■「CR-V」2年ぶりに復活 特徴は?
ホンダは2024年夏に新型燃料電池SUV「CR-V e:FCEV」を発売します。
CR-Vとしては約2年ぶりに復活しますが、どのようなモデルなのでしょうか。
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CR-Vは1995年に登場したミディアムSUVです。米国や中国などで支持され、ホンダのラインナップにおいてはグローバルモデルとして位置しています。
日本では5代目モデルが2022年8月をもって生産終了後、12月に販売を終えましたが、2022年9月に6代目が発表され、海外専用モデルとなっています。
そして、新型CR-V e:FCEVはこの6代目をベースに燃料電池ユニットを搭載したモデルで、国内では約2年ぶりに復活を果たすことになりました。
この燃料電池ユニットは、米国GM(ゼネラルモーターズ)社と共同開発したもので、短い水素充てんで長い航続距離を持つFCEVと、家庭で普通充電出来るプラグイン機能や給電機能といったEVの特徴をそれぞれ組み合わせるものだと言います。
これにより、通勤や買い物などの近距離走行ではEVとして使用することで使い勝手を確保しつつ、休日の長距離走行では航続距離が長いFCEVとして使うことができます。
また、燃料電池システムとフロントのモータードライブユニットを一体化して搭載することで、CR-Vが持つ高いダイナミック性能と一体感のあるハンドリングを実現。
振動・騒音では従来のFCEVモデル「クラリティ FUEL CELL」よりも低減し、衝突安全性の向上にも寄与するとしています。
北米仕様で公開されている最高出力は174馬力・最大トルク229lb.-ftですが、日本仕様の諸元についてはまだ明らかにされていません。
デザインは6代目CR-Vの持つ上質さやタフさをベースとしており、フロントで六角形状の大型フロントグリルや力強い水平方向のベルトラインが存在感を感じさせる一方、ボンネットやグリル、フロントバンパー、フェンダーなどを専用デザインに変更。
「クリーン」「タフ」「アイコニック」をキーワードとしたFCEVらしい知的な佇まいと力強さを表現しました。
リアは専用クリアテールランプに加え、ライセンスガーニッシュやフェンダーガーニッシュ、サイドシルガーニッシュなどを専用デザインとし、環境にやさしくクリーンなイメージを高めました。
ボディサイズは全長4805mm×全幅1865mm×全高1690mm、ホイールベース2700mmです。
インテリアは水平基調のインパネに、エアコン吹出口と一体化させたパンチングメタル加飾を採用した点は通常モデルと共通ですが、シフトはボタン式とし操作性と先進感を向上。シート素材にはバイオ合皮を採用するなど、上質さと環境性能を両立しています。
ラゲッジルームには、水素タンクの搭載によりリアシート後部には大きな出っ張りが発生していますが、この水素タンクの構造を逆手に取り、フレキシブルボードを装着することで、スペースを2段に分け、効率よく荷物を積載できるようになっています。
先進運転機能では最新の「ホンダ センシング」を採用し、渋滞アシストや前後方誤発進抑制機能、路外逸脱抑制機能、後退出庫サポートなどを搭載しています。
さらに、コネクテッド機能「ホンダ コネクト」にも対応し、エアコン操作や充電などの設定、緊急サポートや駐車位置の確認が行えます。
※ ※ ※
新型CR-V e:FCEVの国内での正式発表・発売は2024年夏を予定しており、価格などの情報は追ってアナウンスされると見られます。
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みんなのコメント
庶民の買える価格では無いだろ