ホンダ「オモシロスポーツ」プロジェクト、1年越しで大舞台に登場
1年前の「東京オートサロン2021」に向けてホンダアクセスが作り上げていた、「N-ONE」のヒルクライムレース仕様「K-CLIMB(ケイ・クライム)」。2020年11月のN-ONEのフルモデルチェンジでラインアップに加わった「RS」の6速MT車を本気のヒルクライムアタック仕様に仕立て、東京オートサロン2021の目玉の1台となるはずでしたが、ご存じの通り残念ながらコロナ禍の影響でバーチャルでの開催に。
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次いで用意されていた「ウェルカムプラザ青山」でのリアルお披露目イベントは、なんと運悪くちょうど3回目の緊急事態宣言の期間に重なってしまい、開催期間の延期・縮小に見舞われることに。そして今回、丸1年を経てようやくその姿を大勢のファンの前に披露できたというわけです。
ヒルクライムマシンの制作協力はHKS
この「K-CLIMB」の最大の特徴といえば、決して単純にそれらしい加飾をあしらわれただけの出品車ではない、というところでしょう。かつてのオートサロンに出揃っていたような本格的なレーサーに仕立てて、この大変な時期に会場まで足を運んでくれるコアなファンに喜んでもらおう、という気合が入ったプロジェクトとしてスタートしたのです。
そのため制作協力を仰いだ「HKS」の手によって、ボディの数多くのピースは決してカーボン「調」ではなく、見事にリアルカーボンによって製作されているのです。「シティターボII」風のフロントグリルは「N-ONE」オーナーならずとも多くのクルマ好きの心を掴むような、じつに市販化が待ち望まれるアイテムではあります。ですが、残念ながらこれはリアルカーボンでがっつり作り込まれたフロントマスクの一部分なため、少なくとも現実的に手が届くような価格帯での市販化は難しそう。
「N360」の面影が強いN-ONEですが、初代「シティ」の風味も意外にしっくりくるのもこのK-CLIMBによって証明されたわけですから、1980年代ブームの今こそホンダアクセスの製品にぜひ反映してもらいたいものです。
ヒルクライム競技にもガチ参戦!
そして本格的に仕立てた延長線上にあるのが「オモシロスポーツ」プロジェクト最大の狙い。じつは若手社員たちの多くは、物心ついたころから身のまわりにあるのがミニバンやSUVばかりという世代なのです。そのためドレスアップの経験はあっても、チューニングカーをイチから走らせるようなプロセスとは無縁。そのため昨年秋には兵庫県のハチ高原ヒルクライムに実際に参戦したそう。競技の場面に持ちこみ研鑽を重ねていく、いわば「走る実験室」もとい「走る研修施設」的な役割も担っているのです。
じつはそのヒルクライムでは、せっかく作り上げたテールゲートスポイラーを外した方が3秒早くなる、という苦々しい結果を目の当たりにする羽目になってしまいました。そのためレースを終えて以来、作り直したスポイラーやディフューザーに大量の短い毛糸を貼り付け、集塵機がつながった大きな箱に入れて空気の流れを確かめるのがすっかり日課になっているとのこと。そうしたあれこれはホンダアクセス「オモスポ」のTwitterアカウント、@OMOSPO_hacでチェックできますので、今後の実戦での進化を楽しめるでしょう。
ドラッグレース仕様の「e-Drag」も
また「オモシロスポーツ」プロジェクトではN-ONE RSベースのヒルクライム仕様「K-CLIMB」のほかにも、バッテリーEVである「ホンダe」ベースのドラッグレース仕様「e-Drag」も製作。惜しくも東京オートサロン2022の会場ではその姿を見ることができませんでしたが、HKSの協力により軽量化したボディと電動車ならではの瞬発力で、1/4マイル(約400m)を14.5秒で駆け抜ける21世紀ならではの本格的なドラッグレーサーです。
こちらも実際に2021年11月にツインリンクもてぎで開催された300mのタイムを競うドラッグレースイベントの「ストリートシュートアウト」に参加。結果はe-Dragが参加したクラスの制限タイムをうっかり破ってしまい決勝進出ならず、というザンネンなものになってしまいました。ですが、EVの楽しさを広める伝道車な電動車という約割を担う1台でもありますので、K-CLIMBともども積極的な活動をぜひ続けてもらいたいものです。
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