免除返納後も「移動する喜び」を提供
glafit株式会社は、四輪型の特定小型原付のプロトタイプをメディア向けに公開しました。
【画像】glafitが開発する四輪型特定小型原付プロトタイプを画像で見る(14枚)
2024年7月より実証実験が開始されるglafitの四輪型特定小型原付は、2023年から新設され、16歳以上免許不要で乗れる特定小型原付区分の電動モビリティです。
Glafitによると近年問題として取り上げられている買い物難民(生活必需品などの買い物が困難な状況に置かれている人)の背景には地方の過疎地域などにおける店舗数の減少や公共交通機関の編翔、住民の高齢化などが挙げられているといいます。
また、これまでは免許のいらない移動手段としては、ほぼ自転車に限られる状態でしたが、同モデルはそうした状況を打破すべく新しいアプローチで開発が進められています。
四輪型の特定小型原付について、glafitの代表取締役CEO、鳴海禎造さんは次のように話します。
■glafit代表取締役CEO 鳴海禎造さん
「日本の高齢者(65歳以上)の人口は、令和元年に3589万人、総人口の28.4%に達し、令和18年には3人に1人が高齢者になると推移されていますが、昨今の高齢者の交通事故問題を考えると、早めの免許返納は対応策としてはよいと思われます。
しかし、免許変更後の移動手段に不安を抱える方も少なくはないのが現実でしょうし、地域によっては死活問題にもなりかねません。
私共の提案する四輪型の特定小型原付は、長らくアップデートされていなかったシニアカーのアップデート版として、免許返納前から乗り慣れていただき、免許返納後の移動への不安解消につながればと考えています。
私自身、75歳の両親とくらしているからこそ見える移動課題の解決、歳をとっても移動を諦めず、移動することの喜びや楽しみをこの四輪型特定小型原付で提供していきたいと思います。
なお、同モデルは決して高齢者のみにむけた製品ではありませんので、幅広い層の方々に触れて、乗っていただき、ご意見を頂戴することで開発に活かして参りたいと思っております」。
※ ※ ※
7月7日に和歌山城・西の丸広場から開催予定の実証実験に加え、2025年4月から開催される大阪万博への出展も目指すというglafitの四輪型特定小型原付が、今後のパーソナルモビリティの世界にどのような活路を与えてくれるのか期待が高まります。
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みんなのコメント
相手のお年寄りは保険にも入っておらず、結局は私の健康保険を使い病院へ通い治療しましたが、私が救急車で運ばれたにもかかわらずボケていたのか、その後一切連絡も取れずに泣き寝入りでした。
シニアカーは保険に入る義務付けが必要だと思いますし、ちゃんと事故扱いすることも必要だと思います。
それと、むき出しのタイヤは危険だど思いますので、バンパーの取付も必要ではないでしょうか?