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英国EV販売 7月に過去最高を記録 補助金廃止のPHEVは苦戦

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英国EV販売 7月に過去最高を記録 補助金廃止のPHEVは苦戦

ディーゼルは28か月連続で減少

電気自動車の需要が急激に増えている。7月には英国で過去最大の市場シェアを記録した。その一方で、ディーゼルやプラグインハイブリッドの販売は減り続けている。

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SMMT(英国自動車製造業者および貿易業者協会)によると、7月に英国で販売された新車の台数は15万7198台。昨年同月と比べると4.1%減少しており、2012年7月以来、最も少なかった。

政治と経済の不確定な状況が続いていること、そして燃料をめぐる政府の将来的な方針が不透明であることが、5か月連続で新車販売台数が減少している主な要因であると、SMMTでは見ている。

ディーゼル車の登録台数は4万651台と、前年同月比22.1%の減少。これで28か月連続で減り続けている。これに対し、ガソリン車の登録台数は2.6%の増加が見られた。

注目すべき点は、個人向けの販売が前年同月比2.0%の減少であるのに対し、フリート販売は4.7%減、企業向け販売は22.5%も減少していることだ。

EVは過去最高 PHEVは苦戦

バッテリー駆動の電気自動車は7月に2271台が販売された。前年同月の880台と比較すると158.1%もの増加だ。英国で販売された新車の合計に占める割合は、1.4%と過去最高を記録した。これによって、2019年の現在までに英国で販売されたEVの台数は合計1万4246台となり、市場の1%を占める。

対照的にプラグインハイブリッドは、政府の税策が変更になり、補助金が廃止されてしまったことで、引き続き打撃を受けている。7月に販売されたPHEVは1764台と、前年同月と比べると49.6%も減少した。一方でハイブリッド車は7月に7758台が売れ、34.2%も増加した。

SMMTのマイク・ハウズCEOは、EVの販売増加について「元気づけられる」と表現し、次のように述べている。

「自動車メーカーがこれらの新技術に長年にわたる投資を続けてきたお陰で、電気自動車はこれまでよりはるかに多くの台数が販売されるようになっています。しかしながら、英国が環境目標を達成するためには、政府は国民がこれに取り組める適切な状況をつくる必要があります。つまり、長期的な補助金やインフラに対する投資などが欠かせないということです」

英国で7月に最も多く売れた車種は、またしてもフォード・フィエスタの5646台だった。フォルクスワーゲン・ゴルフの4288台がこれに続く。3位以下は、日産キャッシュカイ(4047台)、フォード・フォーカス(3863台)、メルセデス・ベンツAクラス(3702台)となっている。

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