かつてルノーF1チームを率いたシリル・アビテブールは、今のアルピーヌにはルイス・ハミルトン(メルセデス)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のような、チームを引っ張るエースドライバーが足りないと語った。
アルピーヌF1チームは、先日のベルギーGP期間中にチーム代表を務めてきたオットマー・サフナウアーとの契約を終了。これに伴いアラン・パルメインやパット・フライといった長年同チームを支えてきた重鎮のメンバーも解任された。
■元ルノーF1のアビテブール、首脳陣大量解任で激震のアルピーヌにコメント「100戦でチャンピオンを目指すという計画がそもそも理解できなかった」
アルピーヌには今後、新体制を固めるという難題に直面することになるが、アルピーヌの前身であるルノーを2021年まで率いたアビテブールは、チームには明確なナンバーワン・ドライバーが必要だと考えているという。
現在はヒョンデのWRCチーム代表を務めているアビテブールは、放送ネットワーク『France Info(フランス・アンフォ)』のインタビューに応じ、アルピーヌはメルセデスにおけるハミルトンや、レッドブルにおけるセバスチャン・ベッテルやフェルスタッペンといったドライバーからインスピレーションを得る必要があると語った。
彼は現在のアルピーヌのドライバー、エステバン・オコンとピエール・ガスリーについて「ふたりは多すぎる」と語った。
「目を閉じてメルセデスについて考えれば、ルイス・ハミルトンが思い浮かぶだろう。ニコ・ロズベルグも並外れたことをやってのけたけどね」
「レッドブルといえば、セバスチャン・ベッテルを中心とした最初の黄金期を思い浮かべるだろう。そしてマックス・フェルスタッペンを中心とした第2黄金期だ」
「チームボスのようなドライバーが必要なんだ。その個の力は根本的なモノなんだ」
「今のところ、全車が同じラップでフィニッシュしており、グリッドの競争は非常に激しい。しばらくすれば、全員がほぼ同じ土俵で戦えるようになるだろう。その時に違いを生むのは野心と決意だ」
アビテブールは、現在のチーム体制の激動とリーダーの不在は”チームの精神と文化”を危険にさらすことになると付け加えた。
「変化する要素はすべて、チームの精神と文化を危険にさらす可能性がある。特にアルピーヌに欠けているのは、このふたつの側面だ」
「投資もリソースも、グループの野心も、アルピーヌ・ブランドによる企業戦略もチームには揃っている。すべてを持っているチームには、殻を破る何かが、それを主導する誰かが必要になる」
「1000人を束ねることができる個の力は、大きな団結力を生むんだ」
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