欧州では2022年 第3四半期に発売
かつて「ワーゲンバス」の愛称で親しまれたフォルクスワーゲンT1が、電気自動車になって復活した。その名は、「ID. Buzz」。スペース効率を高め、室内スペースを最大限確保したワンボックスタイプのEVミニバンで、欧州では2022年の第3四半期に販売が開始される。
ボディサイズは全長4712mm×全幅1985mm×全高1937mmで、全長はトヨタ ヴォクシーとほぼ同サイズだが、全幅はグランエース並みと、かなりワイドなプロポーションとなっている。この点が若干気になるところではあるが、それ以外は日本でも受け入れられそうな内容だ。
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何より魅力なのはそのデザイン。ヘッドライトこそ丸目ではないが、全体の雰囲気はワーゲンバスそのもの。後席用のスライドドアや2トーンのカラーリングも往年のモデルを起こさせる。ただレトロなわけでなく、現代のデザイン要素を取り入れたモダンさも併せ持ち、都会の風景も似合いそうだ。
当初は2列5人乗りが登場し、3列7人乗り仕様も追加予定
EVパワートレインは最高出力201hp、最大トルク310Nmを発生する。バッテリー容量は82kWhで、航続可能距離は現状では未公開ながら後日発表予定となっている。なお最高速はリミッターで90mph(約145km/h)に制限される。
充電は、普通充電(AC)と急速充電(DC)に対応し、急速充電の場合バッテリーの5%から80%まで30分でチャージ可能。なお2023年には出力やバッテリー容量の異なるモデルも追加される見通しだ。
ID. Buzzの室内は、前席に2人掛け・後席は3人掛けで、5名乗車が可能。後席は標準仕様は40:60の分割可倒式ベンチシートで、上級バージョンには3分割式シートが採用される。さらに3列7人乗りのロングホイールベース仕様も欧州で2023年に追加予定となっている。
このほか前席の後ろ側をパーテーションで区切り、荷物専用スペースとした「ID. Buzzカーゴ」も設定される。こちらは商用仕様という位置付けだ。
ID. Buzzの方は乗用車仕様で、内装トリムやカラーも上質な仕上げとなる。装備は10インチの大型ディスプレイを備えたインフォテインメントシステムをはじめ、各種運転支援装置も充実している。
今回発表されたのは欧州向けモデルだが、すでに北米でも2023年の発売が予定されるなど、輸出も視野に入れられている。フォルクスワーゲンの日本での人気ぶりを考えると、国内導入も期待できそうだ。
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みんなのコメント
だからこそ、ポップでカラフルな仕様を出して必死に誤魔化してる。
これは要らない