トヨタのプレミアムブランドSUV「レクサスNX」が今年秋、10月頃に世代交代する。NXの現行モデルが登場したのは2014年7月29日であるから、約7年ぶりの世代交代となる。
また、レクサスは「2025年には全車種に電動車(HV、PHV、EVのいずれか)を設定し、電動車の販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回る」と発表しており、それに合わせてこの先、順次ラインアップを刷新していくことになる。
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本稿では、新型NXの情報を筆頭に、近年人気を集めているレクサスのSUV陣の新型スケジュールについて、わかっている範囲のすべての情報をお届けします。
文/遠藤徹 写真/TOYOTA
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■基本はキープコンセプトながらより洗練されたボディシェル採用
レクサスのSUVは、現状、小さいモデルから順にUX、NX、RX、LXと4車種が用意されている。
なかでもNXはその中核モデルとしてともに高い人気を誇っており、プラットフォームは先代ハリアーと共通。そのハリアーが2020年5月にフルモデルチェンジしており、「それならNXもそろそろ…」と噂されていた。
NX現行モデルのパワーユニットは、2Lターボ&2.5Lハイブリッド。2列シート5人乗りのみ用意されている。
レクサスNX(2019年4月に一部改良)
レクサスNX内装(シート/ブラック・特別仕様車専用ブロンズステッチ)
レクサスNXリアデザイン
新型はレクサスのクルマづくりの新しい考え方である「LNGA」を採用し、プラットフォームは現行型ハリアーと共通となるだろう。次期型は基本的にはキープコンセプトだが、独自マスクのスピンドルグリル、全体的な外観はより洗練されたボディシェルを採用する。
ボディサイズは全長4650mm、全幅1855mm、全高1645mm程度で、現行モデルに比べると、全長&全幅が10mmほど延長、拡大し、全高はほぼ同じサイズを採用する。ホイールベースは約50mm延長することで、走りのポテンシャルアップや室内の居住空間の拡大を図っている。よりハイクオリティな仕立てとなる。
パワーユニットは従来の2Lターボ&2.5Lハイブリッドの改良バージョンに2WD、4WDを設定。ターボは6AT、ハイブリッドはCVTの各トランスミッションとの組み合わせとなる。
■今後はハイブリッド&PHV中心のラインナップになるか⁉
取材を進めていて、新たな情報が入ってきた。今回新たにプラグインハイブリッド(PHV)を設定する方向で開発を進めているとのこと。こちらは数ヶ月程度遅れて追加される可能性がある。基本的には現行RAV4 PHVと同ユニットを移植する形となる。
今後の電動化加速の流れに合わせて、モデルの大半をハイブリッド&PHVで占めるような生産販売計画を策定する方針になりそう。このため2Lターボ車はFスポーツのみとグレード構成を絞り、ハイブリッド&PHV中心のラインアップになるかもしれない。
RAV4 PHV
PHVの充電後の航続距離は100km以上に延長される見通しである。
安心・安全パッケージの「レクサス・セーフティセンスプラス」は最新の進化バージョンを標準装備する。
NXの現行モデルはこの4月上旬現在、引き続き全ラインアップが継続生産されており、契約すると6月あたりの納車となる。7~8月頃にオーダーストップとなり、次期型の先行予約の受付を開始する見込みである。
10月デビューとなると、ちょうどその頃に東京モーターショーが開催されるが、出展関連の情報はまだ販売店には届いていない。
■ハイブリッドのグレードが無いLXは近い将来次期型が登場
そのほかのレクサスのSUVについてはどうか。
「RX」についての取材も進めてみたが、残念ながらこちらは販売店にはまだ情報がほとんど届いていない。ただ「2022年の春から秋頃には新型が登場する」というざっくりとしたスケジュールだけが知らされている状況。
いっぽうレクサスブランドの最上級SUVバージョン「LX」については、ある販売店で「今年(2021年)の年末に新型が出るという話がある」と聞いた。
レクサスLX570
にわかには信じられないが、プラットフォームを共用するランドクルーザーが今夏にフルモデルチェンジするので(「200」から「300」へ)、「LX」も(「今年末」とは思えないものの)近い将来、次期型へと切り替わることは間違いない。
後述するように、現状「ハイブリッドのグレード」が存在しないLXは、2025年までにはフルチェンジすることになる。
新型LXは3列シート8人乗りは引き継がれるだろう。パワーユニットは現行の5.7LのV8から3.5Lターボと(アルファードに搭載されている)3.5Lハイブリッドを搭載するはずである。
■レクサスブランド車は今後電動車を大幅に増やす方針
トヨタはこのほど、レクサスブランドについて2025年までに電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)などの電動車を10モデル以上投入すると発表した。
トヨタブランド車については2017年に約60車種だったのを2025年までに約半分の30車種に削減する計画を明らかにしており、これに対してレクサスブランド車は逆に、(電動車を中心に)大幅に増やす方針なのである。
「電動車」といえばハイブリッドも含まれるわけだが、こちらはすでに大部分のモデルに採用している。今後は純ガソリン仕様車を可能なかぎり少なくして、電動車を増やすという意味であろう。
ハイブリッドのほかにも、プラグインハイブリッド、電気自動車、燃料電池車を増やす方向にあるのは間違いない。その中心にあるのは、本稿で紹介した新型の次世代プレミアムSUVである。
トヨタブランドと異なるのは、これにスポーツモデル(LCなど)が加わることである。4ドアセダンはしばらく縮小傾向をたどる方向にある。
■「ベンツ、BMWからシェアを奪う」証言:首都圏セールスコンサルタント
今年のレクサスブランドのニューモデルは「NXのフルモデルチェンジ」と聞いている。
今秋から年末あたりにかけて発売されると思うが、サプライヤーからの半導体部品の供給が遅れているので、多少先送りになる可能性もある。
RXの世代交代は来春~秋あたりが予想される。
レクサスRX
最近はSUVばかりが売れているので、ショールーム内の展示車もこちらに絞るようにしている。売れ筋はいずれもハイブリッドの最上級グレード。レクサスブランド車のハイブリッドはトヨタブランドの燃費重視よりも、走りに振ったチューンであるから、こうしたこともハイブリッド人気が高い要因となっている。
電動化は今後電気自動車、PHVなどでトヨタブランドよりも先行する方向にある。しかしながら20%のシェアをベンツ、BMW、アウディなどの輸入車から奪い取るという発足当初の狙いはまだまだ達成できていないので、電動車を中心にさらなるラインアップの強化を進めて行くものと予想している。
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