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出だし好調! 新型ノートオーラ 発売3週間で早くも受注1万台突破の理由

 ノートオーラが売れている。日産は、2021年8月17日に発売開始した新型「ノートオーラ」が、発売から3週間で受注1万台を突破したことを発表した。

 ノートを上級コンパクトカーに仕立てたノートオーラが売れている理由とは何だろうか。その魅力をいま一度振り返りつつ、考察していこう。

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文・図/吉川賢一、写真/NISSAN

【画像ギャラリー】日産ノートオーラ&ノートオーラNISMOの内外装をチェックする

人気グレードは2WDのG leather edition

日産ノートオーラ G leather edition(全高4045×全幅 1735×全高1525mm/価格:269万9400円)

 はじめに、発売開始後3週間までの、ノートオーラ受注構成比を紹介しておこう。ノートオーラには、ベースグレードのG、本革シート仕様のG leather edition、それぞれに2WDと4WDが用意されている、全4グレード構成だ。なお、この台数の中には全国の販売ディーラーへの配車も含まれるはずなので、それを考慮する必要はあるだろう。

 また、ノートオーラには、NISMOバージョンもあるが、まだ発売前のため、今回の数字には含まれていない。

最人気グレードはG leather edition 2WDで、全体の約45%。leather editionはGに対し約9万円の価格アップ、4WDは2WDに対し、約25万円の価格アップだ

 最も人気のあるグレードは「G leather edision 2WD」で、約45%もの構成比となっており、購入者の2人に1人が、上級グレードを選んでいることが分かる。また4WDが約33%(7%+26%)と、全体のおよそ3分の1にもなっている点も特徴的だ。

 コンパクトカーの場合、4WD比率は一般的に10~20%程度だが、ノートオーラでは遥かに上回っている。4WD比率が圧倒的に高い雪国需要というよりも、一般道や高速道路での4WDの安心感や信頼性が高まってきた、ということなのかもしれない。

「ナビ+プロパイロット+BOSE」のセットオプション装着率は、なんと88%

Nissan Connect+プロパイロット+BOSEスピーカーのパッケージオプション(税込40万1500円)の装着率は、88%と高い。高額であるが単体でのオプション選択はできない。※日産ノートオーラ公式サイトよりスクリーンショット

 また、ナビシステムとプロパイロット、BOSEスピーカーのパッケージオプションは、40万1500円と高額にもかかわらず、装着率なんと88%。これほど高い装着率である理由は、「それぞれを単品選択できない」というのも理由のひとつだ。

 プロパイロットがナビリンク機能付き(地図情報に基づいてコーナー手前で減速するなどの高度な支援が可能)となったことで「Nissan Connect」ナビがセットでないと本領発揮することができないため、このようなパッケージオプションとなっているのだろう。BOSEスピーカーの単品選択も不可能だ。

 単品で選ぶことができない、というのは少々もどかしい気もするが、このパッケージオプション、装備内容を考えると異常に安い。一般的に、ナビゲーションシステムは約25万円、プロパイロットは約10万円が妥当なラインなので、残りの5万円でBOSEスピーカーが手に入ることになる。

 このBOSEスピーカー、体験させていただいたが、耳横にある専用スピーカーの臨場感と音質はかなりよく、5万円でこのスピーカーが手に入るのは、かなりお得。ノートオーラを購入するならば、このパッケージオプションは外せないものであり、88%という装着率は、このお得感からもきているのだろう。

最人気カラーはピュアホワイトパールとブラックのツートン、もしくはホワイトパール。ちなみにボディカラーは全14色、そのうち3色(ブリリアントシルバー、ダークメタルグレー、オリーブグリーン)を除いた9色は有料塗装色となる

 ちなみに、ボディカラーも全14色中9色が約3.8万~8.2万円の特別塗装色となる。売れ筋のG leather editionでフルに装着すると、車両価格は269万から320万円となり、輸入車のBセグメントからCセグメントに匹敵する車両価格となる。

 この価格に見合うだけの価値のあるクルマか、ということになるが、ノートオーラはそれだけの価値のあるクルマに仕上がっている。

インテリアのクオリティに優れるノートオーラ

ノートオーラ売れ筋のG leather editionには、初代ティアナのような洗練された木目調パネルを採用。本革ステアリングを標準装備し、日産コンパクトカーで最も上質に仕上げてきた

 ノートオーラは、テーマである「上質をまとったコンパクト」を、忠実に体現しており、特にインテリアのクオリティが素晴らしい。

 これまでの日産車(特にコンパクトカー)のインテリアは、お世辞にもいいとは言えないものであったが、2020年12月に登場したノートで進化し、ノートオーラではそこからさらに上質に仕上げてきた。

 運転席目の前にある、12.3インチのフルTFTメーターは、欧州プレミアムコンパクトとも互角に戦えるほど、サイズも十分に大きく、かつ視認性も良い。本革ステアリングも標準装備だ。

 売れ筋のG leather editionの、ダッシュボードやセンターコンソールを覆う木目調パネルは、木目の凹凸を表現した微細加工を施し、艶を抑えた表面となっており、モダンリビングの元祖、「初代ティアナ」にあった木目ダッシュボードのよう。

写真は、ヘッドレストレストにあるBOSEの60ミリスピーカー。運転席助手席のヘッドレスト、足元に合計8つのスピーカーが設置され、前席でも最も良い音質を届ける

 BOSEのパーソナルプラスサウンドシステムも、相当頑張ったと思う。ツイーターがAピラー左右それぞれに1基ずつの計2基、165ミリのワイドレンジスピーカーが運転席助手席それぞれ足元に1基ずつの計2基、ヘッドレストの左右に2基の60ミリスピーカー(運転席助手席それぞれで計4基)、合計で8つのスピーカーを駆使し、前席で最も良い音質になるよう、音場が作り込まれている(バーチャル・オーディオ・テクノロジーと呼ぶ)。

 先ほども触れたが、運転席で聞く音の臨場感が半端なく、ヘッドレストからの音がちょうどよい塩梅で届くため、音楽を聴いていて、実に心地がよい。

 BOSE担当者によると、「低音は低い位置からでも届くが、中高音は、耳の高さで鳴らす方が、最も良い音が聞こえる。ノートオーラでは、ヘッドレストという、これ以上ないベストな位置にスピーカーを設置することができた」という。この技術は是非とも車種展開すべきだ。

 ドライバーがいちばん目にするのは、インテリアだ。ノートオーラのインテリアの上質さは、購入したオーナーの満足感を長く保ってくれるものとなるだろう。

静粛性の高さはピカイチ!! 4WDの走りにも感動

ノートオーラe-POWERは走行時の静粛性の高さをもつ。フロントガラスに遮音性能の高いものが織り込まれており、走行中でも前後席での会話がスムーズに出来る

 走りに関しては、ノートオーラは、ノートに対して、e-POWERの最高出力を18%UP(85kW→100kW)、最大トルクを7%UP(280Nm→300Nm)させてきた。このパワーの差は、乗り比べないと分かりづらい差ではあるが、ノートとノートオーラの走りで、圧倒的に違うのが静粛性の高さだ。

 具体的には、フロントおよびサイドガラスを透過する音が、ノートと比べて圧倒的に静か。これは、フロントガラスの中間膜に遮音性能の高いものが織り込まれていることによるそうだ。

 後席も「無音」とは言えないが、相当静かになっており、走行中でも前後席の間で、後席の人が身を乗り出さずとも問題なく会話ができる。

 また、4WDの安定性の高さには、ちょっと感動した。加速減速、ターンイン、コーナリング中の切り増し、コーナー中のブレーキなど、常に安定しているので、とにかく運転がしやすい。かといって、2WDが「ダメ」なのではなく、コーナーでの軽快感は2WDの方があり、一人ドライブならば2WDの方が好ましくも思える。

 2WDは車重1260kg、4WDは1370kgと、110kgもの差があるので、4WDは車体の重さを体感してしまうのだ。

 パワートレインのパワーアップだけでなく、17インチタイヤによるヨレの少ないしっかりした走りや、4WD制御による挙動安定性に関しても、もったいぶらずに、ベースのノートにもそのまま流用して欲しい、と感じた。

 「オーラの特別感」なのかもしれないが、ノートにだってそのくらいはやってもいいのではないだろうか。

今すぐノートファミリーにSUVを!!

先代モデルにはクロスオーバー風のC-Gearも設定されていたが、新型にはより本格派なSUVが欲しい

 日産によると、ノートオーラの顧客は、50代が全体の約3割、40代以下も3割強と、幅広い年齢層から支持されており、コンパクトカーからの乗り換えではなく、セダン、ミニバン、SUVなどに乗っていた顧客が約半数を占めているそうだ。

 輸入車からの乗り換えの方も多く、既にプレミアムを味わってきた厳しい目をしたオーナーからも、認められているようだ。

 しかし、このノートオーラ含むノートが、国内登録車ランキングで独走を続けるヤリスファミリー(ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリス)に勝つことができるか、と問われると、それはやはり難しい。

 現状日産には、ヤリスクロスのような、コンパクトSUVが存在しない。キックスe-POWERがある!! と日産はいうのだろうが、キックスは、先代であるE12型ノートのSUVであり、上手く化粧直しはされてはいるが、どうしても「古さ」が目立つ。

 E13型ノートのSUV、しかも、某社の某クロスターのような、中途半端な「なんちゃってSUV」ではなく、ヤリスクロス程度にはちゃんとしたSUVが今すぐ欲しい。ヤリスを逆転することはなくとも、一矢報いるくらいには売れてくれることだろう。

 ノートオーラの出だしはとりあえず好調と、復活に向けて、着実に歩みを進める日産。今後の「ノートファミリー」の行方が楽しみだ。

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