マツダの北米部門は11月15日(現地時間)、新型コンパクトクロスオーバー「CX-50」をワールドプレミアした。生産はアラバマ州にあるトヨタとの合弁工場で行い、最初の1台がラインオフするのは来年1月の見込み。
マツダでは2022年および2023年に計5種類のSUVを世界でリリースする計画で、そのうち北米地域専売となるCX-50は唯一のコンパクトモデルとなる。ローカルな特性として、タフな道路環境の北米地域でヒットするには、ボディは小さくともアウトドア的要素をたっぷり盛り込むことが必須。そのためCX-50も、アクティブに使い倒せる実用性を重視したクロスオーバーが追求されている。
走りの肝となる駆動系には、ステアリング操作に応じて後輪トルクをリニアに増加させてアンダーステア傾向を低減する「i-ACTIV AWD」を採用。走破性を確保しつつ“曲がりにくい”という従来のAWDのイメージを払拭した。発売時のパワートレーンは、2.5L NAと2.5Lターボの2タイプの「SKYACTIV-G」ガソリンエンジンで、いずれもトランスミッションは6速ATが組み合わされる。将来的には電動モデルも加わる見通しで、マツダは「ハイブリッドを含む」と発表している。さらなる情報は今後明らかになる見込みだが、トヨタとの連携を踏まえプラグインハイブリッド(PHEV)等の追加にも期待したいところだ。
マツダならではのスタイリッシュなルックスにも要注目。“魂動デザイン”とオフロード志向のタフネスをミックスしたエクステリアは、薄型のヘッドライトとターンシグナルがクールな印象を与え、独特の存在感を醸し出す。 “単に美しいだけでなく機能性を重視した”とアピールするだけあり、Bピラーやルーフレールは重量物の積載用に強化されており、テントなどアウトドアギアを満載してのドライブにも難なく対応できそうだ。
このほか、「マツダ3」などと同様の中央に大型液晶を装備したインストゥルメントパネルや、カーキ系のワイルドな新色ボディーカラーなども注目のCX-50。現状、日本導入の予定がないことが非常に残念だ。
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