2024年9月4日、日産は新型パトロールをアラブ首長国連邦で世界初公開した。初代が誕生して70年以上経つ伝統のモデルは、耐久性や信頼性に加え、悪路走破性の良さから今ではグローバルに展開されている。そんなパトロールを基に作られ、北米市場向けとして発表されたのが新型アルマダだ。
9速ATと組み合わせることで、最大8500ポンドの牽引能力を発揮
新型アルマダは先に発表された新型パトロールと基本部分は同じ。ともに厳しい耐久テストをクリアし、安全性や信頼性、走破性と高い基準を満たしたモデルだが、展開する市場が異なることから差別化が図られている。パトロールは主に中東をメインのターゲットにしており、今回発表されたアルマダは北米市場に向けて展開される。
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エンジンは3.5リッターV型6気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。ハイブリッドやEVを除けば同クラス標準で最高の馬力を誇る。9速オートマチックトランスミッションと組み合わせることで、最大8500ポンドの牽引能力を発揮する。
ボディサイズがさらに大きくなり、力強いデザインに加え、車高も高くなったことで「北米向け」であることがわかる外観となっている。
フルワイドLEDテールライトや22インチホイールが走りへの貢献のみならず、堅牢で頑丈なSUVの中にも洗練された印象を引き立たせる。オプションでツートンルーフもつけることが可能だ。
走りをグレードアップする「標準装備」が充実のPRO-4Xが目玉
新型アルマダは外見だけではなく、装備面でも充実。マッサージ機能付きフロントシートのほか、64色のアンビエントライティング、デュアル14.3インチスクリーン、そして12スピーカーのKlipsch® プレミアムオーディオシステムを搭載可能だ。
また、日産の高速道路用最先端ハンズオフ支援技術「ProPILOT Assist 2.1」搭載も大きな見どころ。Nissan Safety Shield® 360も全グレードに標準装備されており、安全性の向上も図られている。
先進のカメラ技術も搭載。3Dアラウンドビューモニター、フロントワイドビュー、インビジブルフードビューなどの最先端技術により、オフロードでの車両の位置確認や、ドライブスルーの狭いレーンのナビゲート、壁の向こう側までバーチャルに見通すことも可能だという。
第3列の後ろの荷室容量は24%増加し、第1列と第3列のレッグルームも拡張され、どんなシチュエーションにも対応できる利便性を誇る。
SV、SL、PRO-4X、プラチナム、プラチナムリザーブの5つのグレードが用意されており、全グレードが後輪駆動とインテリジェント4WDの選択が可能(PRO-4Xは標準で4WD)。
特に新設定されたオールテレーンタイヤ、アプローチアングルの増加、アンダーボディのスキッドプレート、電子ロッキングディファレンシャル、そしてアダプティブエアサスペンションを標準装備したPRO-4Xグレードが目玉となっている。
価格は未定だが、2024年末に発売することが今回の発表で明らかになった。
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