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【人気モデル研究】三菱のSUV作りの伝統と電動技術が融合。アウトランダーPHEVの威風堂々ぶり

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【人気モデル研究】三菱のSUV作りの伝統と電動技術が融合。アウトランダーPHEVの威風堂々ぶり

光るPHEVの先進性。フラッグシップにふさわしい高い完成度を実現

三菱アウトランダーPHEV・P 価格:570万5700円
総合評価/79点
CDテストモード電費/5.0km/kWh

通常はEVとして走る新型三菱アウトランダーPHEVのリアル実用度をユーザー視点で検証

 アウトランダーPHEVは、三菱の新たなフラッグシップ。開発コンセプトは「威風堂々」である。PHEVシステムは大幅に進化した。旧型比でフロントモーターは60kWhから85kWhに、リアモーターは70kWhから100kWhにパワーアップ。合わせて駆動用バッテリーや燃料タンク容量も増大した。

 1充電当たりのEV航続距離は83kmに達し、総航続距離は1000kmを超えた。また、AC100V・1500W電源による外部給電が、従来から2日増えて12日分となったのも頼もしい。

 走りの仕上がりは出色。ツインモーター4WDによる滑らかで力強い走りにさらに磨きがかかった。パワー感は従来とは段違い。高い車速域でも伸びやかなモータードライブ感が維持される。思わずアクセルを踏みたくなってしまうほどだ。しかも、走っている最中にエンジンが始動しても静か。チャージモードで低い車速で走行しているとき以外は、エンジンの存在を感じない。

 ハンドリングは応答遅れのない一体感が心地よい。ロック・トゥ・ロックを2.6回転に設定したクイックな操縦性をドライブしている間ずっと味わえる。
 ターマック走行モードを選ぶとアクセルレスポンスは一段と鋭くなり、AYCに新たにリアの左右輪間のトルク配分を加えたS-AWCも効いて、ハンドリングがさらに俊敏になる。

 乗り心地はスピードレンジが高くなるにつれてフラットに変化。たっぷりとしたストロークが確保された足回りは、巧みにバウンシングして快適性を高めてくれる。
 インテリアは上質。高級感があり心地いい。3列目はさすがに広くはないが、いざというときに役に立つ。

Brief Comment

 視界や乗降性など、SUVなので点数が低くなる項目はあるが、PHEVパワートレーンがもたらすドライバビリティは極めて優れた水準にある。その優れたパフォーマンスは高く評価できる。車両全体のパッケージングや3列シートの利便性、フラッグシップらしい質感と装備も申し分ない。走りの細部には気になる点はあるが、全体の完成度は非常に高い。付加価値の高い先進車だ。内容を考えるとむしろ割安に感じる。

三菱アウトランダーPHEV主要諸元

グレード=P
価格=570万5700円
全長×全幅×全高=4710×1860×1745mm
ホイールベース=2705mm
車重=2110kg
エンジン=2.4リッター直4DOHC16V
エンジン最高出力/トルク=98kW(195ps)/185Nm
モーター最高出力/トルク=フロント:85kW/リア:100kW/フロント:255Nm/リア:195Nm
WLTCモードEV走行換算距離=83km
WLTCモードHV燃費=16.2km/リッター
駆動方式=4WD

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  • 俺の車選びの基準にボンネットダンパーの有る無しは大事だが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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