現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > “6速MT”搭載の新型「トルネオ」登場! かつてのホンダ「高性能スポーツセダン」と何が違う? “車名は同じ”も大きく異なる中身とは

ここから本文です

“6速MT”搭載の新型「トルネオ」登場! かつてのホンダ「高性能スポーツセダン」と何が違う? “車名は同じ”も大きく異なる中身とは

掲載 9
“6速MT”搭載の新型「トルネオ」登場! かつてのホンダ「高性能スポーツセダン」と何が違う? “車名は同じ”も大きく異なる中身とは

■新型「トルネオ」登場で思い出すホンダ車とは

 欧州市場には、2023年に全面刷新し登場した「トルネオ クーリエ」というクルマが存在します。
 
 この車名は、かつてホンダが販売していたモデルと同じ響きを持つことから一部で話題となりましたが、両車には一体どのような違いがあるのでしょうか。

【画像】「えっ…!」 これがSUVミニバンになった 新型「トルネオ」です(40枚)

 欧州市場に展開されている新型トルネオ クーリエは、フォードがラインナップするコンパクトミニバンで、小型商用バンをベースに開発されたモデル。

 全長4340mm×全幅1876mm×全高1817mm(ミラーを折り畳んだ状態)のボディサイズに、最大出力125馬力を発揮する1.0リッターターボエンジンを組み合わせ、前輪を駆動するFF車です。

 トランスミッションには7速ATに加えて6速MTも選択可能。自在なシフト操作により運転を楽しむことも可能です。

 先述の通り同車は商用車ベースの乗用モデルですが、“SUVテイスト”が加えられた外観はミニバンでありながらクロスカントリー車のようなスタイリング。

 高い実用性のみならず、運転の楽しさやデザイン性も両立した魅力的なクルマと言えるでしょう。

※ ※ ※

 一方でホンダのトルネオは、6代目「アコード」の姉妹車として1997年に発売された4ドアセダンです。

 もともとアコードは姉妹車が多い車種で、4代目アコードには「アスコット」、5代目アコードには「ラファーガ」という姉妹車がありました。

 しかしアコードが6代目へと切り替わったタイミングで、アスコットとラファーガを統合。新しい姉妹車としてトルネオが誕生しました。

 また、アコードに存在するワゴンタイプはトルネオには用意されず、セダンタイプのみの設定です。

 そんなトルネオのデザインは、アコードをベースにフロントとテールデザインを変更したもの。

 アコードはセダンらしさを感じるアグレッシブなデザインでしたが、トルネオは端正かつスタイリッシュな印象が特徴で、さらにHIDヘッドライトが標準装備ということもあり、トルネオの方を好のんで選択するユーザーも少なくありませんでした。

 パワーユニットには、1.8リッターおよび2.0リッターSOHCエンジンのほか、スポーティグード「SiR」には2.0リッターDOHCエンジンを搭載。

 さらに2000年6月には、最高出力220馬力を発揮する2.2リッターDOHCエンジンを搭載したスポーツグレード「ユーロR」がラインアップに追加されます。

 このグレードは高性能エンジンに加えてツインサイレンサーを装備し、吸排気効率が向上。専用のトランスミッションも組み合わせることで、加速性能が大きく高められたほか、ボディ剛性やブレーキ性能も強化し、専用のローダウンサスペンションや軽量アルミホイール、ハイグリップタイヤも採用した、まさにメーカー純正のカスタムモデルと言えるチューニングが施されていました。

 その後、トルネオはマイナーチェンジや特別仕様車の発売などによって魅力を向上させ続け、一時は姉妹車であるアコードを上回る人気を獲得しますが、2002年に行われたアコードのフルモデルチェンジと共に姿を消しました。

 このように残念ながら一代のみでモデルが廃止となったホンダのトルネオですが、欧州市場で新型トルネオ クーリエが誕生したのを機に同車を思い出す人が多くいるようです。

 とくに先述のユーロRは、オールマイティな速さを持つクルマとして今でもマニアックな人気があるため、気になる人は中古市場をチェックしてみてはいかがでしょうか。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタの「高級スポーティミニバン」がスゴい! 「走りが楽しい」反響多数!? 王道「アルファード」と異なる「個性」に注目! ヴェルは何が違う?
トヨタの「高級スポーティミニバン」がスゴい! 「走りが楽しい」反響多数!? 王道「アルファード」と異なる「個性」に注目! ヴェルは何が違う?
くるまのニュース
「スゴい事故」発生も…「夏タイヤ履いてるなんて信じられんッ!」 批判の声多数! 夏タイヤで雪道走ると違反? 正しい交換時期の目安とは
「スゴい事故」発生も…「夏タイヤ履いてるなんて信じられんッ!」 批判の声多数! 夏タイヤで雪道走ると違反? 正しい交換時期の目安とは
くるまのニュース
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
ベストカーWeb
「富士山登山鉄道」断念、でも代わりは“トラム”なの!?  後継には「電動連節バス」しかない3つの理由
「富士山登山鉄道」断念、でも代わりは“トラム”なの!? 後継には「電動連節バス」しかない3つの理由
Merkmal
入場無料! [レクサスRZ]に[新型アウトランダーPHEV]も!! 千年の都が舞台[京都モビリティ会議]が12月7日(土)にやってくる
入場無料! [レクサスRZ]に[新型アウトランダーPHEV]も!! 千年の都が舞台[京都モビリティ会議]が12月7日(土)にやってくる
ベストカーWeb
FIA F2参戦のロダン、最終戦でFIA F3王者フォルナローリを起用。フォーミュラE参戦のマローニの代役
FIA F2参戦のロダン、最終戦でFIA F3王者フォルナローリを起用。フォーミュラE参戦のマローニの代役
AUTOSPORT web
快適ボックスシートから広々フルフラットへの変更も簡単! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
快適ボックスシートから広々フルフラットへの変更も簡単! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?  
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?  
ベストカーWeb
トヨタWRC、大荒れのデイ2を好位置で乗り切る。ラトバラ代表は「明日もトリッキーになる」と警戒/ラリージャパン
トヨタWRC、大荒れのデイ2を好位置で乗り切る。ラトバラ代表は「明日もトリッキーになる」と警戒/ラリージャパン
AUTOSPORT web
ARTグランプリ、ホンダのフランス法人とパートナーシップを締結。CR-VとZR-Vが提供される
ARTグランプリ、ホンダのフランス法人とパートナーシップを締結。CR-VとZR-Vが提供される
AUTOSPORT web
優れた燃費が自慢[アコード]!! [レクサスES]と比較した明確な違い
優れた燃費が自慢[アコード]!! [レクサスES]と比較した明確な違い
ベストカーWeb
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
AUTOSPORT web
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
AUTOSPORT web
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
ベストカーWeb
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
AUTOSPORT web
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ベストカーWeb
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
AUTOSPORT web

みんなのコメント

9件
  • jga********
    もう、いいッス。この手の記事。
  • kot********
    ホンダとは何の関係も無い、フォードの車。
    ホンダにもフォードにも大変失礼な記事。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

155.3255.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0209.0万円

中古車を検索
トルネオの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

155.3255.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.0209.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村