■なぜシン・エヴァにスズキ「ジムニー」が登場?(軽微なネタバレを含みます)
公開前から常に注目を浴び、公開後は7日で219万4533人が劇場に足を運んだ「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。
TV版が放映開始された1995年から数えると、四半世紀をかけて壮大なストーリーが完結を迎えることになります。
【画像】SJ30型ジムニーがイカす! 取材協力したベースモデルを見る(11枚)
実際に鑑賞すると、ファンにとってはまさに集大成といえる素晴らしい作品に仕上がっていますが、劇中には庵野秀明監督やスタッフの思いの顕れともいえるさまざまなアイコンが登場します。
そのひとつが、スズキ「ジムニー」です。それがそんな役割をしているかは観るまでのお楽しみにしていただくとして、今回は作中に登場した二代目「ジムニー(SJ30型)」に触れてみたいと思います。
ジムニーは先日退任発表したばかりの鈴木修元会長が、ホープ自動車「ホープスター(ON型4WD)」の製造権を買い取り、このアイデアをベースに独自開発したモデルです。
初代LJ10型は1970年に発売されましたが、当初はジープを小型化したようなクルマです。
現在見ると、キュートなイメージもありますが、全体的にはミリタリーテイストが漂うモデルでした。
それを一新したのが、1981年に登場した2代目のSJ30型です。男性だけでなく、女性をも取り込むことを意識したデザインは、まさに自動車業界のエポックメイキングでした。
悪路走破性のみならず、舗装路での性能も両立させ、四輪駆動車に初めて快適性が付加されたのです。
SJ30型のコンセプトやデザインは、その後に登場するオフロード4WDに少なからぬ影響を与えました。大ヒットを記録した初代パジェロも、どこかSJ30型に似た香りがします。
TVへの露出が一気に増えたのも、このSJ30型からでした。金髪の外国人女性が、髪をなびかせながら砂漠を疾走するCMは、多くの人に強烈な印象を与えたことでしょう。
また特撮物のドラマに使われました。とくに「宇宙刑事ギャバン」の愛車として真っ赤なSJ30型が使われたことを、覚えている人も多いのではないでしょうか。
その後も多くのヒーローものに登場しており、そのオマージュもあって、今回の映画に登場させたのではないでしょうか。
■シン・エヴァにはジムニー専門ショップも協力?
「四駆=レジャーユース」というイメージの定着に成功したSJ30型。550cc2サイクルエンジンを搭載していましたが、輸出用には1リッター直列4気筒エンジンを載せたSJ40がありました。
そもそも2代目ジムニーは、当初から輸出を主眼としており、軽自動車版にも1リッター用の駆動系が流用されていました。その後、国内の要望もあって、SJ40もSJ30と日本で併売となります。
しかしちょうどその頃、国内で2サイクル軽自動車の事故が大きな問題となり、1984年にスズキ軽自動車初のEPI(電子制御燃料噴射装置)を使った550cc4サイクルエンジン搭載のJA71型を登場させます(SJ40は1.3リッターに排気量アップし、JA51型に)。
基本的にはSJ30型のデザインを踏襲していましたが、派手なグラフィックやグリルに埋め込まれたフォグランプ、パノラミックルーフという新しいボディバリエーションの追加などをおこない、さらに若年層や女性ユーザーに広く浸透していきました。
モデル末期はライトクロカン(SUV)の攻勢に押され、売り上げは低迷しましたが、希代の名車として今も多くのファンが存在します。
とくに、最終モデルであるJA12/22型は、ここ1年ほどの間に中古車価格が高騰し、ちょっとしたブームとなっているのもおもしろいトピックです。
ちなみに2代目のジムニーの意匠は、現行型のJB64/74型の内外装にも活かされており、往年のファンを喜ばせました。
一時はユーザーの価値観の変化でユーザーから遠ざけられた2代目ジムニーですが、まだ時代が一巡して、改めてその素晴らしさが再評価されています。
ちなみに、劇中ではSJ30型のリアルな走りが再現されていますが、これに協力したのは神奈川県にある某老舗ジムニーショップ。
2012年にスタッフが訪れて、同社会長が所有していたSJ30型を実際に走らせて、念入りに撮影していったのだとか。
それがどこのショップなのかは、作品のエンドロールを見るまで楽しみにしていてください。
なお劇中に登場するSJ30型ジムニーには、作品設定に合わせて、ある改造がされています。
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この記事書いた人は頭が弱いのか、「エヴァ×考察」ってタイトルにつければ閲覧数伸びるだろうという短絡的思考にとりつかれた3流ライターなのか、どっちかかな?