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レクサスLS改良モデルを世界初公開。高速道路は「Lexus Teammate」でほぼクルマまかせ。国内は初冬に発売

掲載 更新 42
レクサスLS改良モデルを世界初公開。高速道路は「Lexus Teammate」でほぼクルマまかせ。国内は初冬に発売

レクサスは2020年7月7日、フラッグシップセダン「LS」のマイナーチェンジモデルを世界初公開した。日本での発売は2020年初冬を予定する。

今回発表した新型LSは内外装のデザインを変更するとともに、レクサス独自の乗り味である“Lexus Driving Signature”の深化を目指し、静粛性と乗り心地の大幅な向上を追求。パワートレーンやサスペンションをはじめ、シートの縫い位置などの細部に至るまで徹底的な作り込みを実施した。さらに高速道路など自動車専用道路での自動運転に通じる高度運転支援技術「Lexus Teammate」を新たに搭載する。

世界初公開「新型レクサスLS」の写真

どっしりと落ち着きのある表情に

エクステリアは、フロントコーナー部に縦基調のキャラクターラインを配置することでスタンスのよさを表現。フロントバンパー下部のメッキモールをサイドにまわり込ませて伸びやかさを演出する。

ヘッドライトは小型3眼ランプユニットにL字が際立つクリアランスランプ、その下にブレードスキャンアダプティブハイビームシステム(AHS)を搭載した新タイプに変更。バンパー両端にスクエア状のグリルを配置してスタンスのよさを表現。スピンドルグリルはダークメタリックとすることで上品な印象を持たせた。

リヤまわりでは、コンビネーションランプ内のメッキモールをピアノブラックに変更。ヘッドライトと呼応した厚みを感じるランプ形状として存在感を際立たせている。

さらにFスポーツではサブラジエターグリルのガーニッシュをサイドまでまわり込ませることでワイドなスタンスを強調。専用色のスピンドルグリルや20インチアルミホイールの採用などにより、スポーティなイメージを際立たせた。

日本の伝統工芸から着想を得たインテリア

インテリアでは、オーナメントに西陣&箔を新たに設定。西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きにより、月に照らされた波の揺らぎによる「月の道」を表現する。
ハンドルやセンターコンソールのスイッチ類を黒で統一して端正な印象をもたせるとともに視認性を向上。また、使用頻度の高いシートヒーターやステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチをセンターコンソールに追加して操作性を向上した。

マルチメディアシステムには、新たにタッチディスプレイを採用するとともに「SmartDeviceLink」や「AppleCarPlay」、「AndroidAuto」に対応。iPhoneやAndroidスマートフォンを12.3インチタッチワイドディスプレイに連携することで、画面操作や音声操作が可能となるなど利便性が向上した。

静粛性と乗り心地をさらに進化

静粛性と乗り心地の改善については、AVSソレノイドを新規に開発することで減衰力を低減するとともに、ランフラットタイヤの縦ばね剛性(国内仕様は2019年の改良で採用済み)とスタビライザーバーの剛性を最適化。また、エンジンマウント内のオリフィスを変更することで減衰特性の変更を行い、室内に伝わる振動を低減。
また、シート表皮の縫い位置をより深い位置に変更するとともに、ウレタンパッドに低反発素材を新たに採用。振動吸収性を高め、柔らかな座り心地により快適性を向上させた。

ハイブリッドモデルのLS500hは、使用頻度の高い走行領域において、加速時のバッテリーアシスト量を増加させることで、より余裕のある加速を実現。加えて発進加速時のエンジン最高回転数を下げることで、静粛性を高めた。(国内仕様は2019年の一部改良で実施済み)

ガソリンモデルのLS500は、使用頻度の多い走行量域でのエンジントルクの立ち上がりを向上させたことで加速レスポンスを向上。また、シフトスケジュールを変更。各ギヤ段で加速できる領域を拡大し、加速時のシフトダウン頻度を低減させた。これにより余裕のある力強い走りを実現する。

ハイブリッド、ガソリン車ともにアクティブノイズコントロールとエンジンサウンドエンハンスメントのチューニングを変更してさらなる静粛性の向上を図っている。

人の感性に寄り添った最新運転支援技術を採用

最新の高度運転支援技術「Lexus Teammate(レクサス チームメイト)」を採用。高速道路など自動車専用道路上での車線や車間維持のほか、分岐やレーンチェンジ、追い越しなどをドライバーの監視のもと、車載システムが適切に認知、判断、操作する自動運転に通ずるシステム「Advanced Drive」や、同じくドライバーの監視下において車両が駐車動作を行う「Advanced Park」を搭載する。
レクサス チームメイトはこれらの先進運転支援システムのほか、ソフトウェアアップデートの活用により、ユーザーの手に渡った後でも機能の追加や性能向上が可能とのことだ。
このほか、2019年8月にレクサスRXにて世界初採用したブレードスキャンアダプティブハイビームシステムを採用することで夜間走行時の視認性を向上。デジタルインナーミラーには高解像度でより大きなディスプレイを採用して後方視認性を高めるなど、先進の運転支援システムを導入する。

繊細な光のグラデーション「月の道」がモチーフ

ボディカラーには新規開発の「銀影(ぎんえい)ラスター」を設定。光輝材(アルミフレーク)を含んだ塗料の体積を凝縮させる「ソニック工法」を応用し、アルミ蒸着を高密度で敷き詰める最新の塗装技術により、鏡面のように粒子感をほとんど感じさせない滑らかな質感で、周囲のわずかな光も繊細に捉えて時の移ろいや変化に呼応したさまざまな表情を見せる特別なシルバーカラーとなっている。

レクサスLSから、トヨタは自動運転へ向けた次のステップに踏み出す。人とクルマが対話の中でお互いの状況を確認しながら補い合うことで、安全な運転や快適な移動につなげるという「レクサスチームメイト」のこだわりはいかなるものか。2020年初冬……もうすぐ味わえる(!?)

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みんなのコメント

42件
  • 最近、レクサスESをレクサスLSと見間違える。
    リアを見て、初めてESと気付く。
    俺も耄碌したかな?
  • 未だ初代のインパクトは超えられそうもない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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