現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > スポーツカーらしさを追求! 話題の新型トヨタ・スープラの内外装を徹底チェック

ここから本文です

スポーツカーらしさを追求! 話題の新型トヨタ・スープラの内外装を徹底チェック

掲載 更新
スポーツカーらしさを追求! 話題の新型トヨタ・スープラの内外装を徹底チェック

 【外観】スポーツカーとしてのパッケージやレイアウトを追求

 新型スープラには、ピュアスポーツカーとしての基本素性を追求した車両パッケージを採用。ホイールベース、トレッド、重心高の3要素を最重要項目に掲げ、ピュアスポーツカーの理想が追求された。

【試乗】スポーツカー好き納得のトヨタ新型スープラ! 悩ましいのはグレード選び

 スープラ伝統のFRを実感させるロングノーズに、ショートキャビンを組み合わせたシルエットが特徴のボディは、ワイドなスタンスを実現。アクセントが入ることで豊かな膨らみを強調させた前後フェンダーに大径タイヤを組み合わせてアグレッシブな走りのイメージを高めている。

 また、ブラックアウトしたAピラーから繋がるルーフには、空気抵抗低減に寄与するダブルバブル形状を採用。高水準の走りをイメージさせるルックスに仕上げられている。

 RZ

 トップグレードのRZには19インチのタイヤ&ホイールのほか、デュアルテールパイプが直径100mmのヘアライン仕上げになる。ドアミラーカバーがマットブラック塗装になる点もこのグレードならではのディテールである。

 SZ-R

 タイヤ&ホイールのサイズが18インチとなる中間グレードのSZ-R。4気筒モデルの上級グレードだ。デュアルテールパイプは直径90mmのクロームメッキ仕上げとなり、ドアミラーカバーはピアノブラック塗装が施される。

 SZ

 エントリーグレードのSZには17インチのタイヤ&ホイールを装着。そのほかのエクステリアの特徴は基本的にSZ-Rと共通している。こうして見比べてみると3グレードの外観上の違いはさほど多くないことがわかる。 ボディサイズは全長4380×全幅1865×全高1295(RZは1290)mm。86と比べると140mm長く、90mm幅広く、25~30mm低いディメンションだ。一方、2470mmのホイールベースは2シーターに割り切ったことで86より100mm短い。最低地上高はRZが112mmで、SZ-RとSZは118mm(いずれも社内測定値)。最小回転半径は全車5.2mと発表されている。

 ヘッドライトは6灯式LEDタイプが全車標準となり、ヘッドライトユニットの下端に沿ってL字型のクリアランスランプを兼ねたデイライトを配置。このライトはデイライト時は白色光だが、ウインカーやハザード点灯時にはアンバー色に発光する。

 テールランプは中央から外側に伸びる横バーと三角形の部分。三角形の部分の内側にはウインカーが配置されている。白色光のコの字型に発光するバックアップランプはナンバープレート下側の中央部に配置。その内側はリヤフォグランプだ。

 フロントマスクはヘッドランプの位置を車体内側に寄せることでフェンダーのボリュームを豊かに見せる手法だ。

 リヤゲートはウイング一体型で後端に向かって跳ね上がった形状。高速走行時のダウンフォース発生に寄与する。

 ドアミラーはサイドターンランプを内蔵した電動格納式リモコンタイプ。リバース連動型でヒーターも備わっている。

 前後のフェンダー付近などにはダミーダクトを設置。外せばサーキット走行時にクーリングダクトとして利用可能だ。

 デュアルテールパイプはリヤアンダーディフューザーに組み込まれるように配置されている。上の写真がRZ用、下はSZ用。SZ-RはSZ用と形状、仕上げ含めて同一となっている。

 アルミホイール&タイヤ

 RZ用19インチ

 アルミホイールは鍛造で、2トーンカラーのツインスポークデザイン。タイヤサイズはフロントが255/35ZR19、リヤが275/35ZR19で、タイヤの銘柄はミシュランのパイロットスーパースポーツが標準で装着される。

 SZ-R用18インチ

 SZ-R用アルミホイールは18インチの切削光輝+ブラック塗装タイプ。タイヤサイズはフロントが255/40ZR18、リヤが275/40ZR18で、タイヤの銘柄はこちらもミシュランのパイロットスーパースポーツを標準装着。

 SZ用17インチ

 SZ用となる5ツインスポークデザインの17インチアルミホイールには、フロントが225/50R17、リヤが255/45R17サイズのランフラットタイヤを組み合わせる。なお、ホイールにはすべてセンターオーナメントが付く。

 【内装】スポーツドライブに集中できる環境を追求

 インテリアもピュアスポーツカーのコックピットと呼ぶにふさわしい仕立てだ。インパネは上下に薄く、水平基調の形状で、見晴らしのよさや車両の姿勢変化が掴みやすい設計を採用。さらにメーターやヘッドアップディスプレイ(グレード別設定)、シフトパドル、ステアリングスイッチといった視認・操作系はタイトにまとめられ、スポーツドライビングに集中できる環境づくりが徹底されている点も大きな特徴として挙げられる。

 内装色は、ブラックを基調にステアリングホイールやドアパネルセンターコンソールの一部にレッドカラーをあしらった2トーンがRZ専用で、それ以外のグレードはブラックのモノトーンとなっている。

 インパネはハイスピード走行時の見晴らし性や車両の姿勢変化の掴みやすさを考慮した、上下に薄く水平基調の形状を採用。小径のステアリングホイール越しには、スポーツ走行時に必要な情報をドライバーが自然にフォーカスできるレイアウトのメーターを配置する。

 ステアリングホイールに備わるスイッチは、右側がAVやハンズフリー用など、左側はクルーズコントロール用などを配置。全車に備わるシフトパドルはコラム固定式だ。ステアリングコラムのレバーは右側でワイパーを、左側でウインカーを操作する。

 ステアリングホイール右側にはヘッドライトライトやリヤフォグなどのスイッチに加えて、メーターの照度調整用ダイヤルを集約。ステアリングホイールから近く操作性は高い。

 サンバイザーは両席用ともに照明付きのバニティミラーが備わる。さらに運転席用はカードホルダーも用意。

 室内灯は各乗員の手もとを照らせるスポットライトも設定。付近にはエマージェンシーコール用ボタンも設置する。

 8.8インチタッチディスプレイを組み合わせるトヨタ・スープラ・コネクトHDDナビシステムを全車に装備。

 エアコンは左右独立温度調整式。シートヒーターはRZとSZ-Rに標準装備され、SZには非設定となる。

 コンソールのシフトノブ周辺には電動パーキングブレーキやアイドリングストップ、スポーツモード、パーキングセンサーの各スイッチが集約。助手席側はナビシステム用のコントローラーだ。パネルの素材はRZとSZ-R用がカーボン(左)でSZ用はダークシルバー塗装(右)となる。

 メーターは高精細TFTカラーモニターに立体的な回転計を組み合わせた、一眼構成のデザイン。円形の回転計内にシフトタイミングインジケーター(Mモード時)などを表示する。その右側のスペースには車両の各種情報やエンタメ情報を表示。メーターパネル右端には水温計、左端には燃料計がレイアウトされている。

 速度やナビといった情報を表示するカラーヘッドアップディスプレイは、RZとSZ-Rに標準装備(SZは非装備)。

 シフトノブの前方には小物が置けるスペースのほか、アクセサリーソケット(DC12V/140W)とUSB端子を配置。

 アクセルペダルはオルガン式。写真左はRZ専用のスポーツタイプ。それ以外は通常のゴムタイプとなる。アクセルペダルの右側に見えるのはボンネットオープナーで、2回引くとロックが完全に解除可能。(写真はRZ)

 【シート&収納】ホールド性にこだわった形状のシートを採用

 シートはサイドサポート性に優れたハイバックタイプで、形状は室内デザイナーのサーキット走行体験に基づいて設計されており、スポーツドライビングでも身体を保持しやすいこだわりのアイテムだ。上級2グレードのシートには8ウェイパワーアシストのほか、電動ランバーサポートやサイドサポート幅調整機構を装備。乗員の体格や好みに合わせやすい。SZは運転席6/助手席8ウェイの手動調整式だ。

 290L確保された荷室やキャビン内の各種小物入れも、ピュアスポーツというキャラクターを考慮すれば十分納得できる実用性と言える。

 RZ

 SZ-R

 SZ

 シートはヘッドレスト一体型のハイバック仕様。RZとSZ-Rはレザーとアルカンターラ(座面と背もたれ中央部)を張る。カラーはRZがブラックとイグニッションレッドの2トーン、SZ-Rはブラックが基調色だ。SZ用はブラックのファブリック表皮が採用された。 ドアパネルにはドアミラーやパワーウインドウのスイッチに加えてリヤゲートオープナーのボタンを設置。

 RZとSZ-Rには12スピーカーで構成されるJBLプレミアムサウンドシステムを装備する。SZは4スピーカーだ。

 広い開口部のリヤゲートによって、荷室へのアクセス性は低くない。荷室容量は290Lが確保され、大型スーツケースが収納できる実用性を備えている。また、荷室とキャビンを隔てる壁の形状が工夫されていることにより、サイズによってはゴルフバッグも許容するスペースをもつ。

 リヤゲートと連動開閉できるトノカバーにより荷室を上下に分割させることも可能。後方視界も十分に確保する。

 荷室後端には三角表示板が蓋付きの専用ボックスに収納。荷室の深さは最大部で387mm(メーカー測定値)。

 荷室の床下にはバッテリーを搭載。これも50対50の前後重量配分の実現にひと役買っている方策だ。

 荷室の右端にはヒューズボックスとパンク応急修理キット(RZ/SZ-R)、左端には車載工具を蓋付きで収納している。

 取っ手部分は路面から1820mmで、小柄な乗員でも手が届く範囲内の高さと言える。荷室開口部の高さは850mm。一般的なセダン(現行カムリの場合で700mm)よりは少し高めの設定だ。

 リヤゲートの内側には、閉めるときに手を掛ける取っ手を左右2カ所に設置。

 助手席の足もと、センターパネル側にはメッシュポケットを設置。ちょっとした小物の収納に重宝しそうだ。

 グローブボックスの容量はさほど大きくないが、照明が付いているほかキーも備わるので貴重品の収納にも便利。

 センターコンソールには2本分のドリンクホルダーを設置。この部分はコンソールボックスの蓋を兼ねている。

 センターコンソールの後方には小物入れを設置。サイズは限られるが一時的に置いておくスペースとして利用可能だ。

 リモコンキーは手のひらサイズ。カラーはブラック基調でサイドにレッドのラインがあしらわれている。ドアの開錠/施錠のほか、リヤゲートのみの開錠も可能。

 ドアは十分な開口面積および開口角度が確保されているので、乗降性は決して低くない。サイドシルの高さは400mmで、86(320mm程度)よりは高めの設定である。

こんな記事も読まれています

新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
ベストカーWeb
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
Auto Messe Web
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
グーネット
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
グーネット
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
AUTOCAR JAPAN
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
グーネット
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
グーネット
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
グーネット
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
AUTOSPORT web
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
くるまのニュース
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
AUTOCAR JAPAN
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
Auto Messe Web
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
AUTOSPORT web
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
AUTOCAR JAPAN
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
レスポンス
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
AUTOSPORT web
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
くるまのニュース
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.81730.0万円

中古車を検索
スープラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.81730.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村