幕張メッセ(千葉県)で開催中の「東京オートサロン2019」は、国内最大級のカスタムカーイベントだ。1983年に始まり、年々規模を拡大して2019年の今年は過去最多の906台(主催者発表)が集結し、大盛況だった。
こうした背景もあり、国内外の完成車メーカーも東京オートサロンでの展示に力を入れている。なかでもマツダは、今年販売予定の新型車(海外仕様であるが)を展示し、来場者のクルマへの乗り込みもできるようにした。
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今回、展示された「MAZDA 3」(日本名:アクセラ)は、2018年11月に開かれたロサンジェルス自動車ショー(アメリカ)で発表され、大きな話題を呼んでいるコンパクトサイズのハッチバックとセダンだ。広報担当者が「ここからマツダの新時代がスタートする」とうたうように、あらゆる部分が新しくなっている。
派手なチューニングカーがあふれる東京オートサロン会場において、異質ともいえる凝縮感の高い、スポーティかつエレガントなスタイリングは、遠くからでもマツダの製品と知れる。近くに寄って見ると、ボディのラインや細部の処理が緻密で美しい。新しいマツダを予感させるデザインだ。
デザインとともに注目すべきはボディやエンジンだ。接着剤を効果的に使用し、操縦性と乗り心地をともに高めたボディ骨格や、「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)と呼ぶ燃焼方式を採用した新開発のガソリンエンジン「SKYACTIVE-X」の搭載など、新技術を満載する。
私は以前、これら新技術を搭載した試作車を、試乗した経験を持つ。そのときは操縦性と乗り心地に驚いた。ステアリングホイールを切ったときの反応の早さや不安のない車体の動き、さらに段差を越えたとき、しなやかにショックを吸収するなど、あらゆる場面で上質な走りを味わえたのだ。その記憶がまだ強く残っているとマツダの担当者に話すと、「それ以上によくなっているはずですよ」とのことであった。
マツダは2012年に登場した「CX-5」から、新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を搭載する新車を発表しつづけてきた。7年目を迎えた今年MAZDA 3を筆頭にさらに進化したモデルを発表するそうだ。「2019年は、“新商品元年”と位置づけています。第1弾が今回のMAZDA 3、そして第2弾はSUVモデルを計画しています」(広報担当者)という。
MAZDA 3が搭載する予定のエンジンは、1.5リッター、2.0リッター、2.5リッターの3つの直列4気筒ガソリンエンジンと、1.8リッターの直列4気筒ディーゼルエンジンだ。欧州など、地域によっては逆風ぎみのディーゼルエンジンであるが、マツダは次世代のディーゼルエンジンも開発中とのことで、「環境適合性を高めていき、ディーゼルエンジンのメリットを多くのユーザーに提供したい」と、話す。
MAZDA 3は日本やアメリカなど世界の主要市場で2019年に販売開始される予定だ。ボディ形状はセダンとハッチバック。なお日本名は、これまでの流れであれば「アクセラ」になりそうであるが、正式に決まってはいないとのこと(担当者も「現段階では発表できません」と、話す)。これから登場する日本仕様にも大いに期待したい。
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