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トライトンもうかうかしてらんないぜ! いすゞD-MAXのEV仕様がピックアップの電動化に火を付ける!

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トライトンもうかうかしてらんないぜ! いすゞD-MAXのEV仕様がピックアップの電動化に火を付ける!

 トライトンのヒットで日本でも注目を集めているピックアップトラック。ところがこのジャンルでも電動化は進んでいた。なんといすゞが人気ピックアップ「D-MAX」のBEVを発表しちまったのだ!

文/ベストカーWeb編集部、写真/いすゞ、トヨタ自動車

トライトンもうかうかしてらんないぜ! いすゞD-MAXのEV仕様がピックアップの電動化に火を付ける!

■ピックアップにも電動化の波が!

トヨタが発表したハイラックスのEVコンセプト

 3月27日から開催されるバンコクモーターショーで、いすゞが小型ピックアップ「D-MAX」のBEVモデルを公開すると明らかにした。D-MAXは日本ではいまひとつなじみのない車名だが、東南アジアやオセアニアではトヨタ ハイラックスや三菱トライトンと並ぶ人気ピックアップだ。

 ピックアップは仕事にもレジャーにも使えるタフなクルマだが、この分野にもカーボンニュートラルの波が押し寄せている。

 これについては2022年12月、トヨタがタイで「ハイラックスREVO」というハイラックスの電動コンセプトを発表し、さらには2023年のジャパン モビリティショーで「EPU」という電動ピックアップのプロトタイプを公開していた。

 対するいすゞは2023年10月、「タイでEVピックアップを生産する」という計画を発表済み。今回のアナウンスは、その発表がいよいよ具体化したということになる。

 実はいすゞはこの4月から、タイ市場にD-MAXのハイブリッドモデルを投入する。ただしこのハイブリッドは1.9リッターディーゼルにSMG(スターターモータージェネレーター)を組み合わせて発進をアシストする簡易的なもので、それほどのインパクトはない。やはり注目はBEVモデルだ。

■エルフとはまったく別物のパワートレイン

いすゞ D-MAX EV仕様

 いすゞD-MAXだが、現行モデルは2019年に登場した3代目。BEV仕様もこの3代目がベースとなる。

 ダブルキャブのサイズが全長5305mm、全幅1880mm(V-CROSS)だから、三菱トライトン ダブルキャブのGLS(全長5320mm、全幅1865mm)とほぼ同サイズ。EV仕様はフロントグリルとヘッドランプにブルーの差し色が追加されている。

 いすゞのEVといえば、2023年に登場した小型トラック「エルフ」のEV版を思い出すかもしれない。

 エルフEVには普通免許で乗れる1t積みの「エルフミオ」もあるだけに、一瞬「D-MAX EVはミオの電池やパワートレインの流用?」とも考えてしまうが、それは間違い。

 D-MAX EVは小型モーターを制御ユニットとともに車軸に収めた新開発のeアクスルを前後に2基備える4WDで、パワーはフロント40kW、リア90kWを合わせた130kWとアナウンスされている。

 バッテリーも20kW単位のモジュールを組み合わせるエルフEVとは別の、よりコンパクトなタイプが用いられている(容量は66.9kW)。ピックアップに求められる走破性・運動性をより考慮した中身となっているといえよう。

[articlelink]

■過去には日本のイベントで展示例も

いすゞD-MAXのインテリア(内燃機関モデル)

 さてそのD-MAX EVだが、バンコクモーターショーで発表こそされるものの、タイで真っ先に発売されるわけではない。最初に投入されるのは電動化の進む欧州で、中でもEV普及率の高いノルウェーがデビュー国となる。投入時期は2025年だ。

 その後はイギリスやオーストラリア、タイなどでの販売が検討されているようだが、となると気になるのが日本導入だ。

 過去にいすゞは、横浜で開かれた「人とくるまのテクノロジー展2021」にD-MAXを出展した経緯がある。

 その勢いを駆ってぜひとも日本での発売を検討してほしいものだが、同社は日本国内の乗用車ディーラー網を手放してしまっている点がネック。いっそのことトラックの販売網を活用して、D-MAXを販売してはどうだろうか?

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