■改良新型「Tロック」ベースの最強クーペSUV
独フォルクスワーゲン(VW)は2022年1月13日、欧州市場にてコンパクトクーペSUV「T-Roc(Tロック)」のフラッグシップバージョン、「T-Roc R(TロックR)」を発売しました。
【画像】2022年中にも日本上陸!? 最強のコンパクトSUV VW「TロックR」を画像で見る(18枚)
Tロックは2017年8月に欧州で世界初公開されたコンパクトクーペSUVで、日本でも2020年7月から販売開始。手ごろなサイズ感とスタイリッシュなスタイリングで人気となり、2021年通年の外国メーカー車モデル別新車登録台数では7241台と、6位に入っています。
Tロックは2021年11月に欧州でマイナーチェンジ、改良新型に進化しています。この改良新型Tロックは2022年中に日本に導入予定です。
TロックRは、2019年に欧州で追加されて以来、VWのコンパクトSUVのフラッグシップモデルとなっています。今回欧州で発売されたTロックRは、改良新型Tロックをベースにしたスポーツモデルです。
改良新型TロックRは、300馬力・400Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボ「TSI」エンジンを搭載。最大トルクは2000rpmという低回転から発揮されます。トランスミッションは7速DSG(DCT)を組み合わせ、駆動方式は4MOTION(4WD)です。
これにより、0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は250km/h(リミッター作動)という優れたパフォーマンスを発揮します。
カスタムスポーツランニングギアとプログレッシブステアリングにより、非常に機敏なハンドリング特性が可能になります。新設計の多機能レザーステアリングホイール(パドルとタッチコントロール付き)にあるRボタンを使用すると、ドライビングモードの選択に直接アクセスでき、レースモードも利用できます。
外観デザインもR特有で、新設計のRスタイリング・フロントバンパーと印象的な垂直デイタイムランニングライトを備えた筋肉質なエクステリアが特徴的です。
IQ.LIGHTと呼ばれるLEDマトリックスヘッドライトはドイツで標準装備されており、濃い色のLEDテールライトクラスターと、黒いラジエーターグリルとトランクリッドのRロゴが、TロックRの独特の外観を強調しています。
ブレーキも強化され、ブレーキキャリパーはR特有のブルーで仕上げられています。また独特なサウンドを提供するアクラポビッチのチタンエキゾーストシステムもオプションで用意されます。
ドイツでの車両価格は4万8445ユーロ(日本円で約630万円。18%のVAT=付加価値税込)です。
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TロックRの日本での展開は未定ですが、2022年中に改良新型Tロックの導入が予定されており、その際にTロックRも同時に発表される可能性もあります。
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