現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 今からでも市販化は遅くない!?「MR-S」ベースの4WDハイブリッドがGRMNから誕生していたら庶民の味方になっていたかも

ここから本文です

今からでも市販化は遅くない!?「MR-S」ベースの4WDハイブリッドがGRMNから誕生していたら庶民の味方になっていたかも

掲載 19
今からでも市販化は遅くない!?「MR-S」ベースの4WDハイブリッドがGRMNから誕生していたら庶民の味方になっていたかも

市販されなかったことが残念な1台

モーターショーなどで展示されるプロトタイプやコンセプトモデルは、のちに市販される予定の車両を先行して見せるものであったり、メーカーの未来を示したものであったり、はたまた完全なハリボテだったりと完成度はさまざま。それらの中には実際に走行可能な完成度を誇っていながらも、市販化されることなくそのままお蔵入りとなってしまった車種も数多く存在する。そんな幻のモデルの中でもぜひとも市販化してほしかった1台が「GRMNスポーツハイブリッドコンセプトII」だろう。

トヨタ「iQ」にワイドボディのGAZOO Racingモデルがあった! スーパーチャージャーに6速MTの硬派モデルとは

MR-Sをベースに3.5L V6エンジンを搭載していた

このモデルは「II」とあるように、同名のコンセプトモデルのバージョンアップ版であり、元祖は2010年に開催された東京オートサロンで発表されたものとなる。

元祖モデルはベースとなったトヨタ「MR-S」の面影を色濃く残したスタイルとなっていたが、2011年6月にニュルブルクリンク24時間耐久レースで公開されたIIは、専用デザインのボディをまとった完成度の高いものに進化していた。

ベースとなったのは引き続きMR-Sだったが、ミッドシップにマウントされるエンジンは2GR-FXE型のV6 3.5Lエンジンで、フロントをモーター駆動する4WDスポーツハイブリッドシステムを搭載し、システム出力は220kWを誇る。

これにより、ミッドシップレイアウトによる回頭性の高さと、フロントも駆動することでの安定性を兼ね備えたマシンに仕上がっていた。

庶民でも手の届くスーパースポーツになる可能性があった

ボディサイズもベース車よりも大型化され、全長4350mm×全幅1890mm×全高1200mmとグラマラスになっていた。装着される19インチタイヤはフロントが225、リアが255サイズである。大型化されたボディとエンジン、そしてハイブリッドシステムを搭載したことで、ベース車よりも車両重量はかさんでいるが、目標重量は1500kg以下とアナウンスされている。実際に市販化されていればかなりのポテンシャルを持った1台に仕上がっていたことは想像に難くない。

2010年に登場した「I」の時点でメディア試乗会を実施するなど、全開走行可能な仕上がりを誇っていただけに、市販化も確実と言われていた。だが、結局現在まで市販化はされず、ミッドシップレイアウトのAWDスポーツモデルもリリースされていない。

MR-Sのプラットフォームを使用していることで価格もそこまで高額にならないことも予測できた。庶民でも手の届くスーパースポーツになる可能性があった1台だけに、市販されなかったことは残念としか言いようがないのだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
くるまのニュース
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
カー・アンド・ドライバー
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
ベストカーWeb
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ベストカーWeb
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ベストカーWeb
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
ベストカーWeb
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ベストカーWeb
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web

みんなのコメント

19件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

207.9236.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.0300.0万円

中古車を検索
MR-Sの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

207.9236.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.0300.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村