スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、4月5日付けで2019年第1戦岡山国際サーキットでの参加条件を発表した。スーパーGTに参戦する車両は、下記の条件で参戦しなければならない。GT500クラスでは、ホンダNSX-GTの競技車両最低重量が2018年から5kg増えている。
さまざまな車種が競い合うスーパーGTでは、パフォーマンスを均衡化させるために参加条件が設けられている。GT500クラスでは、DTMドイツ・ツーリングカー選手権との統一化が進められているクラス1規定が採用されるが、ミッドシップレイアウトとなるホンダNSX-GTのみ他2車種(最低重量1020kg)に対して参加条件が定められる。
GT300を含めた各車両の参加条件の数値は関連記事をご覧頂いただきたいが、2019年に向けて、GT500クラスではホンダNSX-GTの数値が変更された。NSX-GTは、2017年第2戦富士までは1049kgという数値で、第3戦オートポリスからは1034kgに軽減。2018年は第6戦SUGOから10kg引き上げられ1044kgとなっていたが、2019年開幕戦に向けては、ふたたび1049kgという数値となった。2017年の開幕時と同じ数値に戻ったことになる。
NSX-GTについては、データを参考にしながら性能調整委員会でその数値を検討。最終的にGTAが定めていると言われているが、今回の数値でどんな戦いになるのか楽しみにしたいところだ。
またGT300クラスについても、各車両の参加条件が定められている。今季は2台のTOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GTが参戦するが、30号車については、ハイブリッド非搭載であることがここで明らかにされている。GT300マザーシャシーについては、2018年もてぎから数値の変更はない。
FIA-GT3車両については、GTAがパートナーシップを結ぶSROモータースポーツ・グループが定めた数値が採用され、サーキットの特性ごとにテーブルが定められる。これまでの公式テストでは暫定的なものが採用されていたというが、その際には今季投入される新車勢はかなり苦しい調整となっていた様子だ。実戦でこれが変化するのか、気になるところだ。
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