるほど。

 流通している中古車は少ないが、グーネットには数台登録されている。また、それ以外にも専門店が取り扱っているケースがあり、頑張って探せば手に入るという状況。中古車価格の最低予算は200万円からで、GTiは300万円を超える。また、カブリオレも流通している。以前と比べたら物件は寂しい状況だが、今でも手に入るのは喜ばしいかぎり。


まとめ
 以上、今でも買えるデザイナーズカーを4モデル選んでみた。ジウジアーロは身近なモデルも多く手掛けているので、必然的に多くピックアップする結果となった。芸術の秋、たまには自分の愛車のデザインをじっくり眺めて過ごすのもよいかもしれない。

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みんなのコメント

13件
  • 992******
    SVXを出したスバルと今のスバルはもう別会社のレベルだな
  • son********
    SVXは高速道路は全て最高、下道は燃費最悪。
    リヤのデフがたまにオーバーヒートして警告灯点灯してエンジンが自動停止した。
    ガソリン高騰の今は大変だな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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