タイガー900シリーズが新型に
未舗装路も走破しつつロングライドを快適にこなすのが、「アドベンチャー」と呼ばれるデュアルパーパスモデルです。
【画像】トライアンフ『TIGER1200 RALLY PRO』の詳細を画像で見る(15枚)
トライアンフでは『TIGER SPORT 660』から、フラッグシップ『TIGER1200 GT』&『TIGER1200 RALLY』までの「TIGER(タイガー)」シリーズが相当します。
ミドルレンジに設定されるのが「TIGER 900」ファミリー。2024年式として日本に導入されるのは、フロント19インチでオンロード寄りの『タイガー900GT』、その上級グレードとなる『タイガー900GT PRO』、そしてフロントタイヤを21インチ化し、オフロード性能を高めた『タイガー900 RALLY PRO』となります。
新設計のLEDヘッドライトは従来型より27%軽量化され、デイタイムランニングライト(DRL)が組み込まれ、精悍な顔つきに。
コンチネンタル製の慣性計測ユニット(IMU)がロール、ピッチ、ヨー、加速度を計測してリーンアングルを算出し、コーナリングABSやトラクションコントロールを最適に制御。急ブレーキの際に自動的にハザードランプが点滅し、後続車に急制動を知らせる緊急減速警告システムも新型では搭載しました。
ラリープロならオフも強い!
トライアンフモーターサイクルズジャパンが開いたメディア向け試乗会ではオフロードコースも用意され、『タイガー900 RALLY PRO』で走ることができました。
前後サスペンションはGT/PROではマルゾッキ製で、ホイールトラベルはフロント180mm/リヤ170mmとしていますが、RALLY PROではSHOWAとなり、トラベル量をフロント240mm/リヤ230mmに伸ばしています。
身長175cm、体重66kgの筆者がまたがると、地面におろした足は写真のようにカカトが浮きます。シート高は860/880mmで調整ができ、低い状態で乗ります。
シートも新作で、よりアグレッシブに動けるよう座面はフラットな形状。PROモデルにはシートヒーターが装備され、冬季も快適に走行することができます。
なお、ローシートもオプションに設定され、GTモデルではシート高を800mmまで下げることが可能です。
ラバーマウントのハンドルバーは15mmライダー寄りにセットされ、着座時はもちろんスタンディングでもコンパクトな乗車姿勢となり、操作しやすくなりました。
車体重量は228kg。押し引きした感じではボディは大柄な印象でしたが、動き出せば軽快ですぐに「行けるぞ」という気になるのでした。
前後サスペンションがスムーズに動きつつ、しっかりと踏ん張り、重心が低く安定していることからそう思えるのです。
トラクションに優れるTプレーンクランク
エンジンは低速から立ち上がりにパンチがあり、高回転域も気持ちよく伸び上がります。1-3-2の不等間隔爆発となるTプレーンクランクを採用した並列3気筒は、横から見たときクランクピンの位置が「T」型になることからトライアンフではこう呼びますが、ダートでも路面をつかみやすく、アクセルを開けた分だけオフロードも力強く着実に突き進みます。
サウンドに荒々しさがあり、マフラーは独特の排気音を奏でます。2024年式では13PSアップし、最高出力が108PSに。最大トルクも87→90Nmに向上しつつ、燃費性能を9%改善しました。レスポンスに優れ、どの回転域からもついてくるトルクを発揮し、扱いやすさもあります。
シフトアシストシステムはアップ&ダウンに対応し、クラッチ操作なしでギヤチェンジができます。シームレスな加速とスムーズな減速を実現し、ハードな走りに対応すると同時に疲労も軽減してくれるのでした。
旅の相棒として最適
20リットルの容量を確保した燃料タンクは、ライダーとのフィット性を考慮し入念に設計されたもの。スクリーンは50mmの範囲で5段階に可動し、高速巡航時に重要なウインドプロテクションも高い次元なのが走行すればよくわかります。
ナックルガードを備えるほか、タンクやシュラウドが張り出して下半身にも風が当たりません。今回の試乗は短時間でしたが、乗り心地が良く長距離も快適なのは間違いありません。
『タイガー900 RALLY PRO』は「もっと遠くへ」と、ライダーをロングツーリングに誘ってくれる頼もしい相棒に、時間が経たなくともすぐになってくれるのでした。
トライアンフ「タイガー900 RALLY PRO」の価格(税込)は、197万5000円です。
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