現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜホンダが「フィットネス」閉店!? さわやかスポーツ仕様が2年で姿消す…! 後任「復活のRS」の特徴とは

ここから本文です

なぜホンダが「フィットネス」閉店!? さわやかスポーツ仕様が2年で姿消す…! 後任「復活のRS」の特徴とは

掲載 35
なぜホンダが「フィットネス」閉店!? さわやかスポーツ仕様が2年で姿消す…! 後任「復活のRS」の特徴とは

■新しい時代のスポーティを表現していた4代目フィット「NESS(ネス)」

 ホンダは2022年秋にマイナーチェンジ予定の新型「フィット」を8月5日に先行公開しました。デザイン改良に加え、新グレード「RS」を追加したことで話題を呼んでいます。
 
 その一方で、2020年デビュー時にラインナップされていた5つのグレード体系のうち、スポーティ仕様「NESS(ネス)」が今回のマイチェンを機にひっそりと廃止されることが明らかになりました。

限定1500台! ホンダが旧型「フィットRS」のカッコイイ特別仕様を発表!

 フィットは2001年に初代モデルが登場したホンダのコンパクトカーです。ミニバンのような広い室内空間とスポーティなスタイリングを両立させた実用性の高さが支持され、初代はデビュー早々に大ヒット作となりました。

 好評だったコンセプトは歴代モデルでそのまま受け継がれ、2020年2月には4代目となる現行型のフィットが登場しています。

 4代目の特徴は、初代からの良さはそのままに、数値では表せない「感性価値」を追求しユーザーに寄り添う心地よさを具現化した点にあります。

 前方視界を大幅に改善したほか、上級車向けのシートを採用し座り心地も向上。2モーターの新開発ハイブリッド「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載し、燃費や乗り心地の快適性もあげました。

 そしてモデルチェンジのもうひとつの目玉となったのが、新設された5つのグレード体系にありました。

 ホンダでは、従来のような装備差などによるグレード設定ではなく、ユーザーのライフスタイルに合わせたバリエーションを用意したと説明しています。

 基本タイプの「BASIC(ベーシック)」、ナチュラルな素材感により質感を高めた「HOME(ホーム)」、SUVテイストの専用内外装を与えた「CROSSTAR(クロスター)」、専用本革シートなどを備えた高級仕様「LUXE(リュクス)」など、個性的なラインナップを揃えます。

※ ※ ※

 3代目フィットにはスポーティ仕様「RS」がありましたが、その代替として4代目に登場した新たなスポーティ仕様が、5つ目のラインナップ「NESS(ネス)」です。

 ホンダでは「フィットネススポーツのような、軽快でファッショナブルなタイプ」と表現しています。

 4代目フィット NESSのターゲットは「毎日をアクティブに過ごしたい人」。ホンダの開発者は発表当時「黒い内装やエアロパーツといった従来のスポーティグレードのようなイメージとは違う仕様を目指した」と説明していました。

 外装では、車体のルーフ部などにライムグリーンのアクセントカラーをあしらった新鮮なイメージのアクセント2トーンカラーを設定。躍動感あるデザインの16インチアルミホイールとともに、新しいスポーティさを表現しました。

 内装にもシートとソフトパッド表皮に撥水素材を用いるなど、内外装でアクティブさを表現し、新たなスポーティイメージに挑んでいます。

 5つのラインナップを揃え発表された4代目フィットは、発売後約1か月の3月16日時点で3万1000台を超える受注を獲得し、好調な立ち上がりとなりました。

 販売の内訳は、HOMEが47%と、全体の半数近くを占めました。続いてBASICが19%、CROSSTARとLUXEがそれぞれ14%となっています。

 しかし期待の新スポーティモデルNESSは全体の6%と、シリーズのなかではもっとも少ない割合に留まりました。

※ ※ ※

 2022年8月5日に先行公開された新型フィットのWEBサイトでは、新しいRSのほか、デザイン改良が施されたBASIC・HOME・LUXE・CROSSTARの4タイプも紹介されていますが、そこにNESSの姿はありませんでした。

 一方、初公開された新型フィット RSは、従来型を彷彿とさせる黒基調の内装と、エアロパーツによる明確なスポーティさが表現されています。

 発表直後のSNS上でも、新型フィット RSを歓迎する声がホンダファンを中心に多くあがっているようです。

 RSの復活は、ユーザーが求める従来通りな「スポーティさ」に対する需要の根強さを、図らずも証明した格好となっていました。

こんな記事も読まれています

メルセデス・ベンツは中国市場の「高級EV」で苦戦! EクラスやSクラスの顧客がファーウェイに奪われている
メルセデス・ベンツは中国市場の「高級EV」で苦戦! EクラスやSクラスの顧客がファーウェイに奪われている
THE EV TIMES
首都高の「激レア風景」12月消滅へ!? 箱崎JCTの「珍しい信号機」ついに撤去決定!「通行方法に変更があります」
首都高の「激レア風景」12月消滅へ!? 箱崎JCTの「珍しい信号機」ついに撤去決定!「通行方法に変更があります」
くるまのニュース
2024スーパーGT最終戦となる第5戦鈴鹿のエントリーリストが発表。一部車両を除きウエイトなし
2024スーパーGT最終戦となる第5戦鈴鹿のエントリーリストが発表。一部車両を除きウエイトなし
AUTOSPORT web
デザインスケッチを大量公開! アバルトの最新EV『600e』に息づく「伝統と革新」
デザインスケッチを大量公開! アバルトの最新EV『600e』に息づく「伝統と革新」
レスポンス
ボディタイプやパワートレイン、インフォテイメントなど、その時代を映す鏡となってきたラグジュアリーカーの今昔物語
ボディタイプやパワートレイン、インフォテイメントなど、その時代を映す鏡となってきたラグジュアリーカーの今昔物語
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「新型カクカクSUV」に反響多数! 全長4m以下のスクエアボディの5ドア仕様!? 正規販売待ち遠しい「ジムニー」に寄せられる声とは
スズキ「新型カクカクSUV」に反響多数! 全長4m以下のスクエアボディの5ドア仕様!? 正規販売待ち遠しい「ジムニー」に寄せられる声とは
くるまのニュース
ハセガワモビリティがYADEA最新モデル「K2」を表参道ショールームに展示! EICMA2024で公開された高性能電動バイクを日本で披露
ハセガワモビリティがYADEA最新モデル「K2」を表参道ショールームに展示! EICMA2024で公開された高性能電動バイクを日本で披露
バイクのニュース
カーナビ 自動車用板ガラス カーエアコン…… まだあるぞ 日本製が世界でトップシェアを誇っている分野8選【10年前の再録記事プレイバック】
カーナビ 自動車用板ガラス カーエアコン…… まだあるぞ 日本製が世界でトップシェアを誇っている分野8選【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
motorsport.com 日本版
元国王陛下のブガッティ! 「インターナショナル・ヒストリック・モータリング・アワード」で「カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
元国王陛下のブガッティ! 「インターナショナル・ヒストリック・モータリング・アワード」で「カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
「マンタイ レーシング」より「ポルシェ911GT3 RS(992)」用ハイパフォーマンスキットが登場!280km/hで1tのダウンフォースを発生
「マンタイ レーシング」より「ポルシェ911GT3 RS(992)」用ハイパフォーマンスキットが登場!280km/hで1tのダウンフォースを発生
Webモーターマガジン
市川團十郎がF1日本GP公式アンバサダーに就任。決勝前セレモニーで歌舞伎舞踊を披露へ
市川團十郎がF1日本GP公式アンバサダーに就任。決勝前セレモニーで歌舞伎舞踊を披露へ
AUTOSPORT web
外環道「東名~湾岸」延伸計画はどうなった? 夢の「第三京浜直結」も!? 超便利な環状ルート「最後の1区間」がなかなか進展しない「最大の理由」とは
外環道「東名~湾岸」延伸計画はどうなった? 夢の「第三京浜直結」も!? 超便利な環状ルート「最後の1区間」がなかなか進展しない「最大の理由」とは
くるまのニュース
日産「新型エルグランド」いつ登場!? 唯一無二の「ターボエンジン」も搭載か? 王道の「キング・オブ・ミニバン」“全面刷新”に期待高まる!
日産「新型エルグランド」いつ登場!? 唯一無二の「ターボエンジン」も搭載か? 王道の「キング・オブ・ミニバン」“全面刷新”に期待高まる!
くるまのニュース
KTMのスーパースポーツ最大排気量モデル 「990 RC R」市販予定車公開
KTMのスーパースポーツ最大排気量モデル 「990 RC R」市販予定車公開
バイクのニュース
JAOS、レクサスLXで「BAJA 1000」参戦、過酷なオフロードレース制しクラス優勝
JAOS、レクサスLXで「BAJA 1000」参戦、過酷なオフロードレース制しクラス優勝
レスポンス
レンタル819の新店舗「レンタル819高円寺」が12/6にオープン!
レンタル819の新店舗「レンタル819高円寺」が12/6にオープン!
バイクブロス
イイクルマが多すぎて選べねぇ! [日本車]って結局どれが完璧に近いん? 
イイクルマが多すぎて選べねぇ! [日本車]って結局どれが完璧に近いん? 
ベストカーWeb

みんなのコメント

35件
  • グレード構成名が分かりにくいんだよ。
    FIT NESSって狙って付けてるのか?
    NESS以外もさっぱり分からん。
    外観含めこれじゃ客には訴求できんわ。
    売れなくて納得ですねwww
  • 初代シティターボを再販すべき
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.0250.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1290.0万円

中古車を検索
フィットの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.0250.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1290.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村