フォルクスワーゲンは7月2日、コンパクトカー『ポロ』のスペイン・ナバラ工場における生産を終了した、と発表した。
1984年3月20日に始まった生産は、40年以上にわたって続けられてきた。ポロの生産終了は、2026年に予定されている2つの電動モデルの導入に向けた工場の改装の一環。これらの新モデルは、シュコダとフォルクスワーゲンのブランドから登場し、『Tクロス』や『タイゴ』と共に生産される予定だ。
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ポロは完全に市場から消えるわけではない。その生産は南アフリカのカリエガに移され、引き続きヨーロッパ市場などに供給される。スペイン・ナバラ工場で製造された最後のポロは、1.0リットルTSiエンジンを搭載した95hpの「ライフ」仕様で、5速マニュアルトランスミッションと青色のボディを持ち、スペイン市場向けに出荷された。
生産子会社のフォルクスワーゲン・ナバラのマイケル・ホブシュ社長は、「6月1日に『ありがとうポロ。こんにちは、電動車』というスローガンのもと、オープンデーを開催した。ポロは過去と現在の堅固な基盤を与え、電動化への未来を自信を持って迎えることができる」と述べた。
また、「この40年間にわたり、フォルクスワーゲン・ナバラをブランド内外でのリファレンス工場にするために尽力してくれた多くの従業員に感謝したい」とも語った。
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