メルセデス・ベンツEV専門ブランドから第二弾、コンセプトEQAを発表

メルセデス・ベンツはフランクフルトショーで新しい電気自動車のコンセプトカー「コンセプトEQA」を発表した。コンセプトEQAは、メルセデス・ベンツが新たに開設する電気自動車専門ブランド「EQ」の新作コンセプトで、2016年のパリサロンで披露されたSUV版の「ジェネレーションEQ」に続く第二弾となる。

ジェネレーションEQが比較的大柄な5ドアSUVであったのに対し、コンセプトEQAは全長4285mm×全幅1810mm×全高1428 mmのコンパクトカーとして設計されている。デザインはAクラスのEV版といった雰囲気の現実的なフォルムで、それにスパイラル状の照射ユニットを持つレーザーファイバー式ライトや3Dグリルといった光の演出により先進性を打ち出している。

パワーユニットは2つのモーターを搭載し、システム全体で最高出力200kW（272ps）、最大トルク500Nmを発生。常時4輪を駆動するAWDシステムがダイナミックな走りを実現する。0-100km/h加速は約5秒。ドライブモードを「Sport」または「Sport Plus」に選択すると前後のトルク配分量が変化し、回頭性の異なる走りを楽しめるとのこと。このあたりはEVアーキテクチャーならではの新しい試みといえ、実用化への期待が高まる。

バッテリー容量はいくつかのオプションがあり、航続可能距離はおよそ400kmを達成するという。充電は一般充電、急速充電に対応し、急速充電の場合は10分ほどで100km走るのに十分な電力を蓄えられるという。