デザインを一新しようと頑張った結果空回りしてしまったクルマたちがいる。例えばbBは1代目の四角いシンプルなデザインから、2代目になってまるで妖怪のようになってしまった……。そんな不気味なクルマたちを見ていこう!
※本稿は2023年6月のものです
文/清水草一、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年7月26日号
まるで妖怪……2代目bBは頑張りすぎて空回り? 怖くなってしまったB級デザインカーたち
■斬新と不気味が紙一重! 自動車デザインって難しい!!
2代目トヨタ bB。2005年登場。クルマ型ミュージックプレイヤーを自称したが、そんなことより妖怪風の顔が気になった
当たりさわりのないデザインが多かった国産にも、たまに突飛なB級デザインが登場する。「このままじゃいけない!」という思いが空回りした時、「なんだかコワイ!」と感じるデザインが生まれることもあるようだ。
その代表が2代目bBだ。シンプルな箱型だった初代から一転、うねりを利かせたデザインに変身。顔が妖怪に見えて怖かった。ポイントは、バンパーの上側にU字型のラインが走っていたこと。これが心霊写真のごとく顔の輪郭に見えたのである。
一方、ミラージュディンゴは、純粋なデザインの失敗によって、日本を代表するB級デザインとなった。個性的なツリ目のヘッドライトが低く構え、アリクイのように顔が尖って見える。サイドにはなぜかオーバーフェンダーが。
不評につき、後期型は超無難な顔に変更されたが、我々の心に残っているのは、前期のアリクイ顔だ。
タウンビーはあまりにも口がデカかった。X-90はあまりにもコンセプトが突飛だった。そして4代目プリウスは、ヘッドライトが無意味に複雑すぎた。斬新になるか不気味になるかは紙一重。今後もメーカーの挑戦は続く!
【番外コラム】ディンゴ発見の感動!!
東京都杉並区の住宅街でディンゴ前期型を発見! どこかの営業車だった模様
日本を代表するB級デザイン、ミラージュディンゴ(前期型)は、販売不振で現役時代からあまり見かけなかったが、絶版から20年を経た今は超絶レア。が、私は昨年(2022年)、路上で偶然遭遇した!
その感動をなんと言い表せばいいのか。心の中で「うおおおお~っ!!」と叫びつつ、まずオーナーの不在を確認。周囲を巡って、前から後ろからマジマジと眺め、慎重にスマホのシャッターを切った。
絶滅したと思われていた幻の珍獣が、まだ生きていた! これほどの感動はどんなカッコいいクルマを見ても味わえない。そう断言できる。ビバB級デザイン!!
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みんなのコメント
それが2代目になってダイハツメイドで曲線が気持ち悪いデザインになったから大コケしてのだ。
要するにナメてたのよね、若い連中なんて大してクルマに詳しくないだろ、中身なんてこの程度で良いだろ、的なね。
初代オーナーの不満と満足の声を丁寧に拾わないからこういうふざけた一台が出来た訳だ。