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ホンダ新型「フィット」今秋登場! 初代から18年の歴史を振り返る!

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ホンダ新型「フィット」今秋登場! 初代から18年の歴史を振り返る!

 2001年、ホンダのコンパクトカー「ロゴ」の後継車として開発された初代「フィット」は、広々とした室内空間と低燃費性能から男女問わず人気を獲得し、2019年9月現在では3代目となっています。

 一貫してフィットらしいフォルムを残しつつ、常に進化を続けているホンダのコンパクトカーを代表するフィットの歴史を振り返えってみましょう。

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 初代フィットの発売は2001年で、デビュー時の月間販売台数は8000台を想定していましたが、燃費とデザインの良さ、センタータンクレイアウトの採用で獲得した広い室内が好評を受けて瞬く間に人気モデルになり、初月の受注台数は4万8000台と想定を大きく上回りました。

 発売当初は、1.3リッターエンジンのCVTミッションのみでしたが、2002年9月には1.5リッターエンジンに「ホンダマルチマチックS+7スピードモード」を搭載したモデルも追加されます。

 一度目のマイナーチェンジは2004年6月で、「あなたの自由にフィットする」のキャッチフレーズを掲げ、デザインや装備を刷新しただけではなく、「平成22年度燃費基準+5%」を達成。

 さらに、エアロバンパーやサイドステップが装備されたスポーティーグレードの「S」も追加され、FF車には5速MT仕様も登場しました。

 2005年12月に実施された2度目のマイナーチェンジのキャッチフレーズは「Big Performance」で、スポーティーグレードのディスクブレーキの大型化、リアディスクブレーキと15インチアルミホイールが標準装備へと変わります。

 キーレスシステムには「Hondaスマートキーシステム」が採用され、ボディーカラーには4色の新色が追加となりました。

 その後は高性能な装備が搭載された「1.3A特別仕様車」と「1.5A特別仕様車」が登場し、2代目フィットへと進化していきます。

 2代目フィットの登場は2007年10月で、月間販売目標を初代フィットの8000台を上回る1万2000台としたことから、ホンダのフィットに対する力の入れぐあいが伺えます。

 初代フィットから比べて、ボディーサイズが大きくなり、全幅は5ナンバーサイズ規格最大の1695mm。コンパクトながらも広々とした室内空間を実現しています。

 エンジンは1.3リッターモデルが1バルブ休止型VTECへ変更され、さらに低燃費となりました。1.5リッターモデルは高出力型VTECとなり、低速と高速を切り替える仕組みが採用され、発進から高速までの全域のパワーをカバーできるようになりました。

 また、初代フィット同様、CVTミッションに変化はないものの、クラッチ部が湿式多板クラッチからトルクコンバーターに改良。これによりシフト時のショックが軽減され、スムーズな走行が可能になりました。

 さらに、2010年のマイナーモデルチェンジでは本格なスポーツ仕様の「RS」を追加し、クラスでは日本初となる6速MTを設定。この「RS」グレードには初代シビックをイメージしたオレンジカラーの専用色も設定され、本革仕様のハンドルや専用シートの採用など、ターゲットを絞った特別なモデルとなっています。

 そしてもっとも大きな特徴として、ハイブリッド車が追加されたことが挙げられます。「人にフィットする」をキャッチフレーズに「Honda IMAシステム」を採用したフィットハイブリッドは、カタログ燃費で1リッターあたり30kmと、驚異的な数値を叩き出しました。

 人気に歯止めがかからない2代目フィットは、2013年3月時点で国内累計販売台数が200万台を突破し、ホンダとしての最速記録を樹立します。

 そして2012年8月には、自治体や企業向けに「フィットEV」のリース販売も開始し、1回の充電による走行距離225kmの実力は、当時の世界最高電費性能を達成していました。

■近未来的なデザインの3代目

 現行モデルの3代目フィットは、近未来的なデザインで2013年9月に販売を開始。日本のみならずグローバル市場の獲得を目標に、パワートレインや性能を刷新しました。

 2代目フィットよりも全長40mmから55mm、ホイールベースも30mm延長されているにも関わらず、5ナンバーサイズの規格範囲内に収まっています。

 パワートレインには「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」が導入され、エンジンはSOHCからDOHCへと変更。1.3リッターモデルにはアイドリングストップが採用され、カタログ燃費26km/Lを達成し、1.5リッターモデルは直噴エンジンを採用して出力を10%向上させることに成功しています。

 また、車内には防音材や遮音材を最大に使用し、静粛性能を大幅に向上。これにより走行時はもちろん、段差などのショックノイズの軽減にも繋がっています。

 2017年6月のマイナーモデルチェンジでは、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」を採用し、ガソリン車では「13G・F」を除くグレードで標準装備になりました。

 以降は、特別仕様車「COMFORT EDITION」やコンプリートカー「Modulo style」が次々と発売され、現在に至ります。

※ ※ ※

 2019年5月8日に、同社の八郷隆弘社長は次期型フィットについて、「今秋の東京モーターショーで世界初公開」する予定だと述べました。

 次期型フィットは、新開発の小型車向けの2モーターハイブリッドシステムを搭載するといわれいます。

 常に進化を続けてきたホンダを代表するコンパクトカーのフィットがどのような進化を遂げるのか、4代目の登場に期待が膨らみます。 現行モデルの3代目フィットは、近未来的なデザインで2013年9月に販売を開始。日本のみならずグローバル市場の獲得を目標に、パワートレインや性能を刷新しました。

 2代目フィットよりも全長40mmから55mm、ホイールベースも30mm延長されているにも関わらず、5ナンバーサイズの規格範囲内に収まっています。

 パワートレインには「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」が導入され、エンジンはSOHCからDOHCへと変更。1.3リッターモデルにはアイドリングストップが採用され、カタログ燃費26km/Lを達成し、1.5リッターモデルは直噴エンジンを採用して出力を10%向上させることに成功しています。

 また、車内には防音材や遮音材を最大に使用し、静粛性能を大幅に向上。これにより走行時はもちろん、段差などのショックノイズの軽減にも繋がっています。

 2017年6月のマイナーモデルチェンジでは、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」を採用し、ガソリン車では「13G・F」を除くグレードで標準装備になりました。

 以降は、特別仕様車「COMFORT EDITION」やコンプリートカー「Modulo style」が次々と発売され、現在に至ります。

※ ※ ※

 2019年5月8日に、同社の八郷隆弘社長は次期型フィットについて、「今秋の東京モーターショーで世界初公開」する予定だと述べました。

 次期型フィットは、新開発の小型車向けの2モーターハイブリッドシステムを搭載するといわれいます。

 常に進化を続けてきたホンダを代表するコンパクトカーのフィットがどのような進化を遂げるのか、4代目の登場に期待が膨らみます。

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