BMW3シリーズにプラグイン・ハイブリッド「330e」追加

ビー・エム・ダブリューが、「BMW 3シリーズ」のプラグイン・ハイブリッド・モデル「新型BMW 330e（サン・サン・マル・イー）」を、全国のBMW正規ディーラーで注文の受付を開始した。納車は、2016年3月からを予定。

今回発表の新型BMW 330eは、2015年9月に発売した新型BMW 3シリーズのスポーティなキャラクターに、BMWのサブ・ブランド「BMW i」に初搭載された先進の電動化技術「eDrive（イードライブ）」を組み合わせている。

このプラグイン・ハイブリッド・システムと、2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンに、8速ATと一体化された高出力電気モーターを組み合わせて、システム・トータルの最高出力185kW(252ps)、最大トルクは420Nm(42.8kgm)を発揮する。また、電気モーターのみでの走行の場合（「MAX eDrive」モードでの走行時）は、時速120kmまでの速度域で、最長距離36.8kmまでゼロ・エミッション走行が可能だという。

電気モーターとガソリン・エンジンのオペレーション・モードは3つを設定し「eDriveボタン」で切り替えが可能。また、シフトレバーをM/S側に倒せば、ガソリン・エンジンによる発電によりバッテリーの充電量を最大80%まで増やすことができる。高電圧リチウムイオン・バッテリーはラゲージ・ルームの床下に格納し、ラゲージ・ルーム容量は370Lを確保した。EV専用充電コンセント（車両に付属の普通充電ケーブルを利用）、またはBMW iウォールボックス・ピュアから充電（200V/15A）することが可能で、約3時間で満充電となる。

また、車両には通信モジュールを搭載。「BMW SOSコール」や「BMWテレサービス」に加え、スマートフォンからバッテリーの充電状況の確認やエアコンの起動などが可能になるプラグイン・ハイブリッド専用の「BMWリモートApp」を含む「BMW コネクテッドドライブ・スタンダード」を標準装備する。

今回のプラグイン・ハイブリッド・モデルの新型BMW 330eの導入により、BMW 3シリーズは、ガソリン・エンジン・モデル、クリーン・ディーゼル・モデルと合わせて3つのパワートレインをラインナップすることになる。

グレードは「330e」に加えて、装備の違いによって「330e Sport」、「330e Luxury」、「330e M Sport」を用意。

価格は554万円～599万円。