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MINIまとめ MINIは何故これほどまでに人気なのか?

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MINIまとめ MINIは何故これほどまでに人気なのか?

2018年5月にハッチバックタイプのMINIがマイナーチェンジを受けたが、これまでのモデル展開を振り返ってみた。第3世代のMINIファミリーは、クラブマン(F54)、5ドア(F55)、3ドア(F56)、そして新たに追加されたコンバーチブル(F57)がラインアップされている。

さらにこの第3世代以外に、2011年に新登場した第2世代のマグナ・シュタイヤー社で生産される5ドア・SUVのクロスオーバー(R60)、2013年登場の3ドア・クロスオーバーのペースマン(R61)も継続販売されており、現状で6車種が展開されている。

【繁浩太郎の言いたい放題】BMW MINI試乗記 MINIブランドの本質は際立った、他にはない良さだ

この多彩な車種展開はプレミアム・コンパクト・カテゴリーの中で他社の追随を許さないMINI独自の戦略だ。これは単なる商品企画ではなく、オールドMINIの遺産を生かしながら、MINIの世界を巧みに拡大させるための戦略だといえる。

この戦略は成功しており、特に日本では2009年~2015年の7年間で200%という伸びを示していて、日本は世界的に見てもMINIファンの多いマーケットと言える。特に、新たな顧客層を取り込むことに成功しているのだ。

MINIはデザインにも徹底的なこだわりを見せる。そのデザインはオールドMINIのデザイン・ディテールを重視し、フルモデルチェンジをしても、できるだけエクステリアやインテリアに大きな変化を感じさせないようにしている点も他のクルマでは考えられないことだ。

またMINIの世界観を過剰といえるほど演出することにこだわり、新しさや機能性を強調するのではなく、徹底的にMINIらしさを訴求する手法に特徴がある。そのため、インテリアのパーツはすべて円か楕円で、スイッチ類は昔懐かしいトグルスイッチが並ぶ。


そしてトグル式のイグニッションスイッチは、心臓の鼓動を象徴して赤く点滅を繰り返す・・・といった具合に、機能性ではなく遊び心のある演出にまじめに取り組むところはMINIである証ともいえる。

MINIのユニークさはデザインやバリエーションの多さだけではない。2016年3月から「MINI YOURS(ミニ・ユアーズ)」と名付けられた多数のオプションのフルチョイスイス・オーダーシステムを採用している。これはMINIならではのブランド・コミュニケーションと位置付けられている。


職人による手作りの上質な装備品からMINIの定番のカラフルなアクセサリーパーツ類まで、購入時にすべて自由に組み合わせて注文でき、購入者オリジナルのデザイン・モデルを仕立て上げることができるようになっているのだ。



多彩なパーツの組み合わせは1万種類以上という膨大な種類となる。販売システムとしては技術的にはハードルの高いこうしたカスタマイズに対する取り組みもMINIブランドならではで、購入する顧客は大なり小なりこうしたアクセサリーに手を伸ばし、自分だけの1台に仕上げることを楽しんでいる。

現在のMINIシリーズの骨格は、3ドア/5ドア・モデルはUKL1プラットフォーム、クラブマン(F54)はBMW 2シリーズ・アクティブツアラーと共通のUKL2プラットフォームを採用している。UKLとはロアクラスを意味するドイツ語だ。いずれもFF/4WD用に対応するモジュラー設計を採用している。UKL1はイギリスのスインドン工場、ハムスホール工場、オックスフォード工場(塗装・組み立て)で製造され、UKL2はオーストリアのマグナ・シュタイヤー社が製造を担当している。



エンジンは、F54~F57型からはBMWの最新世代・モジュラーエンジンが採用されている。ONE用の1.2L・3気筒ターボ、クーパー用の1.5L・3気筒ターボ、クーパーD用の1.5Lディーゼル、クーパーS用の2.0L・4気筒ターボ、クーパーDS用の2.0Lディーゼル、そして最強モデルのジョンクーパーワークス用の2.0L・4気筒ターボがラインアップしている。

MINI 3・5ドア諸元表
MINI コンバーチブル諸元表

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