2023年7月3日、ルノー・ジャポンはコンパクトカー「トゥインゴ」の一部仕様変更と価格改定を行い、日本向けモデルの生産が2023年をもって終了することを明らかにした。そこで、トゥインゴの系譜を振り返りながら、後継モデルを探ってみたい。
一部仕様変更でアップル カープレイ対応のワイヤレスミラーリング機能を追加
トゥインゴは、ルノーのAセグメント コンパクトカーだ。その系譜は後述するとして、今回の一部仕様変更では、スマートフォン ミラーリング機能に、新たにアップル カープレイ対応のワイヤレスミラーリング機能を追加した。ボディカラーのバリエーションも変更し、ブルー ドラジェ(青)/ブラン クオーツM(白)/ルージュ フラムM(赤)/グリ リュネールM(グレー)の4色となった(Mはメタリック)。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
また、今回の仕様変更や、原材料費や物流費等の高騰にともない、車両価格を変更している。メタリック特別塗装価格(4万1000円)は、変わらない。グレードと車両価格は、以下のとおりだ。
トゥインゴ インテンス EDC:259万円
トゥインゴ インテンス キャンバストップ EDC:274万円
トゥインゴ インテンス MT:250万円
(EDCは6速DCT、MTは5速MT)
なお、トゥインゴの日本向けモデルは2023年をもって生産を終了することが併せて発表された。
では、トゥインゴとはどんなクルマだったのか、簡単に振り返ってみよう。
トゥインゴって、どんなクルマだった? 次期モデルは?
初代のトゥインゴは1993年に発売された。コンパクトカーとしては初めてモノフォルムのボディを採用した、エポックメーキングなモデルとして注目を集めた。
ユニークなエクステリア デザインにポップなインテリアが人気を集めただけでなく、コンパクトなボディからは想像できない広い室内空間、スライドして折りたためるリアシートなど、機能面や走行性能も高い評価を受け、14年間もモデルチェンジされないロングセラーとなった。日本でも1995年から導入されている。
2代目のトゥインゴは2007年に発表された。初代のコンセプトを継承しつつも、時代に求められる多彩なニーズに対応する機能や装備を備えたモデルとなった。GTモデルやRS(ルノースポール)モデルなどもラインナップされ、可愛さや実用性だけでなく、刺激的な走りを楽しむことができたのも特徴だった。
そして2014年に発表された現行型の3代目は、初代トゥインゴや5(サンク)のデザインエッセンスを取り入れたスタイルとなった。メルセデス・ベンツとの提携で、スマート フォーフォーとメカニズムを共用する姉妹車となり、駆動方式はRR(リアエンジン リアドライブ)を採用した。
スマート フォーフォーは2021年に生産終了しており、トゥインゴも欧州仕様は電気自動車の「トゥインゴ EZエレクトリック(日本未導入)」以外は既に生産が終了している。初代の登場から30年、日本に導入されてからも28年になるモデルが日本の市場からフェードアウトするのは、ちょっと残念な話だ。
しかも、次期モデルは予定されておらず、2021年に発表された電気自動車のコンセプト「ルノー5プロトタイプ」の市販版が後継モデルとなる予定だ。いずれにしても、現行型のトゥインゴを新車で手に入れたい人は、お早めに!
[ アルバム : ルノー トゥインゴ はオリジナルサイトでご覧ください ]
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
車に表示される「亀マーク」の“意味”に「分からなかった…」 の声も! 謎の「青いイカ」に「コーヒー」も!? 多すぎるメーターの「警告灯」何を示す?
まさかの「4列“10人乗り”SUV」!? 90馬力エンジン×MT設定のみ! アンダー270万円の「“既視感ありまくり”SUV」…斬新すぎインド車に反響も
トヨタが「パンダトレノ」復活!? 伝説の「AE86」完全再現した“特別モデル”が凄い! 最新「ハチロク」日米で登場した姿とは
最近の軽自動車は高すぎ……ヤリスは150万円で買える! 最廉価グレードがおすすめできるコンパクトカーはどれ!?
この時代にまだ「パクリカー」を堂々展示……ってある意味スゴイ! バンコクのモーターショーで見つけたもはや笑えるクルマたち
日本のショップ「RWB」が手掛けたポルシェ「911」の世界的な評価は? 予想より低い約1800万円でした
ズルい? ズルくない? 先頭で合流する「ファスナー合流」 “賛否両論”も実はNEXCO推奨!? 「渋滞解消」への画期的な合流方法とは
いまやその価値5億円!? バブル時代に人気絶頂だった“20世紀最高のスーパーカー” フェラーリ「F40」ってどんなクルマだった?
斬新デザインの[新型エクストレイル]爆誕!? ヘッドライトどこなの!? 日産本気のコンセプトカー4台イッキ見【北京ショー】
走行距離の短さを重視する人が減少傾向! 若者ほど気にせず欲しい車を選ぶ!?【中古車購入実態調査】
みんなのコメント
おそらく後継ぎは出ないと思う。