現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > NEXCOもドヤ顔!? 半信半疑の「渋滞8km 120分」”道路情報”実は今や「まず間違いない」数字だった! 高精度の「所要時間」進化の理由とは

ここから本文です

NEXCOもドヤ顔!? 半信半疑の「渋滞8km 120分」”道路情報”実は今や「まず間違いない」数字だった! 高精度の「所要時間」進化の理由とは

掲載 17
NEXCOもドヤ顔!? 半信半疑の「渋滞8km 120分」”道路情報”実は今や「まず間違いない」数字だった! 高精度の「所要時間」進化の理由とは

■渋滞情報の数字 かなり信頼できるようになった!?

 高速道路上の情報表示版では、「東町~西町 渋滞60分」といったように、所要時間が表示されていることも多いです。
 
 この所要時間、最近はその精度が大幅に向上し、かなり信頼できる数字になっているようです。なぜなのでしょうか。

【画像】えっ…!? これが首都高の「超レア」危険情報です

 通過時間はもともと、道路管理者が自前で計測装置を設置し、渋滞の有無などとともに算出していました。

 たとえばNEXCO中日本の場合、従来の方法は「地面に車両感知器を埋め込み、上を通り抜けるクルマを感知する」というものでした。検出した通過速度から、そこが渋滞しているかどうかを把握し、その状況から所要時間を割り出すという、かなり大雑把といえるやり方です。

 車両感知器の間隔は2kmごとでした。もっとも、長距離移動のルート判断やスケジュール把握には、それくらいのアバウトさでも何とかなったのかもしれません。

 しかし、同社は2020年に新たな計測システムを導入。それはETCの新世代「ETC2.0」を活用したものです。

 ETC2.0は従来のETCと比べ、料金所での出入り情報だけでない、幅広い相互通信を可能にしています。2011年に全国の高速道路の約1600か所で、ETC2.0を通じて個別のクルマと通信をおこなう「ITSスポット」が設置されました。これにより、それぞれのクルマで「いつ、どこで、どれくらいの速度で走っているか」という情報(ETC2.0プローブデータ)が刻一刻と照会できるようになりました。

 これを活用したのが、新たな渋滞情報のシステムです。2020年には「4台に1台がETC2.0搭載車」というまでに普及したため、いよいよ情報を活用できる段階になったというわけです。

 ITSスポットは今や「200m間隔」となっています。きめ細かな情報で計算できるほか、従来モデルとくらべて「現実の通過時間の実績」が使えるため、現在の情報板の数字は、精度が高いといいます。もちろん、誰か1台の情報を見ているわけではなく、膨大なクルマの全情報を分析して平均データとしているので、より精度が高くなっています。

 2020年のお盆に行われた効果検証の結果によると、ETC2.0プローブデータにより算出した所要時間と実際の所要時間の一致率は「95%」だったそうです。これは渋滞時も非渋滞時も同程度でした。

 今までの「車両感知器」だと、渋滞時は感知器の上のクルマの挙動が「停止」「ノロノロ」「普通の速度」などバラバラになりがちで、全体状況の把握には不向きでした。しかしETC2.0は「実際の移動実績」に基づくため、精度が落ちようがないということです。

 NECO中日本 名古屋支社は4月9日に、公式SNSで「200m間隔」の新システムを紹介。投稿には300近い「いいね」がついています。同支社は「(事故渋滞 8km 120分という)写真のような渋滞情報を見たら要注意!! 迂回をご検討ください」と呼びかけています。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

18年ぶりに復活を遂げたトヨタ新型「クラウン・エステート」“待望”の発売! SUVの魅力をプラスした「新発想ワゴン」は635万円から
18年ぶりに復活を遂げたトヨタ新型「クラウン・エステート」“待望”の発売! SUVの魅力をプラスした「新発想ワゴン」は635万円から
VAGUE
ヒョンデ、『インスター』4月導入でEV普及を加速…新拠点開設やパートナーとの連携強化へ
ヒョンデ、『インスター』4月導入でEV普及を加速…新拠点開設やパートナーとの連携強化へ
レスポンス
軽自動車にこそEVがピッタリです。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」日産サクラ
軽自動車にこそEVがピッタリです。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」日産サクラ
LE VOLANT CARSMEET WEB
18年ぶり復活のトヨタ新型「クラウン“エステート”」! 「ワゴンとSUVの融合」実現した“デザイン”に込められた“想い”とは
18年ぶり復活のトヨタ新型「クラウン“エステート”」! 「ワゴンとSUVの融合」実現した“デザイン”に込められた“想い”とは
くるまのニュース
トヨタ「クラウンエステート」登場! “シリーズ第4”のモデルはなぜ「SUV×ワゴン」融合した? 伝統の「エステート」名称“復活”にかけた開発の想いとは【開発者インタビュー】
トヨタ「クラウンエステート」登場! “シリーズ第4”のモデルはなぜ「SUV×ワゴン」融合した? 伝統の「エステート」名称“復活”にかけた開発の想いとは【開発者インタビュー】
くるまのニュース
56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは
56年前の「ランボルギーニ」がオークションに登場 名スーパーカー「カウンタック」以前の“4人乗りランボ”とは
VAGUE
マルティン、MotoGP第3戦アメリカズGPも欠場へ。第4戦カタールでの復帰も不透明「思うように回復できず、本当に苦労している」
マルティン、MotoGP第3戦アメリカズGPも欠場へ。第4戦カタールでの復帰も不透明「思うように回復できず、本当に苦労している」
motorsport.com 日本版
レクサス [LS]2013年モデルが想像以上に良すぎる件!! マイナーチェンジってウソだろ!?
レクサス [LS]2013年モデルが想像以上に良すぎる件!! マイナーチェンジってウソだろ!?
ベストカーWeb
新車購入で後悔したくないなら徹底チェック! 購入前にディーラーの実車で穴が空くほどガン見して確認すべき項目とは
新車購入で後悔したくないなら徹底チェック! 購入前にディーラーの実車で穴が空くほどガン見して確認すべき項目とは
WEB CARTOP
トヨタ新型「クラウンエステート」発表! “ワゴン×SUV”を「よりメッキきらめくスタイル」に! スタイリッシュなモデリスタパーツを設定、KINTOでも取り扱い開始!
トヨタ新型「クラウンエステート」発表! “ワゴン×SUV”を「よりメッキきらめくスタイル」に! スタイリッシュなモデリスタパーツを設定、KINTOでも取り扱い開始!
くるまのニュース
レーシングブルズとエクソンモービルが燃料パートナー契約を締結。レッドブルファミリー全体との提携が強化
レーシングブルズとエクソンモービルが燃料パートナー契約を締結。レッドブルファミリー全体との提携が強化
AUTOSPORT web
動かす前に何をすべき!? 冬の間に乗らなかったバイクのメンテナンス
動かす前に何をすべき!? 冬の間に乗らなかったバイクのメンテナンス
バイクのニュース
ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】
ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】
くるまのニュース
高速道路に「人が運転していない」トラックが出現…なぜ? 一般車の自動運転と何が違うのか
高速道路に「人が運転していない」トラックが出現…なぜ? 一般車の自動運転と何が違うのか
乗りものニュース
トヨタ新型「クラウンエステート」正式発表! ワゴン×SUVとして18年ぶり復活の理由は? ブランド70周年で4モデル揃う!エステートが担う役割とは 635万円から設定
トヨタ新型「クラウンエステート」正式発表! ワゴン×SUVとして18年ぶり復活の理由は? ブランド70周年で4モデル揃う!エステートが担う役割とは 635万円から設定
くるまのニュース
スバル新「クロストレック」発表! 鮮烈な「オレンジ」ボディ採用した“サンブレイズ仕様”に大注目! 同時に「インプレッサ」と「レヴォーグ」特別仕様車も公開!
スバル新「クロストレック」発表! 鮮烈な「オレンジ」ボディ採用した“サンブレイズ仕様”に大注目! 同時に「インプレッサ」と「レヴォーグ」特別仕様車も公開!
くるまのニュース
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
motorsport.com 日本版
ホンダ『ZR-V』のゴツゴツ感を低減、スタビリティも向上させるテインの車高調「フレックスZ」発売
ホンダ『ZR-V』のゴツゴツ感を低減、スタビリティも向上させるテインの車高調「フレックスZ」発売
レスポンス

みんなのコメント

17件
  • 藍流頓瀬奈
    …それ、ドヤ顔するとこじゃない。
    慢性的な渋滞発生は恥ずべき事。
  • znu********
    進めど進めど時間減らないカラクリは?90分が150分以上かかったことがよきある。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

577 . 8万円 756 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

60 . 0万円 460 . 0万円

中古車を検索
クライスラー 300の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

577 . 8万円 756 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

60 . 0万円 460 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村