■既成概念にとらわれない、ハイパワーすぎるSUVたち
SUVがオフロードのみで強みを発揮したのは昔の話です。世界的にSUVの人気が高まるにつれ、さまざまなユーザーが買い求めるようになり、メーカーもSUVの多様化を進めてきました。
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そうしたなか、これまでの既成概念にとらわれないSUVが続々と発売されています。そのなかのひとつがハイパワーなモデルで、スーパーカーも顔負けの高性能モデルも存在。
そこで、とくにハイパワーなSUVを5車種ピックアップして紹介します。
●BMW「X5 M コンペティション」
4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、625馬力を発揮するBMW「X5 M Competition」。このエンジンは現在BMWが量産するなかではもっともパワフルなユニットで、走行性能も凄まじく、車重2.4トンのヘビー級ながら0-100km/h発進加速は3.8秒を誇ります。
BMWは「SUV」という表現を嫌い、X5 M コンペティションについてもSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)という表現を用いており、その名称が示すとおり、アクティブさ、そしてダイナミックさを強調。
ボディサイズは全長4995mm×全幅2015mm×全高1770mmと堂々たるもので、巨大なキドニーグリルを持つフロントフェイスに、リアは左右4本出しのマフラーが装着され、前後とも威圧感のあるビジュアルです。
ベースとなる「X5」と比較してエアロパーツや大径ホイールが装着され、ホイールはフロント21インチ、リア22インチと前後異径サイズを採用。スーパーカーではさほど珍しくはない仕様ではありますが、SUVだとあまり例を見ません。
価格(消費税込、以下同様)は1859万円です。
●ランボルギーニ「ウルス」
スーパーカーメーカーとして知られるランボルギーニが送り出すSUV、それが「ウルス」です。
ランボルギーニはかつて「LM002」というプレミアムなオフローダーを販売していましたが、ウルスはそのコンセプトを引き継ぎ、高級スポーツカーとしてオンロードでの走行性能を高めたことが特徴となっています。
ランボルギーニはウルスについて「スーパー・スポーツ・ユーティリティ・ビークル」、つまりSSUVと呼んでおり、スーパーカーメーカーらしく「スーパー」を強調しているのが興味深いところです。
搭載されるエンジンは4リッターV型8気筒ツインターボで、最高出力は650馬力を発揮、0-100km/h加速は3.6秒、最高速は305km/hというパフォーマンスは、完全にスーパーカーの領域に突入しています。
ランボルギーニによるとウルスのデザインの特徴は、横から見たとき、ボディとキャビンの比率を「アヴェンタドール」や「ウラカン」と同様に設定することで、スーパーカー的な印象を演出したところにあります。
加えて、ルーフやリアウインドウはクーペを連想させるべく緩やかな傾斜が与えられ、SUVというよりは背の高いスーパーカーだと捉えたほうがいいかもしれません。
ボディサイズは全長5112mm×全幅2016mm×全高1638mm。価格は、3068万1070円に設定され、こちらも「スーパー」です。
●ベントレー「ベンテイガ」
2016年にベントレーが初のSUVとして発売したのが「ベンテイガ」です。ただしベントレーはランボルギーニとは逆に「SUV」という表現を嫌っていて、「SUVではない。ベントレーだ」というキャッチコピーを採用しています。
ベンテイガがほかのハイパワーSUVと異なるのは、同社の「フライングスパー」「コンチネンタルGT」同様にラグジュアリーカーであり、ハイパワーでありながらも高級さや快適さを標榜していること。
2020年8月にフェイスリフトを受け、新しい内外装を持つ新型ベンテイガに切り替わりました。搭載されるエンジンは4リッターV型8気筒ツインターボエンジンで、最高出力550馬力を誇ります。
ただし本国では、635馬力を発揮する6リッターW型12気筒エンジンを搭載する「ベンテイガ スピード」も発表されました。こちらの最高速は306km/hを達成し、ウルスの305km/hを1km/hだけ上まわり、現在のところ世界最速のSUVとなっています。
ベンテイガのボディサイズは全長5140mm×全幅1998mm×全高1742mm。価格は2142万8000円です。
■アメリカンスピリット満載の超絶ハイパワーなSUVとは
●ジープ「グランドチェロキー トラックホーク」
ジープブランドを有するFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は、これまで高性能モデルの「SRT」シリーズを手掛けてきました。
そのエンジニアたちが、「グランドチェロキー」の性能を極限まで追求し、誕生したモデルが「グランドチェロキー トラックホーク」です。
エンジンはスーパーチャージャーで加給された6.2リッターV型8気筒OHVエンジンを搭載し、最高出力はなんと710馬力を発揮。
それだけのパワーを受け止めるために足まわりが強化され、ホイールは20インチサイズ、サスペンションにはビルシュタイン製ダンパーを採用し、ブレーキシステムにはブレンボ製が与えられています。
「トラック」とは競技場、つまりサーキットを表し、その名のとおり内装もレースにインスパイアされており、大きくサイドサポートが張り出したスポーツシートが装着されるなど、従来のジープのイメージはありません。
全長4890mm×全幅1980mm×全高1800mmという堂々たる体躯を持ち、価格は1356万円です。
●レクサス「LX570」
今回紹介するなかでは唯一の日本車となるレクサス「LX570」。「ランドクルーザー200」譲りのタフさに加え、レクサスならではのクラフトマンシップによる上質な内装をあわせ持つことが特徴です。
レクサスのSUVラインアップ中ではフラッグシップとして君臨しており、価格は1135万円に設定されています。
LX570に搭載されるエンジンは5.7リッターV型8気筒で、最高出力は377馬力を発揮。ほかのモデルと比較するとパワーが低めなのは自然吸気だからですが、2000回転から最大トルクの約90%を発生させ、アクセルに対するエンジンの反応もリニアで、扱いやすい仕様となっています。
レクサスによれば「絹のように滑らかな回転と、心地よい静粛性を実現した」とのことで、これはブランドの性格によくマッチしているといえるでしょう。
全長は5080mm×全幅1980mm×全高1910mmというサイズは国産乗用車最大級で、8人乗り3列シート仕様も設定されています。
※ ※ ※
ハイパワーなSUVを5台紹介しましたが、果たしてこれほどのパワーが必要なのかという疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
少なくとも日本の道では、これほどのパワーを発揮できる場所はありません。
どれもプレミアムなモデルばかりですから、価格も凄いことになっており、これらのモデルを買える人は間違いなく富裕層です。
そうした人たちにとって、斬新な見た目や豪華絢爛な内装だけでなく、スペックも重要ということなのでしょう。
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