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新型SUV「アット3」詳細発表! 独自販売網&アフターサービス設定! 440万円からBYD本格EV上陸

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新型SUV「アット3」詳細発表! 独自販売網&アフターサービス設定! 440万円からBYD本格EV上陸

■中国BYDのミドルサイズSUVがついに展開開始!

 2023年12月5日、中国の自動車メーカー「BYD」の日本法人であるBYD Auto Japanは、ミドルサイズ電動SUV「ATTO3(アット3)」の日本価格を発表し、2023年1月31日より販売すると公表しました。

【画像】ついに日本展開開始へ! BYDの新型「ATTO3」を画像で見る(39枚)

 中国・深センに本社を構えるBYDは、乗用車のほかEVバスやEVトラックなどの商用車も含む新エネルギー車を世界70超の国と地域、400超の都市で展開する世界最大手の自動車メーカーのひとつです。現在では、世界70を超える国と地域に電気自動車を展開、特にBYDの乗用車は2021年、前年比220%増の約60万4000台のNEVを販売。さらに2022 年1~6月には前年同期比3倍超となる約64万台を販売し、NEV販売台数世界No.1となりました。

 BYDの日本法人として2005年に設立したBYDジャパンは、国内でEVバスやEVフォークリフトなどを中心に事業を展開し、国内EVバスシェアは約7割にのぼるなど、商用領域においてモビリティの電動化を推進しています。

 こうしたなか、日本政府が2035年までに国内新車販売で電動車100%を実現することを決定し、電動化が急務とされる一方で、2021年の日本におけるEV販売実績は約1%に留まっています。BYDジャパンが行った調査では、「車両価格の高さ」や「充電設備の不足」、「航続距離への不安」、「ラインナップの少なさ」などが電気自動車の購入のハードルとなっていることが分かりました。

 世界中で高い安全性と航続性能をもったさまざまなボディタイプのEVを手に届きやすい価格で展開してきたBYDは、日本においても「eモビリティを、みんなのものに。」をブランドパーパスとして掲げ、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、BYDのEVを日本の乗用車市場への参入を決定。

 BEV(バッテリーEV)3モデルを展開すると、2022年7月21日に発表しています。その内訳は、SUVの「ATTO3」、コンパクトカーの「dolphin(ドルフィン)」、セダンの「SEAL(シール)」です。

 なかでも今回詳細が発表されたのは、日本発売モデル第一弾となるATTO3。このクルマは、2022年2月より中国で展開され、すでにオーストラリアやタイなどアジアでも販売されており、2022年10月末までの累計販売台数は、14万3000台にも登ります。

今後は日本だけでなく欧州にも展開される予定で、Euro NCAPの安全評価で最高評価の5つ星を取得するなど高い安全性が裏付けられた世界戦略電動SUVです。

 ATTO3は、BYDが独自開発した最新型のリン酸鉄リチウムイオン電池「ブレードバッテリー」を搭載したEV専用プラットフォーム「e-Platform3.0」を採用し、58.56kWhのバッテリーを搭載、航続距離は485kmを誇ります。

 エクステリアは、流線的な躍動感あふれるデザイン。スポーティで精悍なフロントフェイスが特徴的です。

 インテリアでは、フィットネスジム×音楽をモチーフにデザインされており、トレッドミルに着想を得たセンターアームレスト、ハンドグリップを想起させるドアハンドルのほか。弦を弾くと音楽を奏でるドアトリムなど、ドライブが楽しくなる工夫がされています。

 パワートレインには、最高出力150kW(約203馬力)・最大トルク310Nmを発揮するモーターを搭載、前輪を駆動します。ボディサイズは全長4455mm×全幅1875mm×全高1615nmで、定員は5名です。

 新型ATTO3の価格は440万円(消費税込み)です。販売は2023年1月下旬以降を予定しています。

※ ※ ※

 BYDは、2025年末までに、日本各地に、100店舗以上の販売ネットワークを構築する予定です。まずは2023年1月下旬より、北海道から沖縄までの15の都道府県に22の開業準備室を順次オープンし、市場や商談ができるようになるといいます。

 日本展開最初のクルマとなる前述の「ATTO3」では、4年サブスク型リースプラン「BYDeフラット」も4万4000円/月で用意される予定です。

 また2022年12月1日より、MINT新宿マルイ(東京都)にて展示・試乗会も実施されます。残る2車種の展開も含め、今後のBYDの動向に注目です。

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みんなのコメント

4件
  • アッと驚く為五郎~
  • 脳内で「フィ」を勝手に付けた状態で記事を開いてしまった。
    いつかのアルファといい、紛らわしいブランド名が目につく。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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