この記事をまとめると
■新車の深刻な納期遅延はまだ終息しそうにない
買ったのに乗れない! いま話題の新型車の「納期遅延」が常態化しているワケ
■単純な材料不足だけでなく改良などの事情が重なり、より複雑な状況となっている
■ディーラーマンも商談において苦労している
新車の納期遅延は終息する気配がない
新車の深刻な納期遅延問題が長引いている。世界的に可能な限りコロナ禍前へ社会活動を戻そうとする動きが活発化しており、時間がかかるものの“時が解決する”とばかりに、深刻な納期遅延も収束へ向かうものと考えていたのだが、どうもそれは甘い考えのようであった。事態はより深刻化し、そして複雑化しているのである。
たとえばトヨタ・ハリアーについて事情通は、「今年10月に法規対応のための改良を控えオーダーストップとなっております。しかし聞いた話ではありますが、販売会社ではすでに10月に改良されてから1年間、つまり2023年10月までのメーカーからの改良後モデル配車枠で新規受注可能な台数はあと10台のみとなっているそうです。現行型オーダーストップ期間でも、現行モデルとして発注できなかったケースも多かったようです。そのため改良後モデルの新規受注が入り続けていたようなのですが、改良後モデルが正式発売になってからオーダーを入れると、ハリアーはそろそろマイナーチェンジも控えているので、マイナーチェンジ後モデルで購入検討(当然詳細な価格も含めた情報はない)していただかないといけないかもしれないと、販売現場には動揺が走っているそうです」とのこと。
つまり、いままでの納期遅延は単純に部品が足りなかったり、新型コロナウイルス感染拡大により生産工場の稼働状況が悪くなり、生産が停滞することが納期遅延の主原因だったのだが、感染拡大は別としても、部品の供給状況が十分改善されないまま、そして大量のバックオーダーを抱えたまま、マイナーチェンジなどの改良タイミングまでに改良前モデルのバックオーダー分の生産を消化する必要があるので、それを逆算して改良実施のタイミングより、かなり早めにオーダーストップしながら、改良後モデルの販売促進活動も行うことになるので、筆者が感じたところでは事態はより複雑化しているように見える。
今後の動きを予測しながら商談を進めざるを得ない
あるトヨタ系ディーラーセールスマンは、「メーカーから日々提供される生産や配車状況に関する情報に対して、自分たちがどこまで“裏読み”できるかが大切になっています」と語ってくれた。まさに“デイリー”といっていいほど車両の生産状況は変化しているので、その動きのなかで、“改良が入りオーダーストップとなりそうだな”などと情報を分析して販売促進に活かさないとなかなかやっていけないとのことであった。納期遅延が顕著な人気車のご商談を始める場合も、ご希望の仕様をお聞きし、商談前に購入希望車種の配車状況がどうなっているのか(当然はっきりしたことは確認できないが、どこまで深刻なのかといった様子ぐらいは探ることができる)を必ず確認するようにしないとトラブルになってしまうといった声もセールスマンから上がっているようだ。
現状では“注文して納車を待っている間に改良などの変更があっても、そのまま改良後モデルに変更して購入します”というような、一般的には“念書”と呼んでいい書面を受注時に交わすケースが多くなっているが、この書面自体に法的拘束力はなく、トラブル回避の抑止効果しかないのが現状。そのため、改良時期から逆算してバックオーダー消化に必要な長い期間をオーダーストップとするケースが今後は多くなっていくことになるだろうが、販売現場ではすでに把握できないぐらい状況は複雑化してきているようである。
販売現場ではすでに次期型プリウス(正式発売スケジュールなどは当然未定だが、2022年末もしくは2023年の年明け早々にはデビューするのではないかと想定されている)の購入意思確認を進めているとも聞いている(正式発注はかけられないが、納車の優先順位を確保するためでもあるようだ)。新車購入の現状は長期戦がやむをえなくなっているが、納期遅延が長期化していくなかで、モデル改良時期というものが今後は事態をより複雑化させていくことは間違いないようだ。
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みんなのコメント
モデルチェンジ情報はディーラーは把握しとるよ。
正確なモデルチェンジ情報がないのはカートップだけでは?
とか大発表会ばかりやって煽るからね。
企業としてどうなのよ? 無在庫販売。
供託金だけ集めてクルマは渡さないトヨタ商事商法ってか