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コンパクトカーの“傑作”【フォルクスワーゲン ポロ】の歴史といま買いの中古車!

掲載 更新 37
コンパクトカーの“傑作”【フォルクスワーゲン ポロ】の歴史といま買いの中古車!

輸入車 [2024.03.11 UP]


コンパクトカーの“傑作”【フォルクスワーゲン ポロ】の歴史といま買いの中古車!
フォルクスワーゲン ポロ|語り継がれる名車の系譜 vol.39|

ポルシェづくしの1日を味わえるアミューズメント施設

文●ユニット・コンパス 写真●フォルクスワーゲン 
※中古車参考価格はすべてグーネット2024年2月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年4月号の内容です)

国民車として活躍したビートルの後継車という大役を背負ってゴルフとともに開発されたポロ。車体は小さいが、そこに込められた想いは大きかった。


小さいと上質を両立させたコンパクトカーの傑作

車格にとらわれない上質な生活の道具
 大型車は高くて豪華で便利で安全。逆に小さいクルマはあらゆることを我慢しなければいけない。かつてはそんな階層構造的な意識が、自動車メーカーだけでなく、ユーザー側にも存在したのは事実だ。
 そんな常識を覆したのがポロだ。フォルクスワーゲンが1975年にゴルフと共に名車ビートルの後継として企画、アウディ50の兄弟車として設計された。ポロが幸運だったのが、アウディとタッグを組んだこと。複数ブランドで展開することを勘案すれば、量産効果でコスト低減できることを前提に、より多くのコストをかけた開発ができる。つまり、ライバルと同じ販売価格なら、よりよいクルマが作れることになる。
 デザインもそう。格上のゴルフとの関連性を感じさせる、シンプルでありながら緻密に計算された美しいものが与えられた。その背景にあるのは、小さくても上質な、優れた生活の道具という考え方だ。
 時代を重ね、多くの人々が自動車に乗るようになると、ポロの魅力はさらに広く理解されるようになる。とくに女性ドライバーたちは、小さくて運転しやすく、それでいて他の小型車にない安心感にあふれるポロを大いに愛した。
 小さい本格派。ポロが切り開いた道には、いまや多くのフォロワーが続いている。だからこそ、先駆者であるポロの名が、より一層輝くのだ。


フォルクスワーゲン ポロはこんなクルマ
 現行型が登場したのは2018年。先代よりもボディサイズを拡大し、プレミアムコンパクトカーとして登場。2022年にはマイナーチェンジを行い、内外装をブラッシュアップ。エンジンにも改良が加えられ、さらに完成度を高めている。

 パワートレインは、標準モデルが1L3気筒ターボ(95馬力)で、スポーティな「GTI」が2L4気筒ターボ(207馬力)となっている。

 これまでアナログ式だったメーター類をデジタル化したのが現行型の特徴。装備類についても、ゴルフと肩を並べるレベルとなった。


[フォルクスワーゲン ポロが名車になった理由]小型車の常識を覆すハイレベルな機能と装備

ビートルの後継車として開発された
 初代ポロが誕生したのは1975年。モータリゼーションの発展にともなう小型実用車の需要を受け、ビートルの後継車として企画。アウディ50のメカニズムを共有したことで、小さくても本格的な内容を持つモデルとなった。


車体は小さくても安全性は妥協なし
 長い期間、VW最小モデルとしての役割を果たしてきたポロ。小さくてもVWらしい安全性をということで、3代目ではボディ構造を大幅に強化。小さくても強い安全なクルマというポロの価値は、ユーザーからも歓迎された。


真面目な作りがクラスを超えた走りを実現させた
 ボディサイズは小さくても基本性能が高いポロは、クルマ好きからも注目されていた。2代目からはスポーティグレードも登場し、ワンメイクレースも開催。3代目にはついに、ゴルフでも人気のGTIがグレードに加わった。


混み合った街中でも楽に駐車できる
 ポロは男女を問わず多くのドライバーから親しまれているのも特徴。コンパクトで見切りのいい運転環境に加えて、現行モデルでは運転支援装備も充実。駐車支援システム「パークアシスト」は、ステアリング操作も補助する。


流行を取り入れたバリエーションモデルも登場
 スポーツモデルだけでなく、その時代のトレンドを取り入れたバリエーションモデルも登場。こちらのクロスポロは、リフトアップして最低地上高をあげSUVライクなデコレーションを施したもの。小さくても使い勝手は良好。


つねにクラスをリードする充実した装備
 ゴルフが実用車のレベルを毎回引き上げるように、ポロはコンパクトカーの基準をレベルアップさせてきた。現行モデルは、デジタル化を進めて、操作系や運転支援装備をゴルフに近い水準まで高めた。時代をリードする存在だ。


新車といま買いの中古車たち

フォルクスワーゲン ポロ
プレミアムコンパクトを標榜する現行型。2022年にマイナーチェンジ。外観上の違いはグリルのLEDバーで、これが後期型の印。エンジンを改良、先進安全装備や快適装備を充実させた。

新車価格:273万900円~368万3000円(ポロ 全グレード)

フォルクスワーゲン ポロの新車情報を見る


フォルクスワーゲン ポロ
こちらは現行型の前期モデル。従来モデルに比べてボディを大型化し3ナンバーサイズになった。ステアリングなどの部品をゴルフなど上級モデルと共有するようになり、質感も上がった。

中古車参考価格帯:130万円~310万円(18年~22年 ポロ 全グレード)


フォルクスワーゲン ポロ GTI
コンパクトなポロのボディにパワフルな2Lターボエンジンを搭載するスポーツモデル。前期は200馬力、後期は207馬力で、DSGも6段から7段へ変更。足まわりも引き締められている。

中古車参考価格帯:160万円~360万円(18年~24年 ポロ GTI 全グレード)


フォルクスワーゲン ポロ(先代モデル)
 300台以上の中古車物件が流通している先代モデル。予算に応じて安心感重視の認定中古車から、お買い得感重視の低年式モデルまで選択肢が幅広い。初めての輸入車としてもぴったり。

中古車参考価格帯:40万円~170万円(09年~18年 ポロ 全グレード)

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みんなのコメント

37件
  • koy********
    先代の6Rのポロはよかった。5ナンバーでよかったのに幅が広くなりすぎなりすぎましたね。プジョーとルノーもそうだけど、安全性のためで仕方ないのいかな。
  • 松井良隆
    円安かつ日本経済凋落の今こそ、欧州の自動車会社は日本に工場を造るべきです。下請け虐めはやらないだろうし、高速安定性能が高く、部品を一部日本製に替えただけで故障は激減します。日本から東南アジア富裕層に輸出した方が悦ばれます。レクサスとも共存共栄出来ます。他の自動車会社も刺激を受けて良くなると思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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